第十五章25 【覇王杯/オーバーロード・カップ/シェリア・プルスフィリアチーム】23/規定違反18
この第3部も中継を続けたいのだが、中継時間の残り時間も限られているので、後、少しだけ中継して、第1部に戻りたいと思う。
【ヨゼフィーネ/レオニー】に声を掛けるのは【死霊】だけではない。
時には【天啓】を得たり、
【異次元の存在】からの通信を受けたりもする。
とにかく目に見えない何かの力を借りて事件を解決したり、謎を解いたりするという展開になるのだ。
別パターンを少しだけ紹介すると、
《ねぇねぇ・・・
起きて起きて。
面白い所を案内してあげる》
と言う突然の声に【ヨゼフィーネ/レオニー】は、
「な、何?
何なの?
誰?
誰ですか?」
と聞いた。
答えは、
《誰でも良いじゃない。
答えは後で教えてあげるから。
それより、良い物をプレゼントしてあげるから、一緒に宝探ししよ。
早く、早くぅ~》
と帰ってきた。
これが、【天啓】である。
非常に軽いしゃべり方をしているが、【天啓】と言う結果になっている。
【神様】からのプレゼントとして、【ヨゼフィーネ/レオニー】に【天啓】としてプレゼントのある所に誘導するだが、先ほどの【死霊】とは全く違う口調やテンションで【ヨゼフィーネ/レオニー】との掛け合い漫才の様な展開で話が進んでいくと言うものになる。
最後に、舌切り雀の様に、【大きなつづら】と【小さなつづら】のどっちかをプレゼントすると言う【天啓】に対して、
「私はどちらもいいです。
もらう理由がないですから」
と断った。
どちらかではなく、どちらも選ばないと言う斬新な答えに対して、
《さすが、私が認めた存在ね。
じゃあ、両方あげましょう。
はい、どうぞ》
と言う答えが返ってくる。
そう言う展開の話などがオムニバス形式でたくさんあるのが、第3部である。
他にも色んなパターンを紹介したい所だが、どうやら時間切れの様だ。
中継を第1部に戻す事にしよう。




