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ダンジョンに入るための準備を整えよう!

「お前ら一緒にパーティーを組まないか?」


「お前から言ってくるなんてめずらしいな!」


 今、驚いてるやつは前田永遠。男友達で幼馴染だ。


 「もちろんいいぞ!」


 そう快く承諾してくれた。


 「結菜は?」


 俺がそう聞くと、


 「私もOKに決まってんでしょ!」


 と元気に返された。こいつは佐々木結菜。ちなみにこっちも幼馴染。


「お前らの職業何?全員アタッカーってわけにはいかないだろ?」


 「私はヒーラーですっ。」


「俺は槍使い。」


「バランス良い感じじゃん。あ、俺は双剣使い。」


「この装備じゃまともに戦えなさそうだし装備揃えよう。」と永遠が言う。


「確かにこの装備じゃすぐやられそうだね。」


「私も賛成!」


 ということで、武器屋・防具屋にやってきた。品揃えが結構あって面白そうだ!お金は転生した時点で500000ウォルあった。(ウォルはお金の単位のこと)


「それじゃあ、1時間後にまたここに集合な!」


「オッケー。」


「了解!」


 さて、まずは何を買おうか?うん、武器からだな。武器スペースへ向かう。


 俺は防具より武器を優先するタイプなのでね。となると、短剣2本か。


 「おっちゃん、短剣どんなのがある?」


 お店のおっちゃんに聞いた。


 「あぁ?金持ってんのか?」


 「50万ウォルあるけど?どれくらい買え

る?」


 この世界のお金の感覚はわからない。


 「50万ウォルだぁ?そんだけあればどれでも好きなのが余裕で買えるぞ。まぁ、本当に持っていればな。」


 おっちゃんが無愛想に答える。


 やっぱ多いんだ。なんとなくそんな気がしてた。ま、いっか。好きなの買えるなら。


 「じゃ、リスト見せて。」


 「ほれ。」


 おぉ〜!めっちゃあるな!短剣だけでざっと50種類か。リストには性能も載ってる。硬さ、長さ、重さ、特徴などなど。…!


 なんだこれ…えっぐい武器あるんだけど…。名前はクラウ・ソラス。硬さ10、長さ8、重さ3、〈特徴〉光を蓄え放出する、1本にも2本にもできる。


 これ、伝説の聖剣じゃん!!読書好きだからわかる…。


 「おっちゃんこれいくら?」


 「…40万ウォルだ。だが、これは買えねーぞ。これは破格の性能を持つが、今まで誰一人として持つことすらできなかった。」


 持つことすらできないなんて聖剣で間違いないな。


 「その剣ちょっと貸して。」


 おっちゃんがその剣の入った箱を持ってくる。俺は転生者だからもしかしたら…。


 華やかな装飾が施されたきれいな剣だ。一旦深呼吸をする。俺は勇気を出して柄を握り持ち上げた。


 …剣はなんの抵抗もなく俺の手に収まっている。


 「持てた!!」


 「…買うのか?」


 「あぁ。」


 「20万ウォルにしといてやる。大事に使えよ。」


 おじちゃんもきっとこの剣をだれかに使ってほしかったんだな。


 40万ウォルのものを半額で買えるなんておじちゃんの優しさに感謝するしかない。


 「ありがとう!」


 「おぅ、頑張れよ!」


 おじちゃんは優しく見送ってくれた。


 おっちゃんと別れてすぐ防具屋に行った。

防具は動きに支障がないようなものがいいな。だから、全身鉄の鎧とかは無し。


 こっちは店員の人はいないみたいだ。ただ、絶対にお金を払わないと持っていけない。防犯対策はバッチリだ。


 ちなみに右へ行けば行くほど上等なものになっている。


 ふーむ。なかなか良い品が揃ってるね〜。特殊素材とか興味そそられまくるわ。


 ん?これ場所間違えてない?周りの豪華なのばっかなのにこれだけ地味。もしかして破格の性能持ちか?


 [隠れ身の蓑]耐久値10、〈素材〉オリハルコンコーティング〈特徴〉姿を消すことが可能。


 ………はぁ!?破格の性能どころじゃねぇ!姿消せるとかなんだよ!あと、オリハルコンって幻の金属だろ?あと、隠れ身の蓑ってダジャレかい!


 はぁ〜、一気にツッコむとこあり過ぎて疲れたわ。


 値段20万ウォル。いや、買うしかねーだろ!購入っと。ふぅ〜、今日の運勢絶対一位だな。だって、装備最強すぎんだろ!


 もしかして、主人公補正でもかかってる?ヒーローが変身中は襲えない的な?


 そーいえば、今何時だ?この世界は時計がいらないから便利だな。


 マップオープンと言えばすぐにマップが出てくる。それを見ればすぐに時間がわかる。って、もうすぐ約束の時間じゃん!?


 俺が1時間後って言っといて遅れるわけにはいかないからな。何はともあれワクワクする〜!!

ぜひ、コメントよろしくお願いします!

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