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『吸収』スキルはエグかった!

 おっ、レベルアップしてるわ。どれどれ、現在のレベルは8。


ステータスポイントの振り分けもしないとね。まっ、こんなもんか。

_____________________

Lv4         Lv8

スピード 12   →   17    5UP!

スタミナ 6   →   7    1UP!

筋力   5   →   9    4UP!

幸運   6   →   8    2UP!

魔力   2   →   2    

_____________________

 レベル4と比べると大分ステータスも上がってきたな。特にスピード。


 今までもその恩恵をひしひしと感じている。これからもスピード特化をやめる理由なんてない。


 そうだ。忘れてたけどやる事があるんだった。

 「ちょっと試したいことがあるからいいか?」


 俺が聞くと、


 「どーぞ。」


 「いいけど、何すんの?」


 と返ってきた。


 そう、何をしようとしているかと言うと、


 「吸収スキルのスキルレベルを上げておこうと思ってな。」


 今、スライム、ゴブリン、スライム、オークの死体がある。


 これを吸収スキルの能力にあった


〚魔物の能力の吸収〛


 を使ってどんな能力が手に入るのか確かめておきたかったんだよね。


 よし、やるぞ。……〚吸収〛!


 できた!4体一気にいけるんだな。新スキルが4つ出てる。どれどれ?


 軟体化Lv1、仲間を呼ぶLv1、身体強化Lv1、状態異常無効Lv1が追加されてる。


 【軟体化】はスライムで、【仲間を呼ぶ】はゴブリンかな?あと、【身体強化】はオークで【状態異常無効】がゾンビって感じだな。


 ………??このスキルpt20だったよな?万能すぎないか?神様の手違いの可能性は大いにありそうだ…。


 スキルを回収されなきゃいいんだが……。


 まぁ、『吸収』は万能なスキルってわかっただけで収穫だな。


 「どうだ?できた?」


 永遠がそう聞いてきて思考が現実に戻る。またついつい夢中になってしまった。


 「おう、バッチリ。新しく4つのスキルをゲットしたわ。」


 「4つも?……そのスキル何ptだったっけ?」


 「20pt……な気がする。」


 「……な気がする、か。20ptなのに優秀過ぎないか……?」


 「俺、20ptだったか自信無くなってきたんだよな…。あまりにも万能だから。」


 「まぁ、万能ならいいじゃん!」


 確かにそうだな。結菜の言う通り考えすぎないようにしよう。


 その後、魔石を回収してからダンジョン攻略をまた再開した。


 その直後だった。すぐにボス部屋っぽいところを発見したのだ。


 なぜボス部屋っぽいと思ったのかというと、門みたいなのが構えてあったからだ。


 しかも結構大きいのが堂々と構えてあっていかにもって感じだ。


 まぁ、大分色んなところを回ったもんな。そろそろボス部屋でもおかしくない。


 「俺は大丈夫だけどみんな体力、魔力とか大丈夫そう?」


 永遠が慣れた様子で聞く。


 「体力大丈夫で〜す。」


 俺は魔力は使わないから全く減ってないし体力も大丈夫そうだ。


 「魔力、体力共に大丈夫で〜す。」


 結菜はヒーラーだから魔力の確認はしっかりしないとだからな。


  「よしっ、じゃあ開けるぞ!」


 永遠がそう言って門を開いた。


 …そこに広がっていたのは広い広い土地だった。床は土だからまばらに木が生えている。だが、なぜか草は生えていない。


 ん?エリアボスはどこだ?


 あたりを見わしたが一向に見つかる気配がない。


 「ボス部屋じゃなかったのか…?」


 永遠が半信半疑な感じで呟く。


 「いや、ここボス部屋だよ。なんかそんなそんな感じがする。」


 そういったのは結菜だった。こういう時の結菜の勘は馬鹿にできない。


 「じゃあ、ボスはどこに……。」


 そう言いかけた瞬間だった。


 何かの気配を感じて素早く右に移動した。急いで後ろを振り返るとそこにいたのはおっきな鳥の魔物だった。


 「みんな、後ろだ!」


 俺が叫ぶと2人もそっちをふり返った。そして、すぐさま戦闘態勢へ。


 もしかしたら今までのように一筋縄には行かないかもしれない。そう感じさせられるオーラがその魔物、……フェニックスにはあった。

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