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R&Bのリズムで殺れ YOU&I  作者: やましたゆずる
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第六十四章 くのいち四姉妹 星璃の帰還とトップ交代

星璃がそのニュースを聞いたのは、父島へ向うおがさわら丸の中のテレビだった。近藤が記者会見をしている様子が流れていた。まさかと思い、食い入るようにテレビにかじりついて見ていた。近藤が会見で局長の辞任を発表したのであった。後任には、課長補佐の輩に刺され重症だった、土方歳雄という人物が大抜擢されたの事、芹沢部長も沖田課長も死んでしまったから苦し紛れの人事だった。30代での局長は財務省始まっていらいという出世だった。星璃達のボスも土方に変わる事になるから大事な事であった。星璃は、テレビの前で項垂れた。そこに知らない番号からの着信があった。無視しようと思っていたがもしかして思い電話をとったら案の定、土方からの挨拶の電話だった。「沢井あかりさんですか?土方歳雄と申します。はじめまして!近藤さんの後任になりました。お見知り置きを。近藤さんがあなた達が一番、私のチカラになってくるとおしゃっていましたので一番先に連絡させていただきました。宜しくお願い致します。就任の挨拶まで近い内お会いしたいです。」土方から電話だった。「局長就任おめでとうございます。こちらこそ宜しくお願い致します。土方さんのおチカラになれるよいに頑張ります。ワザワザお電話有り難うございます。」星璃は、挨拶を交わした。お昼になるので星璃は食堂へ向かった。お昼どきだったので食堂は混雑していた。テーブル席はいっぱいだった。カウンター席が空いていたのでそこに座った、それをウエイトレスの中村が見つけてくれて側に来た。「いらっしゃいませ。そろそろ会えるかなとお待ちしておりました。先日、ラーメン屋行ってまいりました。ちょっと浅黒いイケメンの男性がラーメン一生懸命つくっておられました。旦那様ですか?私、凄いタイプの男性です。また、会いにいっても良いですか?あかりさん、東京と言っていたのでそろそろ帰ってくるかなと楽しみに待ってました。ラーメン美味しかった。今日もカツカレーでよろしいですか?」中村は星璃の目を見た。「来てくれたんだ。居なくてごめん。そのセリフそのとおり本人に言ってあげて、喜んで木に登るから。」星璃は中村の目を見て笑った。「カツカレーでいいよ。コーヒーも淹れたて頼む。」星璃は中村の目を見て微笑んだ。暫くするとカツカレーが来た。「お待たせいたしました。ごゆっくりどうぞ。」中村は星璃の目を見て微笑んだ。「いただきます。」星璃は合掌して、カツを2切れ食べてからいつものルーティンで爆速でカレーを食べた。「ご馳走様でした。」合掌した。そこへ中村がコーヒーを持って来た。絶妙のタイミングであった。「中村さん、家何処?」星璃は中村に尋ねた。「私ですか?港区です。会社の寮に住んでおります。何か?」中村は星璃の目を見た。「凄く良いなと思って人あたりも最高だし、悪い所ないから、私のラーメン屋で働いてもらえないかと思って、島の人なら来てもらいたいなあ!」星璃は中村の目を見た。「私なんかにもったいない言葉です。」中村は星璃の目を見て照れ笑いを浮かべた。「そんな事ない。私は良いなとずっと前から思っていた。」星璃は中村の目を見て優しく微笑んだ。「ごゆっくりどうぞ」中村は星璃の目を見て頭を下げて他のテーブルに呼ばれたのでそっちへ向かった。星璃は部屋に帰って映画三昧だった。1本目は良いタイミングで壬生義士伝だった。新選組の映画だ。2本目は山猫は眠らないでスナイパーの映画で3本目は、アウトレイジでヤクザ映画だった。星璃は映画を楽しんだ。オレンジアワーの時間にはバルコニーに出て海風にあたり綺麗な西の空を眺めた。船の中は退屈過ぎた。いつもの事だと諦めていたから時間がもったいなかった。ダウンロードしておいた、鶏白湯麺の作り方の映像を見た。6時過ぎたので食堂へ向かった。真ん中のテーブル席が空いていたがカウンターに座った。鶏肉の映像を見ていたから鶏肉料理が食べたくなっていた。メニューをみるとチキン南蛮定食があった。中村さんが注文を取りに来た。「チキン南蛮定食1つお願い。」星璃は中村の顔を見た。「珍しいもの頼みましたね。」中村が星璃の顔を見てクスっと笑った。「おもしれいか?今、鶏白湯麺の作り方見ていたら鶏肉食いたくなっちゃてさあ!」星璃は中村の顔を見た。「あら!そうだったんですね。」中村はまた、クスっと笑った。「あかりさん、東京ではホテルにお泊りですか?費用もバカにならないんじゃないですか?」中村は星璃の顔を見た。「嫌!ホテルには泊まらない!妹の部屋か西葛西の自分のマンションに泊まる。」星璃は、中村の顔を見た。「マンションお持ちなんですね。お仕事はラーメン屋さんですよね。儲かってますね。」中村は、込み入った話しをして来た。あかりという人間に興味を持ちはじめていた。「前にも言ったけど本業は人殺しだ!一人一億円で殺す。中村さんなら一万円で殺ったるよ。そんな奴いたら連絡しな。」星璃は中村の顔を見て笑った。中村も本気にしてなかったが「最近ストーカーに追い回されていて困っているんですよ。」中村がペロっと喋った。「そいつ、殺ろうか?いつでも言ってくれ調査するから!任せな!住所と電話番号教えて。」星璃は中村の目を見て微笑んだ。中村は星璃の注文をキッチンにあにあげると再び戻って来た。星璃に「はい、これ、住所と電話番号です。」メモを出し、中村は本気だった。「有り難う。あしたからあたってみる。」星璃は中村の目を見た。星璃は公安の山南さんに頼もうとした。脅かすくらいいいだろうと軽い乗りだった。これが後々事件になってしまうとこの時は二人とも考えてなかった。暫くすると中村が「おまちどうさまです。チキン南蛮お持ちいたしました。」中村が料理を運んで来た。「有り難う。後コーヒー頼める。」星璃が中村の目を見た。「いただきます。」合掌した。中村は、下がっていった。「あーあ!これ美味いな!」そう言うとがっついて食べた。「ご馳走様でした。家でも出すか?」星璃は合掌した。部屋に戻った。第2回映画タイムが始まった。ダーティハリーとビバリーヒルズコップとワイルドスピードの3本を見た。11時過ぎに父島埠頭に着いた。タラップを降りて行くと隆志が手を振って待っていた、「隆志ただいま。」星璃は早足でタラップを降りて、隆志に抱きついてキスをした、「お疲れ様でした。戻りました。あしたから私がラーメン作る。」星璃は隆志の目を見た、「あかり、俺、明日まで休み、俺が作るから見てろ!」隆志は星璃の目を見て笑った。「早く家帰ろう!したいから。」隆志はニヤリ笑った。「私も右に同じ!」星璃は笑った。隆志は夜のトバリの中を車を走らせた。久々にラーメン星璃の建物を見た星璃はやっとかえって来たと感じた。「あかり、お前が居ない間に知り合いが沢山来た。おがさわら丸のウエイトレスの中村千秋さん。後隣町の塩谷電気と隣の中井明美さんが見えた。」隆志が星璃の顔を見た。「中村さんとは会った。隆志の事イケメンだって言っていたわ。後の2人とは会いたくない。何回か船で一緒になっただけなんだ。私の噂面白可笑しく広げてあかるたちが悪い人。」星璃が嫌な顔をした。「そいか?でもまた来るって言ってた。」二人はラーメン星で食事をすませた。ひさしぶりに自分のラーメンが食べたくて隆志に作って貰った。餃子も焼いて貰った。お義母さんも出て来た。三人でラーメンをすすった。食べ終えて「ご馳走様でした。うちのラーメンは美味いなあ!」星璃は合掌して吠えた。「あかりさん。今回は大変でした。いろいろあったね。」聡子が星璃の顔を見た。「あったてもんじゃない!最後は命まで狙われた。公安の別荘に軟禁されていた。何人も仲間が死んだ。それで減税を勝ち取った。これから生活楽になるよ。ラーメンも100円引きに変えなきゃな!消費税なくなったからな!その分お客様が増えるといいな!」星璃は聡子の顔を見た。「大変だったね。あかりさん。局長さんも変わったし。」聡子は星璃の顔を見た。「財務省はガラリと変わった。若い人が局長、部長、課長、課長補佐、全員東大卒のエリートだよ。」星璃は聡子の顔と隆志の顔を見た。「あかり、凄い人達と仕事してんだな?」隆志は星璃の顔を見た。星璃が居なかった間の帳簿を確認した。「お義母さん、隆志有り難うございました。ご苦労さまでした。良く店を守ってくれました。」星璃は自然に涙が流れていた。この夜は5回戦まで続いた。子供が出来るとイイな。

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