表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

73/77

第十五章73 【覇王杯/オーバーロード・カップ/ヴィナフェリア・エクセリア・トゥルーヴェリティチーム】21/ショータイム16

 【イータジータ(【一芳】役)】に似た存在(【一芳】役)によって【光の世界】の18日前に【パイファイ(【アデラ】役)】は戻された。

 元の時間帯の意識はある。

 となれば彼女のやることは1つである。

 この時、【パイファイ】と【イータジータ】は大げんかをした後で、しばらく会わないという話になっていた。

 そして、【イータジータ】は一人、【闇のドレス】を取ってくるために、【邪悪な王都】に侵入する。

 そして、【邪悪な王都】の衛兵に見つかり、瀕死の重傷を負うのだ。

 それから無理をして再度、【邪悪な王都】に忍び寄って【闇のドレス】を奪うが、その時の無茶が祟って亡くなってしまうと言う事が起きていた。

 【イータジータ】は衛兵に見つかる。

 夜に一人で出歩いているのは明らかに怪しい。

 【衛兵】が、怪しんで【イータジータ】を見る。

 【イータジータ】は逃げだそうとするが、その時・・・

「逢いたかった。

 ずっと逢いたかったよ、ダーリン」

 と言って彼に熱烈にキスをする者が居た。

 【パイファイ】である。

 【イータジータ】は、

『な、何で君がここに?』

 と疑問を口にした。

 ついさっき大げんかしたばかりだから。

 【パイファイ】は小声で、

「良いから。

 一緒に演技して。

 ここは逢い引きした恋人を装うの。

 衛兵に怪しまれる。

 早く」

 と言って恋人の振りをした。

 【衛兵(【一芳】役)】は、

「ちっ・・・

 こんなとこでいちゃついてんじゃねぇ。

 余所行ってやれ、余所行って」

 と言って帰っていった。

 どうやら、事なきを得た様だ。

 【イータジータ】は、

『助かったよ。

 でも何で君が?』

 と言った。

 【パイファイ】は、

「あんまり無茶しないで。

 ・・・これからはずっと一緒だよ。

 好きです。

 愛してます、貴方の事」

 と告白した。

 【イータジータ】は、

『はぇ?』

 と間抜けな声を発した。

 余りにも唐突な愛の告白に絶句したのだった。

 だが、一度、【イータジータ】の死を経験した彼女にとっては1秒でも早く伝えたかった言葉だった。


 以上、【一芳】と【アデラ】の共作の(19)【ダークネス(DARKNESS)ドレス(DRESS)コード(CORD)】より、一部抜粋となる。

 この冒険はまだまだ続くのだが、中継時間の関係でここまでとさせてもらう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ