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『吸収』スキルの全貌

 ふー、お腹いっぱい。今日の昼ご飯は白米と、エリタケのソテーだった。


 思ったよりエリタケが美味かった。まじで。


 あっ、そーだ。『吸収』スキルの説明でも見ておこうかな。


 すっかりスキルの事を忘れていたからな。鑑定スキルも大分便利だったし。


 それに、スキルにもレベルがあって、使えば使うほどレベルが上がるらしい。


 レベルが上がれば、できることも増えていくそうだからどんどん使っていきたい。


_______________________


スキル  『吸収』


         [能力]


・人や魔物の能力のゲット  

           使用可能



・大地のエネルギーを吸い取り、エネルギー弾を発射


    現在のスキルレベルでは使用不可



・攻撃無効

       場合によっては使用可能



・敵の体力を吸い取り、味方(自分)の体力の回復

        使用可能



・レベルの吸収  

   現在のスキルレベルでは使用不可




      〈新しい能力の解放〉

  スキルレベルを大幅に上げてください。


_______________________

 

 って、普通に強くね?てか、大分強くね?少なくともpt20じゃないだろ。でも、まだ使えない能力とかあるな…。


 でも、スキルレベルを上げればいいんだろ?これから、吸収スキルをどんどん使っていこう!


 そして、新しい能力の解放をしよう!


 まずは、人や魔物の能力やスキルをゲットするのを試してみよう。


 永遠と結菜に頼んでみるか……。


 俺は吸収スキルの事を2人に説明し、2人のスキルをゲットさせてもらえないか聞いた。


「「いーよ。」」


 やっぱりだめか…。って、えっ?


「えっ、本当にいいのか?お前らが初めてだから何が起こるか分かんないぞ?」


 「スキルが使えなくなるわけじゃないんだろ?それなら使える人が多い方が俺らも助かるからな。」


 永遠がそう答えた。


 「同じく!」


 そして結菜も。


 「お前ら、本当にありがとう。じゃあ、今からやってみる。」


 2人を見た。『吸収』!………できた!新しく罠感知と解錠スキルが加わっている。


 「吸収はできたけど、2人ともまだスキルは残ってる?」


 俺は不安を隠せずに聞いた。


 「うん、大丈夫そう。」


 「俺もだ。」


 良かった〜。これで2人ともスキルが使えなくなってたらどうしようかと思ったよ。


 「罠感知はどっちのスキル?」


 「俺だよ。ダンジョンに入る前までは罠感知のこと覚えてたんだよ。けど、入ってみると忘れたからまだ一回も使ってないんだよね。」


 「じゃあ、解錠は結菜の?」


 「うん。私も永遠と同じような感じで一回も使ってないけどね。」


 「俺もすっかりキノコの時までスキルの事をすっかり忘れてたよ。」


 まさか、3人ともスキルの事を忘れてたなんて。もしかして俺らは自分達が思っメール以上に緊張していたのかもしれない。


 「よしっ、アクシデントもあったけど無事お腹もいっぱいになったし攻略を再開しよう!」


 「「お〜!」」


 このひらけた場所から出ようとした時に俺は見つけてしまった。 


 ………宝箱を。


 ちょうどトレントがいた場所の近くの壁にはまっていた。宝箱の色も壁の色とほぼ同じだったから気づかないのも当然だろう。


 それでも俺が気づいたのは……野生の勘?


 残りの2人も呼んで宝箱を壁から取った。


 ダンジョン初の宝箱。中には何が入っているだろうか?期待に胸を弾ませていたら、


 永遠が急に、


 「ちょっと待って。」


 と言った。宝箱を見てなにかしている。


 「よし、大丈夫だ。罠はなかったよ。」


 そうか、宝箱に罠が仕掛けてあるかもしれないから確かめてたんだ。


 「ありがとう。それなら俺も鑑定するよ。」


 「「オッケー。」」


 よし、《鑑定》!

_______________________


宝箱


材質 木材(トレント材) 鉄


 中に何が入っているのかは開けてからのお楽しみ♪

_______________________


 「大丈夫そうだ。」


 そう言うと、2人ともワクワクした様子を隠しきれていなかった。


 まぁ、そうだよな。中に何が入っているのかは開けてからのお楽しみ♪だからな。


 「「「じゃあ、開けますか〜!」」」

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