第十五章76 【覇王杯/オーバーロード・カップ/ヴィナフェリア・エクセリア・トゥルーヴェリティチーム】24/【ヴィナフェリア】の【ヴィンテージ・ボディー】2
【次元のならず者/ウキョヒクソコ】の理不尽な物言いに対して、【ヴィナフェリア】の【ヴィンテージ・ボディー】は、
『お引き取りいただけませんか?』
と再度、忠告する。
【ウキョヒクソコ】は、
『そいつは聞けねぇ相談だなぁ~。
俺様は、欲しいと思ったものはどんな手を使ってもものにしてきた。
どんな手を使ってもなぁ。
くそまじめな奴らは卑怯だの姑息だの言うがよぉ~。
最後に勝ちゃいいんだよ。
勝てば何でも許される。
それが俺様のルールだ。
逆らう奴は誰であろうとぶっ殺す。
例えお前でもなぁ。
最後の忠告だ。
俺の女になれ。
そして、這い蹲って俺の足の指を舐めろ。
そしたら、今の無礼を許してやるよ。
さぁ、俺の足を舐めろ』
と無礼極まりない事をのたまわった。
【ヴィナフェリア】は、
『仕方有りませんね。
貴方にそれをさせるのは貴方にそれをさせる力があるからです。
申し訳ありませんが、今から貴方をいじらせていただきます』
と言って、指を指した。
すると、突然、【ウキョヒクソコ】は、文字データになった。
そこには、【ウキョヒクソコ】の情報が余すところなく書かれている。
彼が過去に行った行為、
彼の性格、
彼の能力、
彼の身体の情報、
など全てが書かれている。
その中には、
子供を皆殺しにしたと言った胸くそ悪くなる様な情報も書かれている。
その情報を【ヴィナフェリア】は書き換える。
例えば子供を皆殺しにしたと言う情報を子供にお菓子を配ったと言う情報に書き換えると事実が、指し変わる。
残虐な性格も生真面目で正義を愛する真面目な男性と書き換えたらその通りになる。
まさに、【ウキョヒクソコ】と言う存在を全く別の存在に書き換えると言う力、【個体事象の改変】により、人畜無害な存在にされ、この異空間にも来なかったと言う事実に書き換えられたのだった。
【ウキョヒクソコ】は【ヴィナフェリア】の【ヴィンテージ・ボディー】によって存在事蹂躙されたのだった。




