第十五章1 【覇王杯/オーバーロード・カップ/進化】1/【超謎創想結師(ちょうめいそうそうゆうし)】の昇進1
『【ピンクちゃん】、ずぅ~るぅ~いぃ~【先生】の良い人、狙ってたのにぃ~
抜け駆けだよぉ~』
『にゃははははぁ~、【ダーリン】の昔の【恋人】の【座】/【第三ベッド】をゲットしのだぁ~。
【ダーリン】とのにゃんにゃんはとても気持ち良かったのだぁ~
これは早い者勝ちなのだぁ~』
2名の美女が何やら恋バナらしき話をしているが、意味がわからない。
なので少し話を整理しよう。
この2名は何者か?
それは、【中位】の【超謎創想結師】の【女性体】の2名で、前者が、【イエロー・ショコラティエール】/【黄髪の女性風存在?】、
後者が【ピンク・ピエロッタ】/【桃髪の女性風存在?】、
である。
この2名が何を言っていたのかについても説明しよう。
【ピンク・ピエロッタ】は、【唯野 芳一】の【元カノ】の座をゲットしたと言っているのだ。
【イエロー・ショコラティエール】の【先生】の良い人というのも【芳一】の恋人の座を意味している。
え?意味がわからない?
それはそうだろう。
これだけだとまだ意味がわからない。
【芳一】は、【覇王】となる資格を有した事により大いなる力によって、【過去】を改変される事になったのだ。
その内の1つが、【元カノ】の存在だ。
【芳一】は現時点において、4人と付き合っていた。
【1人目】の名前は、現在CEOの愛人をしていた【八木 優香】、
【2人目】の名前は、八マタ交際中だった【村西 純奈】、
【3人目】の名前は、エッチな動画配信をしていた【倉持 恵】、
【4人目】の名前は、売れない【漫画家/ペンネーム 小鳥遊 聖良】の【石川 真緒】、
である。
この4人の内、改心した【4人目】の【真緒】以外の3人は【芳一】の昔の【恋人】として相応しく無いとして、過去を改変し、大いなる力によって付き合って居なかった事にされる事になったのだ。
そこで、【4人目】の【真緒】は、【第4ベッド】として、【人間】では初めて【芳一】と経験した相手という事に変更され、
【1人目】の【優香】を【第1ベッド】、
【2人目】の【純奈】を【第2ベッド】、
【3人目】の【恵】を【第3ベッド】、
として、互いに別々の相手と交際していた事に改変される事になった。
そこで、【第3ベッド】の【座】を【ピンク・ピエロッタ】が手にして、【芳一】と過去に付き合っていた事になったという事になるのだ。
【芳一】の元カノになることがそんなに良いことなのか?
答えは【ピンク・ピエロッタ】にとっては【イエス】なのである。
彼女の【芳一オタク度】も【金髪の少女/シェリア】や【銀髪の少女/フェアリア】に負けないくらい本格的であり、本当は、【芳一】自身になりたかったのだが、それが敵わないと思ったら、少しでも【芳一】に関わっていたいと思うタイプであり、【芳一ファン】からすれば、トップ10に入るほどの女性である。
そんな彼女にとって、【芳一】の元カノという座が手に入ると言うのは美味しすぎる事で何を犠牲にしても手に入れたく思う、喉から手が出る程、欲しいものだった。
そんな彼女にとってはそっちは、どうでも良い単なるオマケに過ぎなかったが、彼女は、【芳一】の【元カノ】という立場を手に入れた事により、【中位】から【上位】に【昇進】する事が決まったのである。
【上位】の3名は、
【黒髪の和装】/【ブラック・マドモアゼル】、
【茶髪のチャイナドレス】/【ブラウン・セニョリータ】、
【金髪のドレス】/【ゴールド・フロイライン】、
となっており、【中位】と存在の考え方が異なっている。
そのため、【ピンク・ピエロッタ】から【存在】が変更される事になっていたのである。