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R&Bのリズムで殺れ YOU&I  作者: やましたゆずる
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第七十〇章 くのいち四姉妹 澪の人気を逆手にとって

近藤夫妻は、父島のラーメン星璃のカウンター席に座ってラーメンの出来上がりを待っていた、二人とも醤油豚骨チャーシューを頼んだ。「近藤さんがこんなに早く見えるとは思っていなかったです。ビックリしました。」星璃はラーメンを作りながら二人の顔を見た。「星璃さんの顔を急に見たくなってな!」近藤が星璃の顔を見て優しく微笑んだ。「この人、星璃さんにほれているのよ。旦那様の前ですいません、気を悪くしたらゴメンなさい。だって、決まって食事の時の話題が星璃さんなんですもの。」奥様の幸子さんが星璃の顔を見た。「奥様、そんな事ありません。安心してください。私とパチンコやる時やパチンコ屋の蕎麦屋では奥様の話しかしませんよ。長年、こんなつまらない男について来たなとかぶつくさ言ってます。」星璃はラーメンを作りながら奥様の顔と近藤の顔を見た。「へい!醤油豚骨チャーシュー2丁あがり。お待ちどうさまでした。」星璃は二人の前にラーメンを出した。「うわー良い匂い。私ラーメン星でラーメン食べるの久しぶりですわ。」奥様は笑顔で星璃を見てスープを口にした。「わあ!このまろやかさ!美味しいわよ。あなた。」奥様は星璃の作るラーメンをすすった。近藤もラーメンを思い切りすすった。「あかりさんが作ったラーメンは格別だよ。美味い。」近藤は一気に食べた。「ご馳走様でした。」近藤は完食し合掌した。「久しぶりにこんな美味いラーメン食ったわ。あかりさん。さっきのタクシードライバーも君の事知っていたな?常連か?さぞかし、儲かってんな?」近藤は星璃の顔を見てニヤリ微笑んだ。「はい。常連のお客様です。ぼちぼちですよ。私、野望がありまして、この島のラーメン屋、星璃ラーメンのフランチャイズにしようと考えてやってます。フランチャイズの元締めで儲けるさんだんです。」星璃は、近藤の顔を見てニヤリ笑った。「そんなに上手く行かないとおもいますがそのつもりでやってます。」星璃は近藤の目をじっと見つめた。「あかりさん。あんたなら出来る!頑張れ!」近藤は星璃の目を見た。「ご馳走様でした。」奥様も食べ終えた。「あかりさん。美味しかったわ。ご馳走様でした。」奥様は星璃の顔を見て微笑んだ。「がんばってね。応援するわ!」奥様は星璃の顔を見てニコリ微笑んだ。「あかりさん。ご馳走様でした。お代はここに置いて置く。タクシー呼んでくれないか?」近藤は星璃の顔を見た。「お代は結構です。ホテルまで私が送ります。」星璃は近藤の目を見てお金を近藤ににざらせた。「あかりさん。悪い、◯◯ホテルまで頼む。チェックインは済んでおる。」近藤は星璃に言った。「わかりました。」星璃は夜のトバリの中を運転した。暫く走るとホテルに着いた。「ツアー楽しんでください。時間がありましたらまた、お越しください。」星璃は近藤の顔を見た。星璃は手を振って別れた。「あなた、アノ娘、最高ね。あなたが惚れるだけの娘よ。見直したけどあかりさんに見破られてるわよ。アノ娘なら浮気してもいいわよ。」幸子は近藤の顔を覗きこんだ。「お前も俺のは使いものにならないの知ってるくせにイケズだな?」近藤は幸子の目を見てニヤリ微笑んだ。「あなたの女癖の悪さは、良く知ってるけど今までで一番良い女よ。彼女!あなた、若かったらトックに抱いていたでしょうね。顔もスタイルも申し分ないものそれに頭が切れる!この間、飲んだ時にわかったわよ。」幸子は近藤の目を見てニヤリ微笑んだ。「バレてたか?」近藤は一言言うと頭をかいた。「明日からエンジョイしますか?」近藤は幸子の目を見た。その頃、秋田に渡った澪はマタギの大ベテランの佐竹のじっちゃんと森に入っていた。マタギ初日だった。初日早々、大物に出会っていた。佐竹は澪に射殺を命じた。澪はライフルを構えると一発でクマの頭を射抜き仕留めた。それを密着していたテレビがカメラに収めていた。それが夕方のニュースで流れると澪の人気が再熱した。秋田県ではそれに便乗し、澪の顔のプリントティシャツをネットで販売を始めた。即日ソールドアウトの完売だった。新潟県もホクホクだった。それを聞いた北海道はジタンダをふんだに間違いない。澪は秋田では大スターになった。全国区になるのに時間はかからなかった。次の日からワイドショーは澪一色になった。星璃がそれを知るのは意外な人からだった。星璃は朝から昨日のチキン南蛮の試作に取り組んでいた。星璃のスマホに着信があった。近藤からだった。「あかりさん。テレビ見て、澪ちゃんが出てるからとだった。」近藤はその一言で電話を切った。星璃とお義母さんは手を止めて家に帰ってテレビをつけた。それで澪の活躍を知った。星璃とお義母さんはテレビを見て喜んで抱きついてガッツポーズをした。「澪おめでとう。」星璃はテレビの中の澪に声をかけた。そこに「おはようございます。店行ったら開いてないからこちかかと。」石山が顔を出した。「おはようございます。」星璃と聡子は石山に挨拶をした。「澪ちゃん。昨日からテレビ出っぱなしですよ。」石山が二人の顔を見た。「そうだったんだ、私達、知り合いからの電話で今、知ったばかりだよ。」星璃は石山の目を見た。「社長、店行きましょう。」石山が興奮してる星璃を見た。「わかった。行こう!」星璃が言うと3人は店に入った。星璃と聡子はチキン南蛮の仕込みの続きを始めた。石山はいつものルーティンで掃除まで終えた。「石山さん。チキン南蛮のテプラで作って食券機に入れてくれる?今日から出すから。」星璃は石山の顔を見た。「今日からやるんですか?いいですね。」石山は星璃の顔を見た。石山はテプラを作って食券機に貼った。1000円だった。「11時です、これからランチタイム始めます。開店です。宜しくお願いします。」星璃が号令を出した。一人目のお客様が入って来た。昨晩のタクシーの運転手だった。「いらっしゃいませ。昨晩は失礼しました。今日は好きな物サービスします。石山さん食券いらないから。」星璃は運転手と石山の顔を見た。「そうですか?お言葉にあまえます。社長、すいません。」運転手が星璃の顔を見て頭を下げた。運転手はカウンターに座った。「運転手さん。何にしますか?お好きな物どうぞ!運転手さん。お名前お伺いしてもよろしいですか?」星璃が運転手の目を見た。「俺か?三枝っていうんだ。醤油豚骨チャーシューをお願い。」三枝は、星璃の顔を見た。「サエグサさん。きょうからチキン南蛮定食が新登場しましたがラーメンでよろしいですか?」星璃は宣伝を兼ねて尋ねた。「俺は、ココの醤油豚骨チャーシューが好きなんで浮気はしない。悪い!」三枝は星璃の顔を見た。「醤油豚骨チャーシュー入りました。有り難うございます。少々お待ちを。」星璃も三枝の顔を見た。「サエグサさん。最近景気はいかがですか?ぼちぼちだな!でも観光客は増えているって土産物屋の奥さんが言っていた。儲かっているのは、社長のラーメン星だけかな?島全体にココのラーメンの噂は広がってるぞ。乗せた客から美味いのか聞かれるから俺は美味いって答えるよ。」三枝は、星璃の顔を見た。「本気で美味いよ。俺なんか、週4くらい来てるからな。」三枝の言葉に嘘はなかった。星璃はほとんど毎日見ていそうな気がしていたから。「社長は路肩のカンバンはやらないのか?カンバン屋が客を紹介してくれっていうもんで、やるんなら紹介するよ。」三枝が提案して来た。星璃は全然考えてなかった分野だった。「へえー!面白いじゃん。紹介して。」星璃は三枝の顔を見た。「醤油豚骨チャーシュー1丁上がりました。お待たせいたしましま。どうぞ。チャーハンは少々お待ちください。」星璃は三枝にラーメンを出した。すぐチャーハンも出来た。「チャーハンお待ちどうさま。」星璃はチャーハンを出した。「いただきます。」三枝は出来立てのラーメンをすすった。「昨日からテレビでやってる金メダリストの姉ちゃん、デカいクマを一発で仕留めたってやってたな?社長見たか?」三枝はデカい声で興奮しながら話して来た。「見たよ。あれ、私の妹なんだよ。知ってる人は知ってるよ。」星璃は、三枝の目を見た。「あら。そうだったか?知らんかった、すまん。」三枝は星璃の目を見た。「ゴメン下さい。花屋ですが、望月澪さん宛でこちらに花籠を届けてくれと10件の依頼がありまして、今、5件分お持ちしました。後5件は明日以降になります。こんな事初めてなんで花が足りなくなりまして、申し訳ございません。こちらが花の依頼された方のお名前です。」花屋は花籠を5つならべて、店の前に置いて行った。開店の時のようだった。札には望月澪さんへ熊退治おめでとうと書いてあった。この島の澪のファンからだと悟った。ランチタイムは始まったばかり次のお客様がチキン南蛮を頼んでくれた。「チキン南蛮定食入りました。」石山がコールすると「チキン南蛮定食1丁有り難うございます。少々お待ちください。」星璃はコールを返した。星璃はホッとした顔を見せた。昨日の手順でチキンを揚げた。先程タルタルの味見をしたが昨日より美味しかった。一晩寝かせたほうがいいのかわからないでいた。その後20人がチキン南蛮定食を頼んでくれた。1時を過ぎた頃、横山さんから着信があった。「パパスの横山です。本日ツアーのお客様に近藤さんというお客様が事務所に見えてまして、事務所に飾ってある写真をみつけ、星璃さんと澪さんを見つけ、あなたがたの事知っているから呼んでくれという事で電話しました。」横山は星璃に尋ねた。「良く知っているから今すぐそっちへいくから私も混ぜて!」星璃は横山に頼み込んだ。「わかりました。団体客なので先に海に入ってますから追っかけて来てください。」横山は星璃に状況を話電話を切った。星璃は、お義母さんと石山にお店を頼んだ。自分は水着を着てウェットスーツに着替え酸素ボンベ、メガネ、ホワイトボードとペンを持って家を出た。浜に着くと誰も居なかった。皆のいる場所はだいたい検討がついていた後を追った。イルカの周りに人が沢山いた、アレだ?星璃は横山のウェットスーツを覚えていた為、横山にホワイトボードで自分が来た事を伝えた。近藤夫妻も体型ですくわ見つかった。星璃は、夫妻に近寄りホワイトボードに「あかりです。一緒に泳ぎましょうと書いた。イルカのマイケルが星璃を見つけ近ずいて来た。星璃はマイケルにキスをした。マイケルは鳴いていた。「マイケル久しぶり、元気だった?」星璃は声をかけた。「キャァーキャァー」と鳴いていた。星璃はホワイトボードにこのイルカ友達のマイケルと書いて近藤夫妻に見せた。マイケルに「この二人私の友達」と言った、マイケルは二人の周りを「キャァーキャァー」言って泳いでくれた。星璃がマイケルに抱きついたら横山が駄目のサインを出して来た。星璃は、ホワイトボードに悪いと書いて横山に見せた。時間が来たらしく皆海面に上がって行った。星璃はイルカ達としばらく泳いだ。久しぶりなので皆寄って来てくれた。星璃は一匹ずつボディタッチをして海面に上がった。砂浜に座る近藤夫妻に近寄り「楽しかったですか?」星璃は二人に尋ねた。「はい。別世界でした。」幸子が星璃の顔を見た。「あかりさん。イルカとも友達なんて凄いな、君は」近藤が星璃の顔を見た。「私が◯◯大学の海洋研究所のアルバイトをしている時、毎日潜っていたら友達になれて。それ以来マイケルとは仲良しです。イルカ可愛いかったでしょう?」星璃は夫妻に尋ねた。「うん。最高だった。ココに住みたくなっちゃうわね。」幸子が笑顔で言った。「あかりさん。君が定住した訳は結婚だけじゃないなあ?この島にも惚れたんだろう?」近藤は、星璃の顔を見た。「そうなんですよ。最高なんてます。すべてが別世界で!」星璃は笑顔で答えた。「あの写真から良く私だってわかったんですか?あれでわかるのは流石です。」星璃が近藤に質問した。「美人は小さくてもわかるさ!」近藤は星璃の顔を見て笑った。星璃はさゆりのそばに寄って行き「さゆりさん。電話有り難うございます。近藤夫妻と海に潜れてよかったっす、」星璃はさゆりの目を見て微笑んだ。「お知り合いなんですか?」さゆりは星璃の目を見た。私の死んだパパとママの仕事仲間だった人です。財務省の局長さんだった人、この間の事件で辞職したんだよ。」星璃はさゆりの目を見た。「あかりさんのお父様とお母様とも立派な方だったんですね。お嬢様なんだ!」さゆりは星璃を尊敬の眼差しで見た、「お嬢様じゃないの私ただのミーハー!」星璃はオチャラケた。「有り難うございました。お店があるからかえります。」星璃はさゆりと近藤夫妻に頭を下げてウェットスーツのまま車に乗って走り出した。お店に帰ったら行列が出来ていた。「ただいま。大変だね。何があった?」星璃は石山に尋ねた。「澪さんのテレビのせいですよ。島の誰かが

澪さんのお姉さんのお店だってSNSで流れたらしいっす。社長、チキン南蛮ソールドアウトです。」石山が星璃に報告した。「50人分仕込んだんだよ。もう無いの?これじゃあ仕込んでる暇ないからそのままでいいわ。夜仕込みするから。」星璃は二人に聞こえるように言った。星璃はラーメンをお義母さんからタッチした。「お義母さん、チャーシュー切ってくんない?」星璃はお義母さんの顔を見た。「了解!」聡子は返事を返した。「石山さんは、チャーハン、餃子頼む!」星璃は指示を出しラーメンを作る事に専念した。嬉しい悲鳴が夜の閉店間近まで続いた。星璃はチキン南蛮の仕込みに入った。鶏の胸とももを100人前ブライン液に漬け込んだ。お義母さんは根菜切断機でみじん切りを作り茹で玉子を50個作り茹で玉子製造機で殻をむいた。それを細かくした、ら、ブライン液に漬け込んで一晩寝かせた。石山は油の入った一斗缶を運んで来た。

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