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ダンジョンに入るための準備を整えよう!

「お前ら一緒にパーティーを組まないか?」


「お前から言ってくるなんてめずらしいな!」


 今、驚いてるやつは前田永遠まえだとわ。男友達で幼馴染だ。


 「もちろんいいぞ!」


 こいつは気のいいやつでクラスの人気者。いつものように快く承諾してくれた。


 「結菜は?」


 俺はくるりと振り返り、すらっとした体型の女子の方を向いた。


 「私もOKに決まってんでしょ!」


 こっちは佐々木結菜ささきゆいな。ちなみにこっちも幼馴染。顔立ちが整っていて男子から人気だとか。


 よしっ、この2人がいてくれたら心強い。それに、なんというか気が楽だ。


「あ、お前らの職業何?全員アタッカーってわけにはいかないだろ?」


 「私はヒーラーですっ。」


「俺は槍使い。」


「バランス良い感じじゃん。あ、俺は双剣使い。」


 結菜はヒーラーなのか…てっきりあの職業かと思ってたんだが。


「この装備じゃまともに戦えなさそうだし装備揃えよう。」


 確かに永遠の言う通りだ。この日本にいた頃の服装では動きにくいしな。


「確かにこの装備じゃすぐやられそうだね。」


「私も賛成!」


 ということで、武器屋・防具屋にやってきた。なんか歴史ある店って感じの重厚感があっていい。こういう雰囲気好きなんだよな〜。


 ちょっと見回すとかなりの数のアイテム。これはなかなかの物がある予感。


 品揃えが豊富にあるし、お金は転生した時点で500000ウォルあった。(ウォルはお金の単位のこと)


 500000ウォルがとれくらいかは分かんないけど、有意義な買い物になりそうだ。


「それじゃあ、1時間後にまたここに集合な!」


「オッケー。」


「了解!」


 2人の返事が来た瞬間にそれは始まる。そう、誰が良い品を見つけられるかの勝負!決めてるわけじゃないけどいつもこうなる。


 3人とも別々の場所へ行き、色々な物を物色している。よっしゃ、掘り出し物、見つけてやる!


 う〜ん、さてまずは何を買おうか?防具もいいけど…武器からだな。俺はワクワクする気持ちを抑えられずに早足で武器スペースへ向かう。


 俺は防具より武器を優先するタイプなのでね。となると、短剣2本か。別々の種類を買うのも悪くないが、取り敢えずは同じやつかな。


 おっ、人がいる。取り敢えずこの人に聞いてみるか。まずは聞くのが1番!


 「すみません、短剣ってどんなのがありますか?」


 そこにはおじさんが椅子に座って剣の手入れを念入りにしてた。


 「あぁ?金持ってんのか?」


 おぉう。癖のあるおじぃだな。まぁ、近所によくいるタイプみたいだけど。


 「50万ウォルあるけど?どれくらい買え

る?」


 この世界のお金の感覚はわからない。日本円でどれくらいなんだろ?後で調べてみるか。


 「50万ウォルだぁ?そんだけあればどれでも好きなのが余裕で買える。…ま、本当に持っていればな。」


 おじぃが無愛想に答える。なんかいいな、おじぃってしっくりくる。それと同時に俺は思った。


 やっぱり多いんだ。なんとなくそんな気がしてた。…直感だけどね。ま、いっか。好きなの買えるなら。


 「じゃ、リスト見せて。」


 俺がそう言うとウインドでリストを見せてくれた。


 「ほれ。」


 おぉ〜!めっちゃあるな!短剣だけでざっと50種類か。リストには性能も載ってる。硬さ、長さ、重さ、特徴などなど。


 俺は、剣の手入れを続けてるおじぃの前で色々な短剣を見た。


 あっ、これいいな。でもちょっと柄が短そうだな。おぉ〜。これは…あ、ちょっと脆いな。


 なかなか納得できる剣が見つからなかったが俺はようやく見つけた。…化け物級の剣を。


 なんだこれ…。えぐすぎる。この剣の名前はクラウ・ソラス。硬さ10、長さ8、重さ9、〈特徴〉光を蓄え放出する、1本にも2本にもできる。


 これ、伝説の聖剣じゃん!!読書好きだからわかる…。結構重いみたいだけどそれは性能がいいから当然のこと。


 「おっちゃんこれいくら?」


 つい近所のおじちゃんみたいに言ってしまった。手入れの手を止め、ちょっと睨まれたが少し間をあけて答えてくれた。


 「…40万ウォルだ。だが、これはダメだ。これは破格の性能を持つが、今まで誰一人として持つことすらできなかった。」


 持つことすらできないなんて聖剣で間違いないな。…この剣が欲しい!!!


 「その剣ちょっと貸してくれない?」


 おっちゃんがその剣の入った箱を持ってくる。俺は転生者だからもしかしたら…。いや、転生者でなくても…。


 華やかな装飾が施されたきれいな剣だ。剣の柄のところには宝石が透明の宝石がハマっている。


 一旦深呼吸をする。俺は勇気を出して剣を握った。うわっ、これかなり重いな。ずしっとくる重さに耐えながら俺は…持ち上げた。


 …剣はなんの抵抗もなく俺の手に収まっている。なんでた?よくわからない。けど…。


 「持てた!!」


 驚きつつも、なぜか俺は持てると確信していた。一目見た瞬間から。


 「…買うのか?」


 おっちゃんは目を見て聞いてきた。


 「あぁ。」


 俺も真正面から目を見て答えた。


 「20万ウォルにしといてやる。一応言っとくが特別だぞ?………大事に使えよ。」


 おじちゃんもきっとこの剣をだれかに使ってほしかったんだな。じゃないとリストに載せないだろうし。


 本当に剣のことを考えている熱い人なんだなと俺は思った。


 それに、40万ウォルのものを半額で買えるなんておじちゃんの優しさに感謝するしかない。


 「ありがとう!」


 「おぅ、頑張れよ!」


 おっちゃんは優しく見送ってくれた。


 おっちゃんと別れてすぐ防具屋に行った。

防具は動きに支障がないようなものがいいな。だから、全身鉄の鎧とかは無し。


 こっちは店員の人はいないみたいだ。ただ、絶対にお金を払わないと持っていけない。防犯対策はバッチリだ。


 ちなみに右へ行けば行くほど上等なものになっている。


 ふーむ。なかなか良い品が揃ってるね〜。特殊素材とか興味そそられまくるわ。


 ん?これ場所間違えてない?周りの豪華なのばっかなのにこれだけ地味。もしかして破格の性能持ちか?


 [隠れ身の蓑]耐久値10、〈素材〉オリハルコンコーティング〈特徴〉姿を消すことが可能。


 ………はぁ!?破格の性能どころじゃねぇ!姿消せるとかなんだよ!あと、オリハルコンって幻の金属だろ?あと、隠れ身の蓑ってダジャレかい!


 はぁ〜、一気にツッコむとこあり過ぎて疲れたわ。


 値段20万ウォル。いや、買うしかねーだろ!購入っと。ふぅ〜、今日の運勢絶対一位だな。だって、装備最強すぎんだろ!


 もしかして、主人公補正でもかかってる?ヒーローが変身中は襲えない的な?


 そーいえば、今何時だ?この世界は時計がいらないから便利だな。


 マップオープンと言えばすぐにマップが出てくる。それを見ればすぐに時間がわかる。って、もうすぐ約束の時間じゃん!?


 俺が1時間後って言っといて遅れるわけにはいかないからな。何はともあれワクワクする〜!!

 評価よろしくお願いします!

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