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R&Bのリズムで殺れ YOU&I  作者: やましたゆずる
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第七十七章 くのいち四姉妹 アフターラブバズゴーン

「澪ちゃん。お姉さん。熊鍋出来たわよ。」百合の声が本家から聞こえた。二人は母屋を出て本家に向かった。12月になる秋田は寒かった。「こんばんは。お邪魔致します。失礼いたします。」星璃が迎えてくれた百合の顔を見た。囲炉裏の部屋に案内された二人は、家族勢揃いに気が引けた。部屋に入る前に「こんばんは、失礼します。」二人は大きく頭を下げた。星璃は部屋に入ると正座をし両手を床において深々とお辞儀をした。「初めまして澪の一番上の姉の沢井あかりと申します。妹がいつもお世話になっております。」星璃は顔を上げると皆の顔を見て優しく微笑んだ。「よくいらっしゃた。あかりさん。澪さんに良く似た美人さんですね。私、この家の当主の佐竹正義(さたけまさよし)と申す。宜しくな。」佐竹のじっちゃんが星璃の顔を見て言った。「ご立派な家ですね。築何年くらい経つんですか?」星璃がじっちゃんの顔を見て優しく微笑んだ。そうだな、100年は経つ。紹介する。こっちが家内の寛子です。こっちが息子の義仁(よしひと)です。こっちが息子の嫁の百合(ゆり)です。皆宜しくな。」じっちゃんが皆を紹介してくれた。「さあさあ、そんな所座ってないで、寛子、座布団を二人にだして。」じっちゃんは、星璃と奥さんの顔を交互に見た。奥さんは「こちらへどうぞ!座布団を二つ並べておいた。」二人は囲炉裏をはさんでじっちゃんの対面に座った。「今日は澪さんのお姉さんの歓迎会だ。飲んで食べてください。」じっちゃんが皆の顔を見た。百合さんが二人にお酌をしに来た。星璃も気をきかせて、じっちゃんと息子さんと奥さんと百合さんに酌をした。「乾杯!」じっちゃんの音頭で宴は始まった。最初はビールだったが星璃はすぐに赤ワインに切り替えた。ビールでは悪酔いしてしまうから飲み慣れた赤ワインがよかった。星璃は酒は飲むが強くはなかった。意外な一面を持っていた。「あかりさん。熊鍋は初めてかな?」じっちゃんが星璃の顔を見て微笑んだ。百合さんがどんぶりに並々入れてくれた。「初めてです。いただきます。」星璃は一口食べてスープを飲んで「美味!赤味噌仕立てですか?」思わず声にした。濃厚な出汁と味噌で絶妙なバランスで美味かった肉も柔らかく歯ごたえがあった。「あかりさんは、おがさわらの父島で漁師と結婚して、今はラーメン屋をやっているとか?澪さんから聞いてますよ。」じっちゃんが尋ねてきた。「はい。島ではラーメン屋、都会では人殺しをやっております。」星璃はじっちゃんの目を見て真剣な顔で言った。「お姉ちゃん。探偵でしょう。」澪が星璃の目を見て機転をきかせた。「はい、浮気調査専門ですけどね。」星璃は皆の顔を見てニコリ笑った。星璃はラーメン屋の名刺と探偵の名刺を2枚用意していた。それを見た澪は含み笑いを浮かべた。「この人、流石だな?」心の中で思った。星璃と澪は熊鍋をたらふく食べて酒を飲んだ。「ご馳走様でした。」二人は合掌した。「もう、いいのかね。ご馳走様でした。お開きにしますか?」じっちゃんもだいぶ出来上がっていた。「正義さん。澪を一週間お借りします。」星璃はじっちゃんの顔を見てニコリ微笑んだ。「おやすみなさい。」星璃は、皆の顔を見て頭を下げた。「おやすみなさい。ごゆっくり。」寛子が星璃の顔を見てニコリ笑い頭を下げた。二人は就寝した。朝6時に起床し、澪の家にはパンとコーヒーはなかった為、なにも食べずにいた。星璃は朝、シャワーを浴びさせてもらって、山南さんに連絡をした。今日帰るから、ミーティングしましょうと伝えた。星璃はGパンに白シャツにキャメルのダウンジャケットを来た。澪は相変わらずミリタリー風のズボンにシャツ、ミリタリー風のジャンバーを着ていた。本家に行くと全員揃っていた。「大変お世話になりました。熊鍋美味しかったです。ご馳走様でした。澪をお借りします。」星璃は頭をさげて、全員の顔を見てニコリ微笑んだ。「じやあ!行ってきます。」澪は浅く頭をさげて右手をあげた。「気おつけて行ってらっしゃい。」百合が二人に声をかけた。「あかりさん。また、来てな!」じっちゃんが星璃の顔を見て手を振った。二人は皆に手を振り車に乗って走り出した。星璃はクラクションを2回鳴らした。「さあ!帰って人殺しだ。浮気調査はやらないよ。」星璃が言った。澪は大声で笑った。「お姉ちゃん、名刺まで用意しちゃて流石だなって心の中で笑ったよ。芸が細かくて。」また、澪は笑いだした。星璃もつられて笑った。二人は長い道中くだらはい話で盛り上がって笑った。しかし、星璃は千秋とのレズの話はしなかった。サービスエリアによって朝飯を食べた。立食いの天玉蕎麦を二人は食べた。お菓子とジュースもついでに買った。そこから、昼飯の次のサービスエリアまで澪が運転手になった。そんなこんなで東京へ帰って来た。レンタカーを返しに行った超過料金をとられた。二人は小春に連絡をとって迎えに来てもらった。「おかえりなさい、お姉ちゃん、澪、お土産は?」小春が二人に問いかけた。「ただいま。小春有り難う。でもお土産はない!買ってない。済まない。」星璃は、小春に頭を下げた。お土産あるよ。私のバブルヘッド人形だよ。澪がオリンピックの時のビームライフルとウェアを着てるやつだった。星璃は「これ!私のと違うバージョンだ?何種あるんだ?」星璃は驚いていた。「3種類ある、ノーマルとノーマルと熊のバージョンとオリンピックバージョンは一番あたらしいレアだよ。お姉ちゃん。」澪は言った。「小春、東口行ってくれないか?新しいラーメン屋がオープンしたらしい。」星璃が運転する小春の横顔を見た。「この間行ったけど大した事ない。行かないほうがいいよ。山南も不味いって言ってたから。」小春が星璃の横顔を見て言った。「小春、小説どうなった?進んでるお姉ちゃんの案でフィクションで澪の成長の物語なんだ。後で読んでよ。」小春の声ははずんだ。「楽しみだな澪?」星璃は後を振り返り澪の顔を見た。澪はあっけらかんとしていた。なんか食べていかないか?「いいよ。今日は私が作るから。スーバー寄ってくから。」小春が言った。「この間、お姉ちゃんからチキン南蛮のレシピ貰ったよね。あれで鶏の唐揚げつくると美味しいだよ。カレー粉を少し多目に入れてカレー風唐揚げ。」小春は言った。暫くするとスーバーに着いた。星璃がカートを押した。野菜コーナーで野菜をカゴに入れた。「小春タルタル作るのか?」星璃が聞いた。「うん。作る。」小春は返事した。精肉コーナーで鶏のモモ肉を5パック買った。ブライン液、片栗粉、サラダ油、カレー粉、玉子、その他必要な物、会計を済ませ3人は車に乗ってマンションへ帰った。早速作り始めた。この間と同じように星璃は肉の係、小春はタルタルの係、澪は玉子を茹でみじん切りにしな。ご飯を炊いた。約1時間をかけて作り終わった頃、山南と永倉が来た。「あかりさん。局長を後回しにして、白井十三を先に殺ってもらえませんか?白井がピーチクパーチクあちらこちらに人を殺したとフレ巻いて歩いているらしいんです。はした金で殺人を承り回っているという隊員からの連絡がありまして、飯食い終わったら奴のヤサ見に行きましょう。」山南は星璃の顔を見た。「隊員から連絡があります。所在の確認に見張っています。」山南は星璃の顔を見た。「オッケー!」星璃は、山南の顔を見て右手の親指を立てた。「夕食出来ましたよ。」小春が皆の顔を見た。トレーに乗せて一人ずつ目の前に置いた。「いただきます。」合掌した。星璃は、まず、唐揚げをかぶりついた。「カレー粉が隠し味じゃなくなったな?カレーからあげみたいになったな?美味い。」星璃は小春を褒めた。「お姉ちゃん美味しいよ。最近食べた唐揚げで一番美味しいよ。」澪が小春の顔を見た。「小春さん。美味しいです。俺も結婚したくなった。」永倉が小春の顔を見た。「あら、永倉さん独身だったんだ?奥さん居るのかと?」星璃は永倉の顔を見た。「こういう仕事しているとなかなかなんですよ。」永倉は星璃の顔を見て右手で頭をかいた。「山南先輩が羨ましいです。小春さんと結婚できるなんてね。幸せ者。」永倉は山南の顔を見て微笑んだ。「澪は食事どうしてるんだ?」小春が澪の顔を見た。「私は、本家の奥様か若奥様に作ってもらっています。お弁当もすべて!幸せ者です。」澪は皆の顔を見て微笑んだ。「澪は佐竹さんの母屋に住まわせて貰ってる。デカい家だ。皆いい人だし、問題ない。」星璃が皆の顔を見た。「星璃さん。これが白井十三の顔写真です。よく見て下さい。」山南が星璃に写真を渡した。「こいつか!2人を殺ったのは、土方さんをさしたのもコイツですよね。」星璃は山南の顔を見た。「そうだ!間違いない。」山南は星璃の顔を見て微笑んだ。「ご馳走様でした。」星璃が食べ終えて合掌した。「相変わらず早いわね。あかりお姉ちゃん。」小春が星璃の顔を見て優しく微笑んだ。「ご馳走様でした」永倉が食べ終えた。続き山南も食べ終えた。澪も食べ終えた。小春はゆっくりたべていた。星璃が食器を自動食器洗浄機に入れた。スイッチは押さなかった。山南さん、見に行きましょう。星璃と澪と山南と永倉は部屋を出た。永倉が運転する車に乗り込んだ。白井のヤサの近くに到着した。人通りの少い狭い路地が続く都会の危険地帯だった。2階の角部屋です。電気が点いているので在宅との事です。「あの部屋の中かこの路地で殺りましょう。」星璃が

提案した。「どちらでもいいがあいつチャカ持っているから気をつけないと行けないですよ。」山南は星璃の目を見た。「路地ですれ違いざま撃ち殺すのは映画みたいでいいじゃないですか?2対1ならこっちに分がありますが?」星璃は山南の目を見て優しく微笑んだ。「銃口を向け合う事はこれまで2回あります。勝率100%です。こうして生きてますから。部屋の中で正々堂々と向き合うのも私的には有りですよ。」星璃は自信有りげにニヤリ微笑んだ。「山南さん。部屋の中で殺りましょう!大丈夫です。日頃訓練してますから。勝率100%にかけてください。相手の指の動きや目の動きでわかりますから。明日結構しましょう。」星璃は山南の目を見て微笑んだ。「わかった。星璃さんの意見を尊重しよう。な。永倉君、なんかあった時はドアの外で僕達が待機しつますから。」山南は星璃の目を見て納得した顔を見せた。「帰りましょう。ながいは無用。退散。」澪が号令をかけた。車は走りだした。白井との決戦は明日だ。「澪明日の音楽はアースウィンドアンドファイヤーのアフターラブバズゴーンでいいか?ちょっとかけてみるね。スイッチは玄関はいったらオンね。ちょっと長いかなここのサックスのバートの入りでトリガーを引く。相手が痺れを切らせたらその時は私が心臓を撃ち抜くから澪は頭やって!」星璃と澪は打ち合わせをした。「お二人にはうちの隊員の車か張り付いていたのわかりましたか?」山南が二人に質問を投げてきた。「うん。わかりやしたよ。角曲がった左側に黒い車がありました。」星璃が指摘した。「流石ですね。あかりさん。おそれいった。」山南はしたをまいた。「白井もわかってるよ。バレバレだもの?あれ、わざとバレるようにやってるんでしょう?」星璃が言った。「そうだ。動きを止める為にやる手段だ。」山南は白状した。4人は小春のマンションに着いた。「ただいまかえりました。」山南が言った。「おかえりなさい。ご苦労さま。」小春が返した。「なんか良い匂いするな小春」山南が小春に尋ねた。「クッキー焼いてる。純麗のお義母さんからレシピ教わったから。もう少しで出来るから。澪、コーヒー淹れてくんない!」小春が澪を見た。「はい!わかりました。」澪が返事した、星璃はそれを見ていた。「はい!できあがりました。食べて、たべて!」小春が皆の顔を見た。星璃が一番最初に手を出した。星璃が一口食べて美味しいよ。小春、コーヒーも出来て澪が全員に出した。「有り難う。」皆が言った。ちょっとしたお茶会だった。「今日皆泊まっていきな!」小春が言った。「自分は帰ります。変な噂が怖いから。」永倉が言った。「誰も噂なんて立てないよ。」小春が永倉の顔を見た。永倉はコーヒーを飲み干しそれでも帰った。「真面目な奴だからな永倉は?」山南が言った。「お姉ちゃん。お風呂入るでしょう?」小春が言った。「入る。最後でいいよ。」星璃が言った。「湧いていりから最初に入っちゃって。」小春が言うと「はい。」星璃は返事をして脱衣所に向かった赤のジャージを持って。だいぶ長く入っていた。出て来て冷蔵庫を漁った。ワインをさがした。奥の部屋に布団を敷いて出て来て、ワインを一気飲み干し、「おやすみなさい。」皆に一声かけてお布団に入って就寝した、


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