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リベンジ

 本当に久しぶりなダンジョン攻略に行く間に自分は色々な準備を行っていた。最初の頃は何も持って行かなかったが今回は店に売られている回復薬を買いウエストポーチも買った。自分の使っている空間魔法は色々と便利ではあるが多様するのはやめた方がいいとの事だ。


 「便利な物を頼るのはいいですが頼り過ぎで依存してはいけません。それがなくなった途端に何も出来なくなっては本末転倒ですから」

 「なるほど」


 空間魔法があるからという考えは前からあったのでそれは自分にもわかる。これが無かったら最初の時点で死んでいたのは間違いないがそれは頼っていると言うより依存していたのは間違いない。必要な時に必要な分だけ力を使う。それが力の使い方なのだろう。


 ダンジョンに入るためにエリカの冒険者カードを作りに冒険者協会にやって来た。奴隷はダンジョンに入る際は所有者がいれば冒険者カードがなくても入れるのだが自分は作る事を選択した。


 「よろしかったんですか?」

 「いや、これから一緒に頑張ってもらうんだから当然だろ」


 まだまだ彼女のレベルには程遠いがいつかは肩を並べて戦いたいのだ。それが一緒に戦うと言う意味だと思っているしそうならなければならないと男として決意しているのだ。


  ・・・っていつの間にか戦う理由が増えているような。


 歩いている内にダンジョンの入り口にたどり着いて自分達はそのままダンジョンの中に入る。


 「それでは、ここからは主様が一人で攻略をしてみてください。危なくなったらお助けします」

 「ああ、よろしく頼む」


 ダンジョンに入る前にエリカと話し合って自分は一らかダンジョンの攻略をすることと危なくなるまでは手を出さないでほしい事を決めていた。一ヶ月前に来た時同様に洞窟の中を歩いて行く自分は初めて入った時とは違った緊張感を懐いていた。初めて死ぬかもしれないと思った熊との対面はたまたま手に入れた力があったから何とかなったがここはその力を使って死にかけた場所、どうしても体がこわばってしまう。

 そんなとき、道を曲がったところにネズミがいた。あの時は名前も知らべつに突っ込んでいた相手に俺は少し息を整えて体に魔力を纏わせる。


 思いっ切り地面を蹴り相手に接近する。こちらの接近に築いたネズミは体制を整えようとするがその時には自分の剣のまわいでありそのまま切ってネズミを倒した。


 「・・・あれ?」


 え?うん?何か簡単に倒せてしまった。あの時は遠くから斬空をぶっ放しているだけだったのが今の自分は踏み込んで切ることが出来ているのだ。


 「お見事です。さ、その調子で行きましょう」

 「・・・ああ」


 困惑している自分に声をかけてくれたエリカのおかげで我に返りそのまま進んでいく。そのままの勢いで出て来た蟻も倒すことが出きてなんなく二階層にたどり着いてしまった。そしてとうとう出て来た二体の魔物に遠目から見えて自分は心臓が締め付けられるような感覚を味わった。


 「・・・」

 「大丈夫です。これまでやって来たことを思い出してください」


 エリカのその声に自分は多く深呼吸をして意を決し突っ込む。


 「チュ!!」

 「チ・・・チュ!?」


 身体強化によって一気にネズミの一体の懐に潜り込んでそのまま首を斬る。これで一対一になり相手も警戒する。自分も無理に仕掛けるのではなく相手の動きを伺う。しびれを切らした相手は突っ込んできたところを最小限の動くでかわしそのまま盾に伸び切った体の首を斬る。


 「勝った・・・やった!」


 嬉しさのあまり声が大きくなってしまう。エリカの方を向き自分は嬉しさのあまり感謝を伝えた。


 「エリカの修行のおかげで倒すことが出来たよ。ありがとう!」

 「まだまだこれからですよ。さあ、どんどん行きましょう」


 こんなことで喜んでいては先が思いやられるかもしれないが一度敗れた複数相手に勝つことが出来たのは凄く嬉しくはしゃいでしまった。それからも教わったことを活かしながら戦って行く。


 数の優位を崩すために素早く数を減らしなるべく一対一を心がける事。場所の優位性を活かし戦う事。何でもいいから相手の意表をついて隙を作りチャンスにする事。


 他にも色んな事を戦いながら教わった。一つ一つ剣を打ち合わせながら負け続けたが今はその経験が自分を活かしているのが分かる。それを踏まえてどんどん進んでいくと出てくるも魔物も変わっていてトカゲと狼が出てくる。一体で強いトカゲは火を口から放ってきて狼は群れで行動していて常に4~6体の群れを成している。自分が持っている空間魔法を駆使しながら戦っていたのだが狼の群れの対処が追い付かず足を噛まれそうになったそんな時、目にも止まらない早業で狼の首が飛んで行った。


 「今日はここまでですね」

 「はぁ・・・はぁ・・・ありがとう。エリカ」


 どれだけ戦ったのだろうか息を整えて自分がどれぐらい戦っていたのか。洞窟の中なので全く分からなかったがエリカの話ではもうじき17時との事らしい。


 「え、そんなに戦っていたのか?」

 「そうですね。大体はそれぐらいかと」


 確かここの入ったのが13時ごろだったから4時間近くはずっと戦っていたことになる。そんなに戦っていたなんて初日の事はすぐに返ってたのが嘘のようだ。


 「主様の集中力はずば抜けてますね。一つの事を真剣に取り組む姿勢がそのまま成長に繋がっています。今回の戦闘もその結果でしょうね」

 「そう言って貰えるとありがたいな」


 ・・・集中し続けてないとエリカの剣が見えないからいっつも限界まで魔力を回しているだけなんだけどな。


 エリカは父のスパルタ教育によって強くなったために自分にも同じことをさせていると思わてる。まあ、そのおかげで一ヶ月という短い期間で実践できるまで仕上がったのだが。そんなことを考えながら今日の攻略が終わり結果4階層まで進むことが出来た。

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