第三十八章 くのいち四姉妹 新たな日々
星璃は、今日から学校へ通う為、地下鉄の満員電車に乗っていた。こういう風景には全然慣れていなかったから少し気分は晴れやかだった。リクルートスーツに見を固めてヒールを履いていた。一週間だけなら良いかななんて思ってつり革につかまっていた。ダウンを羽織ってリュクを背中に背負っていた。何十年前に経験してたとはいえ、我慢しなきゃと思っていた。学校へ着いた。皆ラフな服だった。星璃は入学式だと勘違いしていたふしがあったからスーツで来てしまっていた、リュクからエプロンを出しエプロンをした。早速授業が始まった。麺の粉の配合から始まった。製麺機の使い方などを教わった。これが一週間続いた。それから一週間が過ぎてカリキュラムを終えて製麺機とゆでたまご機を買わされた。それで終了した。簡単だった。星璃は麺の知識を得る事が出来て良い経験が出来たと考えていた。その日の帰りラーメン裕之に一週間ぶりに顔を出した。師匠に製麺学校の卒業を知らせる為だった。それと葛城さんとの新着状況を聞きたいとスケベ根性がでていた。「こんちわ…」星璃はドアを開けた。師匠と目が合うなり百万円の事を言われた。なんだかんだ、ブツクサ言ってた。「製麺学校卒業したよ。良い勉強になりました。ラーメンの事詳しくなりました。」星璃は師匠の顔を見た。「高い機械買わされたろう?だからお金返すって!」岡本は星璃の目を見た。「でも金は返さなく良い。葛城さんとの結婚資金にあてて!私からの早めのお祝い!」星璃は岡本の目を見てニヤリ微笑んだ。「それがさぁ、上手くいっちゃてんのよ。」岡本は星璃の目を見て優しく微笑んだ。「おめでとう。もう、ソーセージ食ってもらったか?それで、アワビは食ったのか?潮は噴いてなかったか?」星璃は相変わらずの下ネタで岡本を困らせた。「それが彼女、俺の事、店の前を通るたび覗いていたらしい。あの日もなかなか入ったこられなくて嘘をついて腹減ったなんて芝居をうったらしい。ぶっちゃけ前々から狙われてたんだな?」岡本はニコニコしながら星璃の目を見た。「あら!ご馳走様でした。それとラーメン作ってよ。味噌豚骨チャーシューと餃子!」星璃は岡本の顔を見た。「私明日から都内のラーメン屋めぐりするから抑えておくお店教えてくれないかなあ?」星璃は岡本の顔を見た。「へい!お待ち!」岡本は星璃の前にラーメンを置いた。後から餃子も出て来た。ラーメンをすすると「やっぱりこの味なんだよ。学校のやつも美味かったけど私はこれだね。」星璃は岡本の顔を見て唸った。「良かった、うちの味忘れちゃたかと思ったよ!」岡本は星璃の顔を見て優しく微笑んだ。「ところであかりちゃんは何者なんだ?頭は良いし、姉妹で立派だし、家族も立派だし、金持ってるし、良い女だし、面白いし、スケベだし?」岡本は星璃の目をじっと見つめた。「私か?普通の主婦に見えるだろう?金は親の遺産だよ。親は伊賀で人材派遣会社をやっていて金持ちだったんだよ。私達姉妹も何不自由なく育って来た感じじゃねえ?皆アメリカ留学の経験があるから英語ペラペラだし!ドゥ・ユーゲット・イット」星璃は岡本の目を見て優しく微笑んだ。「そうかな?ソレ以上の何かを感じる。」岡本は星璃の目を見た。星璃は心の中であんたするどいなあっと思っていた。「あかりちゃん。ラーメン屋の名前書いておいたから。行ってみな!」岡本は、メモを渡した。「有り難う。愛してるよ。裕之!」星璃は師匠の名前を初めて呼んだ。「明日から行ってみる」星璃は岡本の目を見た。次の日から一日3件のペースで12件回った。そんな中近藤から電話があった。「例の女見つけた。田中保奈美。新宿のキャバクラでキャストやっていた。噂が噂を呼ばないうち殺ってくれ!田中の住所はわかった!笹塚だ。仕事は新宿の◯◯という店だ。調べてくれ。今回はヤバい連中だから気をつけろよ。頼むよ。ギャラは五億円でどうだ!」近藤は電話を切った。その夜4人は星璃のマンションに集まった。「全員の顔と会社はわかった!拉致って毒薬を使うか?」小春が皆の顔を見た。「一人づつ殺るか纏めて殺るか?」澪が皆の顔を見た。「お姉ちゃんたちが新宿公園に保奈美を餌に使い、全員を集めて私が遠くから狙撃する。」澪が皆の目を見て首を左に傾げた。「私が石井絵麻の携帯を使っておびき寄せる。」星璃が思いつきで言った。「電源を入れた時点でアウトよ。絶対駄目!そのスマホこんどクリーナー班に預けたら。」小春が怖い目をして星璃の目を睨めつけた。「わかった。私が浅はかだった。田中保奈美は私達の事を知っているから脅してみる。全員を集めさせる。笹塚のアパートに行ってみる。明日。それから反応見てみましょう。」星璃は皆の目を見た。「賛成。」皆が声を合わせた。次の日、京王線笹塚で電車を降りた住所的に駅近だった。出勤時を狙って夕方駅前の喫茶店に入って外を見張った。2時間くらい待って田中保奈美が喫茶店の前を通った。それを尾行した。笹塚駅の改札を通り駅中に入った保奈美は、列に並んで電車を待った。その後3人後に星璃も並んで電車を待った。電車が到着して保奈美は電車の中へ吸い込まれて行った。星璃もすぐ後にくっついた。つり革に捕まり立っていた保奈美の隣に星璃もスッと立った。「保奈美さん。ご出勤ですか?」星璃がグロッグḠ19を保奈美の横腹に突きつけて声をかけた。保奈美は驚いた表情を見せて星璃を二度見した。「私がここに居る意味おわかりですか。おわかりなら話が早いんですが?」星璃は保奈美の耳元で囁いた。「絵麻ちゃん連絡とれなくなったでしょう?そう言う事です。殺されたくないなら話た仲間4人を集めて下さい。そうしていただければあなたは助けます。明日12時新宿公園の水道道路にかかる歩道橋の上に集めて下さい。」星璃は保奈美の耳元で囁いた、「わかった。集めれば私は助けてもらえるのね?」保奈美は星璃の横顔を見た。「うん。助ける。」星璃は耳元で囁きグロッグḠ19をスカートのウエストにはさんで閉まった。保奈美は息を小さく吐いた。「頼んだよ。」星璃は隣の車両へ移った。脅しは成功した。西葛西駅に降りた。ラーメン裕之に顔を出した。カウンターに葛城さんが座っていた。「いらっしゃいませ!あかりちゃん。」岡本が星璃に声をかけた。葛城も振り向いて星璃の顔を見て微笑んだ。「真美さん。岡本さんと上手くいってるようで安心してます。」星璃は葛城の目を見て優しく微笑んだ。「岡本さん。デイナーセット、味噌豚骨チャーシューで。」星璃は岡本の目を見た。「葛城さんはもう食べ終わったの?」星璃が葛城の目を見た。「岡本さんラーメン食べて来ました。ラーメン裕之が一番美味しかっよ。」星璃は岡本の顔を見て優しく微笑んだ。「あかりちゃんは何時も嬉しい言葉かけてくれるな!」岡本も星璃の目を見て優しく微笑んだ。「ラーメン一丁あがり、デイナータイムだから大盛りね。」岡本は星璃の目を見た。「いただきます。」星璃は思いっきりラーメンをすすった。「ご馳走様でした。邪魔者は退散します。失礼します。」星璃は二人の顔を見てドアを閉めた。明日は、人殺しの日だ。電動アシスト自転車にまたがり飛ぶようにペダルをこいだ。




