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第十五章16 【覇王杯/オーバーロード・カップ/シェリア・プルスフィリアチーム】14/規定違反9

 【芳一】の話で横道にそれてしまったが、本題に戻ろう。

 【芳一】の影響で、【子供】を重要視している【シェリア】。

 彼女の【御神体】が子供なのもそのためである。

 彼女が作る物語においても【子供】は重要なキーパーソンになっているため、攻略においては【子供】を探すと言うのが最も重要な事の1つとなっている。

 【第1部】では、RPGなどでも滅多に出逢わない【レアモンスター】の様に滅多に姿を現さないけど、確実に多くの存在がゲットしようと血眼になって探していると言う【深秘果(しんぴか)】と【真稀化(しんきか)】を探す物語になるが、その【深秘果(しんぴか)】と【真稀化(しんきか)】と関わっているのが多くの場合、【子供のキャラクター】と言うことになる。

 それをふまえた上で、【シェリア】は【我螺】として、行動する事になる。

 自分の【作品】の【世界観】を展開させる時は大きく分けると3つのパターンに分けられる。

 1つ目は、【主人公】や【主要キャラ】と同期して、物語をエンディングや解決に向けて進めると言う方法になる。

 このパターンだと基本的に【主役】や【主要キャラ】として【物語】を忠実に再現する事が求められる。

 2つ目は、【主人公】や【主要キャラ】では無いが、その物語には存在して居なかった新たな【仲間】として参加し、物語をエンディングや解決に向けて進めると言う方法になる。

 このパターンだと基本的に【物語】にとっての【イレギュラー】であるため、【物語】を破綻させない様に行動するか、物語を従来のものよりも良い結果にするかのどちらかが求められる事になる。

 3つ目は、【物語】には直接、参加せず、ゲームマスターとしてや、神の視点や導きなどを間接的に与えて、物語をエンディングや解決に向けて進めると言う方法になる。

 このパターンだと基本的に【物語】を正確に再現するか、【マルチエンディング化】させて、別パターンを用意してそれをアピールとする事も考えられる。

 【シェリア】が選択したのは1つ目の【主人公】や【主要キャラ】と同期して物語を進めると言う方法である。

 なので、【物語】を正確に再現する事が求められる。

 【シェリア】自身が作った物語なので展開としては解っているはずだが、それだと【識者】へのアピールとしては弱いと言えるかも知れない。

 だから、何らかの変化を付けたい所だが、あまりやり過ぎると物語が破綻してしまうので注意が必要である。

 【シェリア/我螺(あがら)】は、冒険の始まりを再現する事にした。

 【我螺】と言う少女は最初の登場シーンは落下から始まる。

 【シェリア/我螺(あがら)】は、

「ちょっと、ちょっと、ちょっと、ちょっと、ちょっと、ちょっと、ちょっと、ちょっと、ちょっと、ちょっと、ちょっと、ちょっと、ちょっと、ちょっと、ちょっと、ちょっと、ちょっと、ちょっと、ちょっと、ちょっと、・・・っきぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~っ」

 と叫んだ。

 何が起きたか?

 それを後から解説する。

 【シェリア/我螺(あがら)】は探索していて崖から落ちたのだ。

 だが、そこは当然、助かる。

 なぜならば、【シェリア/我螺(あがら)】の友達のモンスターが、まるで大きなタンポポの綿毛の様になって彼女を落下の衝撃から守ったからだ。

 【シェリア/我螺(あがら)】は、

「ありがと、【たんぽぽぽん】。

 助かったよ」

 とお礼を言った。

 【たんぽぽぽん】と呼ばれたモンスターは、

「たんぽぽぽんっ」

 と言って嬉しそうな動作をした。

 【シェリア/我螺(あがら)】は多くのモンスターと友達になれる才能を持っている。

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