第十五章47 【覇王杯/オーバーロード・カップ/フェアリア・トゥルーヴェリティリアチーム】20/規定違反16
この【ウイニング・マスター/絶対勝利者】/【10部作】の【第1部】/【璃桜編】と言う世界での【フェアリア】の人格は、24の人格の中で最も臆病な性格である。
何かあると、すぐに、
「すみません、すみません、すみません、すみません、すみません、すみません、すみません、すみません、すみません、すみません、すみません、すみません、すみません、すみません、すみません、すみません、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、許して下さい、許して下さい、許して下さい、許して下さい、許して下さい、許して下さい、許して下さい、許して下さい、許して下さい、許して下さい、許して下さい、許して下さい、許して下さい、許して下さい・・・」
などを連呼して、謝る癖がある。
彼女が表舞台で活躍するには全くむいていない。
完全な引きこもりタイプである。
それをサポートする、【真紅(赤)のアーマー・ドレス】/【真紅のパトリス】は、早速、
「しっかりして下さい、マスター。
貴女ならやれます。
私はそう、信じていますから。
私達は戦うんじゃありません。
主人公を応援するだけで良いんです。
そうでしょ?
何も難しい事なんて無いんです。
簡単でしょ?」
と言って励ましたりしている。
すると、【フェアリア】は、
「そ、そだね・・・
が・・・がんばれ・・・」
と力なく話す。
【パトリス】は、
「対象者が居ないんだから、今、応援しても意味がないですよ。
それにもっと大きい声で応援しないと、聞こえませんよ。
もうちょっと大きな声で応援出来る様に少し練習してみましょうか?」
と言った。
【フェアリア】は、
「そ、そんな・・・恥ずかしい・・・よ・・・」
と弱気な事を言う。
そんな彼女が担当するのは、
「私に喧嘩売るって訳?
上等じゃない。
受けて立ってやるわ。
掛かってきなさい。
5分でのしてあげるから」
と言った様に、超勝ち気な少女【璃桜】である。
本当に大丈夫か?と心配になるが、残念ながら彼女達の中継時間はここまでの様だ。
次の中継に移りたいと思う。




