第六十一章 くのいち四姉妹 小春の小説家デビュー
小春のフィクション自叙伝本来はノンフィクションだ。(ザ、コース、オブ、ライフ)の自費出版という形で出版にこぎ着けた。こじんまりとインターネット小説にだいぶ前から投稿していた。ひとつの形になった。純麗は、義理の母よりメイクアップ技術を教わり義母といっしょにやりはじめていた。澪は早めに慣れる為この秋に秋田の猟友会秋田支部に着任した。こちらは、オリンピックの金メダリストがわが市のマタギになったと大々的にテレビで放映されチラホラされての入会式だった。市の市民から歓迎されていた。澪のお気に入りのミリタリーウェアを身にまとい猟銃片手にポーズを決めていた。会見では北海道にたいする苦言を入れつつ秋田県に感謝の意を述べた。澪の猟友会入りは全国のニュースになった。姉妹の新たな旅立ちたった。徳川と星璃は澪の猟友会入会の現場に居た。この時は新たなる敵の出現を予想だにしてなかった。財務省内に敵はいたのであった。近藤はこう言う事が起こりいる事は重んじていた。財務省という所は増税ありきで若手の出世が決まってきた役所であった為減税路線にすすまれると出世が期待出来なくなる恐れを抱く若手が反乱を起こしつつあった。やはり、30年甘い汁を吸って来たツケが残っていた。国会にもその風が吹き荒れていた高山総理の腕の見せ所だった。野党の仕事がなくなりジリ貧だった。消費税ゼロと息巻いていた小さな党の存在価値がなくなったと等しかったからだった。解散総選挙に出るか高山総理は考えていた。どれくらいの野党を減らす事が出来るか争点はソレ一つだけだから万が一敗れれ事になれば自分達の立場も危なくなるから慎重に動かずいた。腐りきった日本を立て直す絶好のチャンスだったけどピンチでもあった。財務省でも同じ状況だった。近藤は穏健派であった。高山総理を以前助けた過去を持っていた。そんな時星璃に近藤から電話が来た。「あかりさん。近い内パチンコやりませんか?今度の日曜日、いつもの場所で!」星璃は島へ帰りたかったがオッケーした。日曜日、星璃は電車で横浜へ向かった。パチンコ屋に入るとエバァンゲリオンのコーナーへ行って近藤を見つけた。偶然にも右隣が空いていた。そこに座って左手を見た。「近藤さん出てますか?」星璃は近藤の目を見た。「いやまだ、1回当たったきりだ。」近藤は星璃の目を見た。「ころから出ますよ。」星璃は近藤の目を見て微笑んだ。星璃は一万円を入れて1000円使ったところで台が激しく動いた。大当たりの前兆だ。近藤は星璃の顔を覗きこんだ、「あんた、強運の持ち主だな?お座り一発かよ。」近藤は声をかけた。星璃はニヤニヤしやがら台を眺めていた。見事オールセブンで大当たり、二人は顔を見合わせ笑った。すると近藤の台も激しく動いた。大当たりの前兆だ!見事オールセブンで大当たり。二人は顔を見合わせ笑った。「今日、話があって来てもらった!」近藤が星璃の顔を覗き込んだ。「私に相談なんてなんですか?はっきり言ってくれればやりますよ。」星璃は近藤の顔を見た。「あかりさん。そばでも食いにいかんか?」近藤は星璃の顔を見た。「いきましょう!」星璃は近藤の目を見て微笑んだ。パチンコ台を休憩にし、二人は食堂へ向かった。二人は向い合せにテーブル席に座った。星璃はいつもの天玉そばとカツ丼を頼んだ。近藤は天玉そばを頼んだ。「あかりさん。相談って、財務省で起きている事なんだ、私の立場が危うくてな。今まで緊縮財政だったろう、税金を無くしたら、部下たちが出世の手段がなくなってパニックになっているんだよ。今まで増税してきて出世してきた奴しかおらんでな。出世の仕方はわからんのだ!バカな奴めらだ!俺を殺せば終わるのになあ?そのうち部下から俺の殺害の依頼が来るかもしれない。その時、君はどうする?殺るか!殺らないか!聞いておきたい?」近藤は星璃の目を見てニヤリ微笑んだ。「私達のボスは近藤さんだから近藤さんが殺れと言うなら殺りますけど。ソレ以外の命令は受けません、」星璃は近藤の目を見てキッパリ断わった。「もし、依頼着たら知らぜますか?」星璃は近藤の目を見た。「その時は好きに計らえ!」近藤は星璃の目を見てニヤリ笑った。星璃はその顔を見て、こちらの本位が知れたと確信をもてた。「手荒なマネはしないでください。むこうの壺ですから。そんなの私が言うまでもないかと思いますが。」星璃は近藤の目を見た。そこへそばが届いた。「いただきます。」二人は合掌した。カツ丼が届いた。「近藤さん。右手はいないのですか?犬坂には二ノ宮がいましたよね。あーいう人。」星璃は近藤の目を見た。「私は作らない。その方が行きやすかったからな。だから友達もいない孤独なんだよ。ゴルゴ行く仲間もいない。だからパチンコにはまなっている。そろそれもどらをんか?」近藤は星璃の目を見て微笑んだ。「ご馳走様でした。」合掌した。エバァンゲリオンに座った。貯蓄カードを入れて遊戯を始めた。すぐ前兆が来た。星璃は笑顔だった。二人とも勝たせ貰った。星璃の財布の中身は増えた。近藤の財布の中身も膨らんだ。駅までの道を歩いていると「あかりさん。今晩はうちで飯、食っていかないか?女房が手料理を振る舞ってくれる手筈になっておる。」近藤は星璃の横顔を見た。「お土産買ってないですよ。手ぶらじゃまずいな?奥様お好きなものないですか?」星璃は近藤の横顔を見た。「いらんよ。手ぶらでいい。強いて言えば赤ワインが好きで、そこの成城石井で買って貰うか?」近藤は星璃の横顔を見た。「わかりました。赤ワインですね。寄って下さい。」星璃は近藤の横顔を見た。成城石井に二人は入った。お酒コーナーを見ていた。高いワインは、鍵つきのボックスに入っていた。「近藤さんこれくらいのでいかがですか?」星璃は指を指した。五万円か高くないか?一万円のでいいぞ!」近藤は星璃の顔を見た。「初めてお目にかかるので高い方で!」星璃は近藤の顔を見て微笑んで係員を呼んだ。「これください。」星璃はワインを指指した。店員は鍵を開けるのではなく、裏から同じ銘柄のワインを持って来た。「これでよろしいですか?」係員は星璃の顔を見て微笑んで頭を下げた。「はい。間違いありません。」ワインを受け取った。二人はお店を出て横浜駅まで歩いた。二人は横浜線に乗った。新横浜で降りた。二人は近藤宅へ急いで歩いた。でっかい門の家の前で近藤は止まった。インターホンを押した。「俺だ、今帰った。お客様連れて来た。開けてくれ!」近藤はインターホンに向かって話した。ガチャと門が開いた。二人は敷地に入って石畳の上を歩いた。玄関を開けると近藤さんの奥さんが立っていた。星璃が挨拶しようとした時「あら!若いお嬢様ですわね?近藤の妻です。初めまして。」奥さんが星璃の目を見て優しく微笑んだ。「始めまして沢井あかりと申します。旦那様には大変お世話になっております。本日はお招き有り難うございます。」星璃は奥さんの目を見て優しく微笑んだ。「どうぞ。お上がり下さい。」奥さんがスリッパを出してくれた。「有り難うございます。お邪魔致します。」星璃はスリッパをはいて近藤宅に始めて上がった。「あかりさん、こちらにお座りください。」奥さんは、椅子を後ろへ引いた。「奥様ワイン好きとおききしたので赤ワインを持ってまいりました。」星璃が奥様の目を見てワインを手渡した。「有り難うございます。気がきくのね。若いのに!」奥様は星璃の目を見て微笑んだ。「あなたも飲める口なんでしょう。一緒に飲まない?」奥様は星璃の目を見てニヤリ笑える。ワイングラスを3つ用意してテーブルの上に置いた。奥様がコルクを抜いて3つのグラスにワインを半分注いで三人で乾杯をした。三人は一口飲むと「いただきます。」奥様の手料理を食べながらワインを1杯2杯3杯と進んで行った。「今晩泊まって行きなさい。」奥様は星璃のヘロヘロになった目を見て笑った。「あなた達、いったいどう言う関係なの?」奥様が星璃に聞いた。「訳ありの関係でしす。」星璃は真顔で奥様の目を見て笑った。訳ありの関係には間違いがなかった。「あら、あなたがそんな事出来るなんてビックリしたわ?」奥様は旦那の顔を見てニヤリ笑った。「ない!ない!あるわけない!あかりさん、冗談はやめてくれ!」近藤は星璃の目を見て叱った。「奥様、想像しているような関係ではありません。近藤さんは私の仕事の依頼者で私は忠実な部下です。特殊な仕事させていただいております。今日だってパチンコ屋で隣に座っていただけなんです。」星璃は奥様の目を見て微笑んだ。間違った事は言っていない。星璃はそのまま寝てしまった。今晩は近藤宅にお泊りコースになった。部下達の反乱はこの後も口火がくすぶる日本にとって一大事が起こる事になる事を今の三人は知る由もない事実だった。




