第七章 くのいち四姉妹 澪の決意
星璃は、15時半のおがさわら丸に乗って上京した。また、退屈な一日が船の中で始まると思うとイライラして来た。そこへ30歳前半の男性が声をかけて来た。「あんた、沢井隆志さん所のあかりさんだろ。私、隣町で電気店やってる塩谷勝ってもんだ。あんた、美人だからすぐわかった。島では有名だもの!朝、布団が干してあったら前の晩、激しくやらかしました。って合図だとか。はじめて会う人にこんな話してごめんよ。島の住人で知らない人はいないよ。美人なのになあ。可哀想に。俺もあんたの顔を拝みたいと思っていた所、ラッキーだな。こんな所で!狭い島だなら、退屈しのぎにそういう噂は広まるの早いんだべ。家の嫁にも潮吹かせたいと思っている。コツとかあんのけ。あったら教えてくれ?」勝は、ペラペラ話して最後に星璃の目を見て照れ笑いを浮かべた。「美人は嬉しいんたけど、その話はちと恥ずかしい。あれにコツはないんだ。女性の体質と男の波長が合わない出ないんだよ。男が強くないと駄目なんだ。」星璃は、勝の目を見て照れ笑いして下を向いた。「あかりさん。東京行くんだべ。」勝が星璃の目を見た。「この船東京しか行かめい?と口はしなかったが心の中で思っていた。うん。妹達と食事会。」星璃は、勝の顔を見て微笑んだ。「俺は、電化製品の展示会。今度電化製品買い替えの際は塩谷電気店で、(実際にはない。架空。)安くするから。」勝も星璃の顔を見て微笑んだ。「はい。是非その際は宜しくお願いします。」星璃は勝の目を見て微笑んだ。「あかりさん。お昼でも一緒にいかがですか?俺が奢るから。」勝が星璃を食事に誘った。「はい。是非。」星璃は、勝の顔を見た。二人は食堂へ向かった。真ん中あたりに空きテーブルを見つけそこに二人は座った。「なんでも好きな物頼んで下さい。」勝は、あかりの目を見た。「はい。遠慮なくいただいます。豚ロース消化焼き定食に食後にコーヒーにショートケーキおねがいします。この間と同じ。」星璃は、勝の目を見てニヤリ笑った。「もっとたのんでも結構ですよ。」勝は、星璃の目を見てニガ笑いを浮かべた。「俺も同じ物にします。」勝はウエイトレスにたのんだ。「俺、緊張しちゃうなこんな美人と食事なんて!」勝は、星璃の目を見てニコニコが止まらなかった。「その美人っての辞めて下さたい。照れますから。美人でもないし。」星璃は、勝の目を見てニコリ微笑んだ。気分は上々だった。暫くすると料理が運ばれて来た。「いただきます。」星璃は勝の目をチラリ見た。「はい。いただきます。」勝も星璃の目を見た。二人は、豚ロース生姜焼きをパクついた。前回と変わらず美味しかった。二人は完食した。「ここのこれが美味しいですよ。つい最近食べたばっかりなんです。」星璃は勝の顔を見て感想を述べた。暫くするとコーヒーとショートケーキをウエイトレスが持って来た。「ごゆっくりどうぞ!」一言言うと笑顔で空になったお皿等を持って下がった。「コロナが終わって観光客増えたね。そのせいで儲かってます。旅館とか、いままでエアコンがなかった部屋まで埋まるからエアコンの取り付け依頼が多くて!私一人でやっているんですが家内にも手伝ってもらっています。」勝は、星璃の目を見た。「それは、嬉しい悲鳴ですね。やれる時やっとかないと。」星璃は、勝の目を見た。二人は最後のひと口のコーヒーを飲むと「ご馳走様でした。」と星璃が伝票をとった。「あっ!あかりさん。いけません。俺が奢るっていいました。是非ご馳走させてください。ボチボチ儲かってますから。」勝は、星璃の目を見てニコリ笑った。勝は星璃の手から伝票をとった。「初対面の人に悪くて、割り勘でいいですか?」星璃が勝の目を見て微笑んだ。星璃は、自分の分の勘定を勝に手渡した。「勝さん。楽しい時間有り難うございました。部屋に帰ってゴロゴロします。ふだん出来ないので。失礼します。」星璃は、勝に手を振って笑顔で別れた。部屋に入るとベッドの上にダイブした。星璃は、今回のギャラの配分を狙撃する澪を二億円を後は一億円ずつ分ける。私と小春、純麗は、スタッフとして部屋に入る。私は、カメラ、純麗は、音声、小春は、メイクアップ。バックアップとしてグロッグを忍ばせて入る。荷物検索は甘いだろ。スルーだろ。小春に澪を隣ビルへ運ぶ役をやってもらう。シュミレーションしなきゃ!頭の中で考えた。まだ、ターゲットの顔、わかんない。kに送ってもらわないと。小春の部屋でいいか!後は、澪のライフルの腕が落ちてないのを願うだけだ。あの子完全にライフル辞めてないのを祈っていた。それは、明日、会うまでわからない。直接聞こう。星璃の心が潰されそうになっていた。澪を信じなきゃいけない。あの子の腕は超一流だから大丈夫。自分に言い聞かせた。◯◯総理時も心臓をわざと少しズラして狙撃したんだ。素人がやったように見せかけるよう。星璃は、頭の整理しはじめた。ダウンロードしていたスマホゲームをはじめた。暫くやったがクソつまらなかった。窓の外を見ると太平洋がどこまでも続いていた。夕方になったのでデッキにでて風にあたったが生暖かった。進行方向の西の空がオレンジに染まったマジックアワーの時間だった。それを見ていたら死んだ◯◯総理の顔が浮かんできた。左目から涙が流れ落ちた。国民の為に仕事してくれた良い総理だったのに!私は好きだったのに日本の裏組織を怒らせちゃたから。星璃は、西の空に向かって合掌した。「私達には恨み妬みはないのにごめんなさい。代々因果な仕事して来た先祖達もそう謝って来たんだ。仕方ない。本当は幸せな結婚なんてしちゃいけなかったんだ。」◯◯首相に向かって声を出して謝った。星璃は、泣いたらお腹が空いて来た。食堂へ向かった。食堂に入るとごはんを食べてる知らない女性から声をかけられた。「沢井あかりさんでしょう!あなたの事知ってます。いきなりすいません。私、隣町に住んでる中井明美と申します。いっしょに食事どうですか?隣座りませんか?」明美が星璃の目を見て微笑んだ。「良いんですか?是非!」星璃も明美の目を見て微笑んだ。星璃は、明美の隣に座った。「カレーたべていたんですね。美味しいですか?」星璃は、明美の目を見た。明美は、指で◯を作った。「それじゃ、私もカレーにしよ!明美さん、コーヒー飲まない?コーヒー私が奢るから。」星璃は、ウエイトレスをよんでカレーとコーヒーを2つを頼んだ。「やっとあなたに会えたわね。会いたかったの、島じゃ有名人よ。あなた!本物も美人ね。噂通り。」明美は、星璃の目を見て微笑んだ。「そんな!美人なんて辞めてください。」星璃は、明美の目を見て微笑んで、照れ笑いを浮かべた。「あなた、今年30歳よね。私も同じ歳。30よ。あなたの方が若く見えるわね。」明美が星璃の目を見て微笑んだ。「明美さんこそ、若いですわよ。旦那様は?お子様は?」星璃が逆に尋ねた。「まだ、独身、彼氏はいるけど、」明美は、星璃の目を見て微笑んだ。「彼氏さん、漁業関係ですか?」星璃は、明美の目を見た。「うちのは、役場の人間。」明美は、星璃の目を見て微笑んだ。「あをたさぁ!潮吹きなんだってね。あれ?どうやるの?私、出なくて!彼氏が見たい見たい言うからさぁ!是非聞きたいなぁと思って。」明美は、星璃の目を見て、笑った。「また、その質問っすか!ランチいっしょにした人もその話。だった。電気店の勝さん。知ってますか?」星璃は、明美の目を見てニヤニヤした。「勝さん。知ってる、知ってる。家の、近所だよ。この船乗ってんの?」明美は、星璃の目を見て頷いた。「乗ってます。展示会らしいです。潮吹きですか?その人の体質もありますけど、一番は彼氏とのエッチの相性だよ。適当に流してしている奴はぜったいに駄目!集中させなくチヤ!エロい言葉で乗せていかないと駄目!愛があってもなくても同じ。演技でいいから男を脳内から壊さないとね。明美さん、感じてないっしょ!」星璃は力説した。「わかった。今度試してみる。あんた、凄いんだって、頑張った朝は布団が干してあるって有名よ。」明美は、星璃の目を見て口をあんぐりさせた。「軽く3メートルは飛ぶよ。寝室の壁なんかシミだらけ。」星璃は少し大げさに言った。発信源を探る為。「え!3メートルいっちゃうか!スゲェな!参った。明美は、また、口をあんぐりさせて笑った。「出る時は、頭の中が気持良過ぎておかしくなるのがわかる。」星璃が話の上に蓋をかぶせた。女同士のエロ話をしている所にカレーとコーヒーが来た。「いただきます。」星璃は合掌した。「カレーか久しぶりだな、今度、家でもシーフードカレーなんか作ろうかな!」星璃は、ひらめきを感じる時は頭がさいている時だ。「コーヒーいただきます。」明美が星璃の顔を見た。「どうぞ。」星璃は、明美の顔を見た。そして、カレーを飲み物のように口に流しこんでいた。コーヒーをカレーと一緒に流しこんでいた。あわてて食べているみたいに見えた。「うん。うめえなぁ!」星璃は、夢中で食べいた。夢中になると回りが見えなくなるタイプだった。もう、明美の事は見えてなかった。悪い癖!なおさないと仕事も失敗するぞ!読者の声が聞こえて来た。冷静な妹達がいるから大丈夫だった。本人も妹達に助けられてるのは充分承知していた。スプーンを置いて、「ご馳走様でした。」星璃は合掌した。コーヒーを飲み干した。「プフぁ!」星璃は、大きな口を開けて息を吐いた。「これじぁ!美人も台無しだな!」明美が心の中で思った。「じゃあ!寝るとすっか!」星璃は、明美の目を見た。「あかりさん。コーヒーご馳走様でした。また、どこかでお会いしましょう。」明美は星璃の目を見た。「じやあ!またな。明美ちゃん。」星璃は、明美の顔を見て手を振った。部屋に戻ってバルコニーに出た。夜の海風はとても冷たかった。直ぐに部屋に戻った。明後日の帰りの便の予約と思い、カウンターに行った、明後日の11時に帰り便の予約は直ぐに取れた。3時半過ぎに竹芝桟橋に着いた。星璃がタラップを降りて行くと
小春が手を振って迎えに来ていた。星璃が手を振って、小春に抱きついた。「有り難うね。」星璃は、一言言うと東京の真夏の夜の寒さに驚いた。「この車もヤバい盗聴。何も話さなさない。とりあえず土産持つてきたぞ!マグロとタイ。明日、三人で分けろ。」星璃は、それだけ話すとマンションまで無言だった。途中ラーメン屋に寄って二日で深夜ラーメンをすすった。暫く走るとマンションに着いた。星璃は、ラーメン屋で澪について最近の近況を聞いた。エアライフルはやっていた。腕は落ちてないことに安堵した。無事、着いた事を隆志に連絡した。「小春、明日、みんなで競艇でもうさばらしに行くか!今日、ユーチューブ見ていたら元アイドルの子が1着1番、2着2番、3着3番に賭けると当たりやすいっていってたよ。競艇にしない。ガラス張りの観覧席もあるしクーラー効いている見たいだから。」星璃は、小春の目を見た。「お姉ちゃん。本気!おもしろそうね。ビギナーズラックって言葉もあるし。小松川で近いし。決まりでいいわ。」小春は、星璃の目を見た。乗り気だった。「みんなにラインしよう。9時小春のマンション集合って。」星璃は、送信した。「お姉ちゃん。明日10時からだって!観覧席は5000円かかるみたい。入場料100円度合わせて1人5100円だって!予約しておく。」小春は、星璃を見た。「予約出来るならしときな!私が払う。」星璃は、小春の目を見た。「観覧席予約出来た。1人1席になるみたい。近くにまとめたから。明日勝負しよ。2500円なんて取り返せるよ。」小春は、星璃の目を見てウインクした。「小春ちゃん。ウインクいいね。カワイイよ。その調子で彼氏もゲットしな。」星璃は、小春の目を見てニヤリ笑った。「お姉ちゃん。その彼氏なんだけど良いなぁって思う人いるのよ。同僚だけどね。落ち着いたら紹介するわ。島まで連れて行く。」小春は、星璃の目を見てニコニコした。「決まった!なにがなんでも成功させなきゃ!もっと良い話もあるから。明日ね。」星璃は、小春の目にじっと見つめた。盗聴がされていりから今夜はここまで!