第三十七章 くのいち四姉妹 ラーメン修業の終了
朝6時に起きた星璃は、明け方まで隆志と抱き合ったいたがスッキリと目覚めた。寝不足でもあった。隆志は星璃のベッドの上で寝ていた。起こさず放置した。星璃はキッチンに立った。トーストを焼いてコーヒーを淹れた。トーストとコーヒーの匂いに誘われてお義母さんと隆志が起きて来てダイニングテーブルの椅子に座った。星璃は隆志、お義母さんの順番でトーストとコーヒーを置いた。「おはよう。あかり、」隆志が挨拶をし、「おはよう。隆志。」星璃は隆志の顔を見て優しく微笑んだ。「あかりさん。おはよう。」お義母さんが星璃の顔を見て微笑んだ。「おはようございます。お義母さん。良く眠れましたか?」星璃は聡子の顔を見てニヤリ微笑んだ。「良く眠れたわよ。」聡子は星璃の目を見て耳栓を二人の目の前でポンととりはずした。三人は、それを見て大声で笑った。「いただきます。」二人は同時に合掌してトーストを食べた。星璃も自分の分のトーストとコーヒーをテーブルの上に置いて椅子に座った。「いただきます。」星璃はトーストを口に入れてコーヒーを一口飲んだ。沢井家、三人揃っての朝食は珍しいかった。「あんた達ちゃんと寝たの?」聡子が二人の目を見た。「寝てない。さっきまで抱き合っていた。」隆志が聡子の目を見てニヤリと笑った。「今日は夕方まで寝てる。」隆志が聡子の目をみた。「お昼は、冷凍庫に餃子あるから焼いて食べて、さとうのごはんあるし。夜はラーメン食べに来な。皆呼んでおくし。」星璃は二人の目を見た。「わかった。有り難う。」隆志は星璃の目を見た。「ラーメン屋の場所、地図書いて置いた。住所も書いて置いたしナビにそれを入力すれば自動的に連れてってくれるから!」星璃は隆志の目を見た。紙をテーブルの上に置いた。星璃はシャワーを浴び、出勤の準備に入った。「昼間暇だったら地下鉄に乗って東京見物でもどうぞ?スマホ一台で観光地連れて行ってくれるから。」星璃は二人の顔を見た。「わかった。」隆志は星璃の顔を見た。「車のカギと部屋のカギはこのカゴの中にあるから」星璃は隆志の顔を見た。「わかった。」隆志も星璃の顔を見た。星璃は新しくコーヒーを淹れた。二人にもコーヒーを淹れた。星璃は椅子に座った。「あかりさん。修業が終わったら島にラーメン屋出すんだろう?うちの目の前の土地、隣の沢辺さんの土地だから安く変えないか交渉しておくわよ。」聡子は星璃の目を見た。「建築会社にも相談してみっから店の作りは夜店行った時、良く見て参考にするから。」隆志が星璃の目を見た。「二人とも有り難う!恩にきる。」星璃二人の顔を見た。「ごめん、東京案内出来なくて誰かに頼もうとしたんだけどできなかったからすまん。じゃあ、後で待っているね。皆6時に来るから。行って来ます。お土産のマグロを手に持った。」星璃は二人の顔を見た。「行ってらっしゃい。」二人は手を振って見送った。エレベーターにのり一階まで下りて、電動アシスト自転車にまたがり、飛ぶようにペダルをこいだ。店に着くと師匠がもうお店に居た。住居がお店の二階だった。星璃は師匠の部屋を見た事なかった。「おはようございます。師匠!小笠原のお土産マグロです。」星璃は師匠の顔を見てお土産を手渡した。「おはよう。旦那さん、お義母さん来たんだ。有り難う!後でいただきます。今日も一日宜しくお願い致します。」師匠は星璃の顔を見て微笑んでお土産を冷蔵庫へ入れた。星璃はいつものルーティンで調味料を交換して、暖簾を出しランチタイムののぼりを立て、店の前を綺麗に掃いた。テーブルを拭いた。餃子の仕込みをした。まだ、9時30分なのに女性のお客が入って来た。「お店何時からですか?お腹空いちゃて。ラーメン食べさせていただけませんか?」女性は星璃の目を見た。「いいですよ。開店しています。」師匠は女性の目を見て優しく微笑んだ。「すいません。醤油豚骨チャーシューを1つと餃子お願い致します。」女性は師匠の目を見た。「あかりちゃん。お願い致します。」師匠は星璃の目を見て合図を送った。「ランチタイムメニューがありまして、チヤーハンつけても同じ値段ですよ。」星璃が女性の目を見た。「それではチャーハンもいただけますか?」女性は星璃の目を見て微笑んだ。「はい!わかりました。少々お待ちを。」星璃は女性の目を見た。ナルハヤで星璃はラーメン、チャーハンを作った。今まで一番早く作った。そしてラーメン、チヤーハンが出来上がりお客の前に出した。餃子も少し遅れて出来た。餃子も提供した。女性は急いでラーメン、チヤーハンを食べていた。「あっ!この人、相当お腹空いていたんだろう」と星璃は思った。「あの、ココのラーメンが美味しって、聞いてきました。だから無理しても何もたべないでいたんです。噂通り、美味しいです。満足です。」女性は完食した。「ご馳走様でした。有り難うございます。」女性は星璃の目を見て優しく微笑んだ。その日のランチタイムも大入りだった。星璃の顔には汗が流れた。ピークも終わり、二人の賄タイムがきた。「あかりちゃん。コーヒー淹れてくれないか?」師匠は星璃の顔を見た。「師匠、何食べますか?」星璃は師匠の顔を見た。「今日は焼肉定食にするか!」師匠は星璃の顔を見た。星璃は豚肉を二人前鍋に入れた。タレと生姜を入れて良くかき混ぜてお皿に盛り付け、ごはんを茶碗に盛り中華スープをよそった。トレイに乗せて師匠の前に出した。星璃の分も同様に師匠の隣にトレイを置いた。星璃は厨房からカウンターの椅子に座った。「いただきます。」二人は合掌をし声を重ねた。「俺が作るより美味いじゃないか?」師匠は星璃の横顔を見た。「またまた、上手いな!私は豚じゃないから木に登りませんよ。」星璃は師匠の顔を見て優しく微笑んだ。「あかりちゃん。コーヒーをもう一杯淹れてくんないかい?」師匠は星璃の顔を見た。「ご馳走様でした。」師匠は合掌した。「ご馳走様でした。」星璃が合掌した、「師匠、午後1時から5時までアフタヌーンサービスなんて良くないですか?私からの提案。ラーメン餃子セットなんて?」星璃は、師匠の顔を見た。「良いな一人でも来店増やせるな。あかりちゃん。ポップ書いて店の前に貼ってくれ!紙とマジックはその引き出しの中にある。」師匠は、星璃の顔を見て指で引き出しを指した。星璃はスーパーのバイトの時経験していた。10枚書いた。店の中と外に貼った。アフタヌーンセットラーメン餃子セット1000円。「上手いもんだな!感心した。」師匠は星璃の頭をポンポンと叩いた。「そんな、そんな!」星璃は師匠の頭を見て照れ笑いを浮かべた。「明日から餃子の仕込み倍にしなきゃなあ?」師匠は嬉しい悲鳴をあげた。「これから、作りますか?」星璃は師匠を見た。「そうだな!やるか!」師匠は星璃の顔を見た。二人は餃子の仕込みを始めた。「いらっしゃいませ。」星璃はお客の顔を見て声をだした。お客がメニューを見ていたので「きょうからアフタヌーンセットをはじめました。通常より200円お安くなります。」星璃はお客の顔を見て微笑んだ。「それでお願い致します。」お客は星璃を見て微笑んだ。「ラーメンの種類はいかがしますか?」星璃はお客の顔を見た。「塩豚骨チャーシューお願いします。」お客は星璃の顔を見た。「へいお待ち!」星璃はラーメンをお客の前に出した。餃子も遅れて出した。そんな調子でお客は続いた。「師匠、当たりましたね。ゼロよりはいいてますよ。」星璃は師匠の顔を見た。師匠の顔はまんざらでもなかった。「良かったっす。」星璃は師匠の目を見てニヤリ微笑んだ。その後もダラダラ続いた。6時になった、まず澪が来た、小春が来た。純麗と拓哉が来た。「いらっしゃいませ。」星璃が声を出した。少し遅れて隆志とお義母さんが来た。「いらっしゃいませ!」星璃は大きな声を出した、「隆志、お義母さん、こちらが師匠の岡本裕之さを。こっちが夫の隆志です。こっちがお義母さんの聡子です。」星璃が三人を紹介した。「岡本裕之です。マグロのお土産有り難うございました。」師匠は二人の顔をみた。「あかりがお世話になっております。夫の隆志です。」隆志は岡本の顔を見た。「義理の母の聡子です。この度はお世話になりました。マグロ早く食べて下さい。」聡子は岡本の顔を見た。挨拶は終わった。「隆志、お義母さん、何食べる?皆は?」星璃が皆の顔を見た。「お姉ちゃん。塩豚骨チャーシューを3つ、醤油豚骨チャーシューを3つ、餃子6枚。以上。」小春が星璃の顔を見た。「塩豚骨チャーシューを3丁、醤油豚骨チャーシューを3丁、餃子6丁以上ですね。少々お待ちを!」星璃は注文を復唱した。星璃は餃子を6人前餃子焼き機に入れてスイッチを押した。湯煎機に麺を6人分入れて塩ペーストを3人前、醤油ペーストを3人前入れて、チャーシューを人数分切るともやしとネギを用意して、背脂を丼ぶりの上でこして、豚骨スープを丼ぶりに注いだ。麺を湯切りして丼ぶりに入れた。チャーシューを綺麗に並べもやしとネギを盛り付けて完成させて各自前に丼ぶりを置いた。「へい!お待ち!召し上がって下さい。」星璃は皆の顔を見て優しく微笑んだ。餃子が上がったブザーがなった。お皿に綺麗に並べ各自に出した。「お姉ちゃん。板についたわね。」小春が星璃の顔を見て優しく微笑んだ。「あかり、なかなか美味いぞ!」隆志が星璃の顔を見て優しく微笑んだ。「あからさん。美味しわよ。これが島で食べられるのね。」聡子が星璃の顔を見て優しく微笑んだ。「そうですか?良かった!やったかいあった。」星璃は皆の顔を見て照れ笑いを浮かべた。「あかりちゃん。この三週間、頑張りました。その成果がこれです。後一週間でうちは卒業です。その後製麺学校へ行って、島へ帰ります。本当はずっと居てほしいのが本音です。」岡本は皆の顔を見て話をした。それから星璃の修業は一週間続いた。卒業の日、星璃は店に出る前にコンビニのATMに寄った。袋を1枚とってお金を入れてリュクに入れた。電動アシスト自転車に飛び乗り、飛ぶようにペダルをこいで店に走った。「おはようございます。」いつものルーティンで開店準備を終わらせた。最後だと思うと自然に涙が出て来た。岡本は星璃の顔を見て涙が流れた後を見てしまった。ヤバいと思い顔をそむけた。知らんぷりを決め込み餃子の仕込みに専念した。「あかりちゃん。もう作らないでいいぞ!だいぶ出来た。今日の分はある。」師匠は星璃の目を見た。その時先日来た、女性がぶらっと入って来た。「よろしいですか?また、来ちゃった。女性一人でラーメン屋なんてはずかしいでしょ?だから朝ならお客さん少ないと思ってすいません。」女性は二人の顔を見て優しく微笑んだ。「うちは大丈夫だよ。気にするな!」岡本が女性の目を見て優しく微笑んだ。「ご注文はいかがしますか?」岡本は女性の目を見た。「この間、醤油だったから今日は塩豚骨チャーシューとチャーハンセットで良いですか?」女性は岡本の目を見て優しく微笑んだ。「はい!喜んで!少々お待ちを!」岡本は女性の顔を見た。「あかりちゃん。ラーメン作って。今日が最後だろ?チャーハンは俺がやるから。」岡本は星璃の目を見た。「あまり、最後最後言わないでくださいよ。悲しくなっちゃうから。女心を知らないバーカ!」星璃はベソをかいで師匠をバカ呼ばわりした。「俺が悪かったごめん。ごめん。」岡本は星璃の異変に気がつくのが遅かった。「あら!あなた、今日が最後なの?勿体ない。良い腕してるのに?」女性は星璃の目を見て驚きを隠せないでいた。「そうなんです。私、今日でこの店、最後なんです。見習いでした。今度、自分の店を持つので夢が叶います。小笠原で店を開きます。チャンスがあれば是非お会いしたい。明日からは製麺の学校へいきます。まだ、こっちにいます。ここにも顔だしますから。」星璃は女性の顔を見た。「へい!ラーメン1丁上がり!お待ちどうさまです、」星璃は女性の顔を見て優しく微笑んだ。ラーメンを女性の前に出した。「チャーハンはもう少しで出来ます。」星璃は女性に声をかけた。「あら!御苦労様でした。ココの店、女性店員で入りやすかったのですが残念です。」女性は星璃の目を見て俯いてしまった。「私居なくても店長居ますから安心ですよ。この人、顔は怖いけど優しい人だから。彼女募集中ですよ。強面の男性いかがですか?見た感じ私と歳同じくらいかなあ?と思って、店長35歳なんで宜しくお願い致します。」星璃のお節介が炸裂した。女性は、考えて名前を名乗った。「葛城真美です。歳は30歳です。独身彼氏居ない暦5年です。」葛城はご丁寧に自己紹介までした。「俺はこの店の社長兼店長の岡本裕之と申します。毎度ご利用有り難うございます。」岡本は硬かった。「何!緊張しちゃて、ガラじゃない、ない。」星璃は岡本の目を見てニヤリ微笑んだ。「早速デートの約束すれば!」星璃が後押しした。「明日あたり暇ですか?お店たまには休みます。デートしましょう。是非。」岡本は勇気を振り絞って葛城を誘った。「是非、こんな私でも良いなら。喜んで。」葛城も上目遣いで岡本を見た。本日はランチ50人、アフタヌーン
10人、デイナー70人と開店依頼初の大入りとなった。「あかりちゃん。麺の在庫がなくなったから今日は24時で閉店しようか。これ、入口にかけて来て、本日休業の札だった。明日丁度休みだし良いかな?」岡本は星璃に今日の営業を終わる事を伝えた。星璃は札をかけてのぼりをしまって暖簾を下げたて店に入ると「あかりちゃん。本当に御苦労様でした。これ、俺の気持、時給1000円で計算してある。バイト料。少ないけど受けとてってくれないか?」岡本は星璃の目をじっと見つめた。「嫌、そんな物うけとれません。こっちが事業料払わないといけないんですから。」星璃は完全に拒否した。「私の方こそお世話になりました。」リュクから銀行の封筒に入った百万円取り出し、渡そうとするが拒否られた。「お世話になりました。近い内寄らせていただきます。」星璃は涙を押さえながら岡本の目をじっと見つめた。「それでは失礼します。」岡本の目は見られず星璃は店を出たが隣の階段を上がって岡本の部屋のドアの郵便受けに百万円を入れた。




