一人で挑戦
アロンさんに会ってから数日が過ぎ、自分は二重魔法を習得するためにエリカと稽古していた。動きながら二つの魔法を同時に持続的に使うのはなかなか難しい。
「今日はここまでにしましょう」
「え?まだ動けるけど」
エリカ打ち合っている時は自分がぶっ倒れるまではずっと稽古をしているのに今回は疲れ切る前に切り上げると言ったのだ。
「私とばかりやっていたら変な癖がつきますからな。昼を食べた後にダンジョンに行きましょう。あそこなら色んな魔物がいますからいい経験になります」
「そういうことなら了解だ」
昼を食べて準備を整える。訓練の方針はエリカに一任しているから何も疑う事はないそれにしても二つの事を同時に使うのは出来るようになったのだが常時使うのはなかなかできないない。空間能力も使いたい物が結構あるのだがこれではまだまだ先の話だな。
エリカにも今は使える物を極めてみるべきだと言われているし。エリカ曰く今自分が使える能力だけでも余裕で4階層は突破できるとの事だ。つまり使い方が悪いっと・・・先は長すぎるな。
休息をとり心身共に回復した自分達は早速ダンジョンに入って魔物と戦闘を始めていた。
「・・・」
「どうしたんだエリカ?何か問題でもあったか?」
「いえ、問題ありませんよ。さあ、先に進みましょう」
そう言ってくるエリカは、いつもの感じで戦っている自分の動きや県の使い方を指導しながら自分達は4階層まで着くことが出来た。
「・・・主様今回はここからは一人でこの階層を探索してみてください」
「あれ?今回は多様な魔物との実戦をするんじゃなかったけ?」
「そう思ったんですけど主様の成長が予想より順調ですからここからは一人で五層の階段を見つけて見つけたら空間魔法で帰ってきてください。何かあってもすぐにそうしてくださいね」
おお~、それって自分の成長が予想より上回ったってことだよな。エリカの予想を超えったって凄い事なんじゃないのか。ちゃっかり釘は刺されているが
「わかった!行ってくるよ!」
「はい、頑張ってくださいね」
自分はエリカと別れて洞窟の奥を進んでいく。今日は絶対に五層行きの階段を見つけてみせるぞ!
主を見送って私は、少し間を置いた後にさっきからついて来ている輩に声をかける。
「何か要でもあるのですか?隠れていないで出来てくれるととてもありがたいのですが」
主を先に向かわせたのはこの階層には敵がいないことさっき確認したからだ。洞窟内には他の冒険者はいる者の隠れ潜んでいる存在は発見しなかった。少しして隠れている人物は観念したのかそのまま出て来た。黒いローブを身に纏ったその男はヘラヘラと不愉快な笑みを浮かべて話しかけてくる。
「いや~失礼したね。あんたみたいな上玉はあまり見なくてね。見とれていたんだよ」
「戯言は結構。それで?さっきから貴方達は不愉快にも私の主に視線を向けていたのは分かってます」
そう、さっきから彼らが見ていたのは私ではなく主に向けて視線を向けられていた。視線には殺意がこもっている者がチラホラ見受けられた。相手側は私を何とか抜けて主のもとに行きたいのだろうがそんなことさせるわけがない。
「警告します。今すぐ全員がこのダンジョンから出て大人しくすると言うならば一度だけなら見逃しましょう」
「・・・従わないと言ったら」
剣を抜き宣言する。
「人殺しを商売にしている輩にに人権があると思いますか?」
「・・・吠えるなよこのアマが!!野郎どもこいつを殺さない程度にぶちのめせ!絶対に殺すんじゃねえぞ!」
リーダーらしき人の言葉から待機していた暗殺者が一斉に行動する。今の話からして私を欲しい誰かが主の暗殺でも頼んだのだろう事が伺える。自身のみは聖王国が奴隷として落とした後に誰にも分からないように隠蔽され奴隷として流された。聖王国から情報が洩れるとは思えないし会場にいた誰かの仕業なのだろうか?
後ろに回り込み攻撃をしてくる相手に合わせるように連携をして来る暗殺者たちを一瞬で切り捨てる。一気に数人がやられたことに困惑し足が止まる。
「容赦はしません。謝罪も懺悔も受け付けません。貴方達はここでことごとく消えて行って下さい」
その宣言と共に相手のに突っ込んでいく。さっさと倒してしまい憲兵にでも突き出してしまうその前にリーダーだけはダルマにでもして誰が依頼したかぐらい聞かなくては。誰がやったか知りませんが私は今・・・結構怒っているんですよ。




