第十七章 くのいち四姉妹 祝勝会
「皆さん。今晩、予定ありますか?祝勝会なんていかがですか?神楽坂の料亭幸本を予約してあります。私もご一緒させていただきます。」二ノ宮が4人の顔を見た。「その心遣い嬉しいねぇ!皆。是非ご馳走になろう。」星璃が4人の目を見て微笑んだ。3人が頷いた。「夕方、小春さんのマンションへ私が迎にあがります。ところで今日の皆さんのファション素敵です。プロゴルファーに見えます。私、澪さんが一番好きです。でも澪さん、女性しか興味ないんですよね。」二ノ宮は、4人の目を見て微笑んだ。ちょっと、キモかった。「二ノ宮さーん。私のファンだったのね。嬉しい。でも男は嫌い!」澪は二ノ宮に抱きついてハグをした。二ノ宮は、デレデレになっていた。それを見た3人が笑いだした。4人は
荷物をまとめ帰る準備をした。現場を改めて見ると悲惨な状況だった。撃ち抜かれた6人は白目を向いて、鼻水を垂らし、目から涙をながし、口から涎を流し。下からは、おしっこ、うんちを垂れ流して死んでいた。オフィスの中は異様な空気だった。殺人現場は、いつも悲惨であった。テレビドラマの殺人現場なんてクソ喰らえの映像だった。彼女達からすれば。5人は部屋を出た。警備部の屈強な男達が5人に敬礼をして立っていた。だれも一言も発しない。5人の靴音が廊下に響いた。四姉妹は、ゴルフシューズスパイクを履いていたから、カチカチと音がした。5人はエレベーターに乗ると1階のホールにも警備部の屈強な男達が5人に敬礼をして立っていた。ここで4人は、二ノ宮と別れた。「夕方お迎えにまいります。」二ノ宮は、4人の目を見て微笑んだ。「宜しくお願い致します。」4人は二ノ宮の目を見て声を合わせた。4人は小春のヴェルファイアのトランクにグロッグḠ19を箱に入れた。澪と星璃はゴルフバックを小春と純麗はメイク道具をぶち込んた。小春は「帰るよ!」一声発しアクセルを踏んだ。首都高速本町入口から車は入って帰路についた。清新町出口で高速を降りて「お姉ちゃん。しまむらかユニクロに寄る?」小春が隣に座る星璃の横顔を見た。「うん。寄って、バアさんのおみやげ買うから。」星璃は運転する小春の横顔を見た。「それじゃあユニクロにするね。最近ミセスの洋服も置いてあるから。お姉ちゃんもそっちの方が似合うと思う。」小春は横に座る星璃の横顔を見た。ユニクロに着いた。「誰か一人留守番して後に大事な物があるから。」小春は、後部座席の2人の目を見た。「私が残る。火薬くさいし。」澪が名乗りでた。3人は店内に入った。「先にバアさんの土産見るか!」星璃が2人の顔を見た。「それじゃあ!あっちね。」小春が指を指した。バイオレットのシャツとブラックのスカートを選んだ。星璃はブラックのTシャツにブラックのパンツを選んだ。隆志には、イエローのTシャツとブラックのパンツを選んだ。カゴのまんま会計出来るのを見て星璃はおどろいて声を出した。買い物は終わった。「お姉ちゃん。ホームセンター寄るからね。台車買いたいの銃の箱重たいから台車で運びたい。」小春が皆の顔を見た。皆、車に乗るとホームセンターに向かって走りだした。ホームセンターに着いて台車を買った。マンションに着いてトランクから銃の入った箱とメイク道具を台車に載せた。星璃と澪はゴルフバックを背負った。エレベーターに乗って部屋に着いた。小春と純麗で台車を押した。ドアを開けたらリンリンの吠え方がいつもより異常だった。良く見ると見知らぬ男が居た。「こんにちは。二ノ宮さんの命令で盗聴器を外しにきました。この通り外しました。」男は盗聴器を手のひらに乗せて皆に見せた。「この後から普通に暮らせます。」男は皆の顔を見た。「すいませんでした。女性の部屋に忍びこんでこんなもの付けたりして!上からの命令なんで。」男は皆の目を見て頭を下げてペコペコした。「犬の方はどなたですか?僕興奮しました。1晩3回は抜けました。」男は、皆の見た方の顔を見た。小春だった。「ますます、興奮しました。こんな美人があんな事してるなんて。想像しただけでムスコが元気です。僕変態なんです、こんな仕事していると。犬は初めてだったので衝撃的でした。バイブとかレズは普通です。男との絡みなんて普通です。」男は、小春の顔をマジマジ見た。「あんちゃん。そうか、良かったな!役得で。私のは普通か!ふざけやがって!」星璃は、目を釣り上げて怒って、笑った。「あんちゃん。男としてるのは私、レズは彼女、バイブは彼女。平均的におかずにしろよ。顔覚えておけ!」星璃は、一人ずつ指を指した。「わかったか!やらなかったら射殺すんぞ!」星璃は怒った。「ご苦労さま。後3つも外してくれ!小笠原迄行くんだ。本当にご苦労さん。」星璃はあんちゃんの目を見て微笑んだ。「小笠原は明日の船で行きます。これから、中野、北千住と回ります。失礼しました。」あんちゃんは、皆に挨拶をし、玄関を出て行った。「あんな兄ちゃんに聞かれてたのかよ。ふざけるな!」星璃は、また、怒りだした。「私、お姉ちゃんの怒った顔好きよ。」純麗がボソッと言った。「そうか!すみれ、お姉ちゃんの顔好きか?キスしてやる。」星璃は、純麗の目を見て純麗にキスを迫った。星璃は純麗の唇をサラッと奪った。「君には、隙があるんだ、だから、赤井のおっさんに銃をとられるんだ。」星璃は、純麗の目を睨んだ。「お姉ちゃん。あん時のセリフ銀英伝だよね。ミッターマイヤーの若い時のやつ。どっかで聞いた事あると思ったんだ。」純麗は星璃の目を見た。「当たり!流石アニオタ!いつか言おうと思って温めていたんだよ。」星璃は、純麗の目を見た。「アスタラビスタベイビーは、ターミネーター2のセリフ」小春が星璃の目を見た。「お姉ちゃんに言われて感動するかどうか確認の為、アマゾンプライムで見た。感動したよ。人間とターミネーターの愛を。ダダダダダララーン。ニュアンス的にこうよね。小春が星璃の目を見た。「私が言った通りだったろう!」星璃は小春の目を見て微笑んだ。純麗と澪が立ち上がって
玄関へ行き台車を押して来た。「小春お姉ちゃん。どこにしまう。」澪が小春の目を見た。「奥の部屋のクローゼットの中。」小春は立ち上がって二人を奥のクローゼットへ案内した。その中に銃の入った箱を入れた。「辞めるなら必要ないね。」純麗は小春の目を見た。「うん。」小春は純麗の目を見て頷いた。「夕方まで時間あるな?腹減った。ファストフードでも食いに行くか!」星璃は、皆の目を見て微笑んだ。「マックにする?買ってくる。」小春が星璃の目を見た。「私は、ビッグマックのセットコーラとナゲット。」星璃が小春を見た。「私は、テリヤキセットコーラとナゲット。」澪が小春を見た。「私もビッグマックのセットコーラとナゲット。」純麗が小春を見た。「わかった。言ってくる。」小春と純麗は出て行った。荷物持ちに純麗に頼んだ。「ウーバーとか出前館使えばいいのにな!」星璃が呟いた。「小春お姉ちゃんは、配達員嫌いなんだって!襲われそうになった事があったのよ。会社に文句言っても聞き入れてもらえなくて泣き寝入り。弁護士たのもうとしたんだけどこっちの素性がばれるの嫌がってたのまなかったの!」澪が星璃に告げ口した。「ひでぇ話だな?殺せば良かったのにお姉ちゃんがやったるで!」星璃が澪の目を見た。「私も頼んだことない。嫌だから。買いに行く。」澪は星璃の目を見た。30分くらいで二人は帰って来た。「ただいま。」小春が言った。「お帰り。」澪が言った。リンリンが吠え始めた。それを星璃が抱っこして宥めていた。「はい!お姉ちゃん。ビッグマックセット。」小春がテーブルの上に置いた。リンリンを抱っこしていたから。星璃はリンリンをゲージに入れてテーブルの前に座った。「ありがとう。いただきます。金は?」星璃がビッグマックにかぶりついた。「お金は要らない。私の奢り。」小春は星璃の顔を見た。澪もビッグマックをかぶりついた。「お姉ちゃん。ご馳走さま。いただきます。」澪は小春を見た。純麗がテリヤキにかぶりついた。「お姉ちゃん。いただきます。」純麗も小春を見た。「いただきます。」小春もビッグマックにかぶりついた。
「たまに食うと美味いな!島じゃ食えない。」星璃が口にした。「私も久しぶり。」小春も口にした。「私は一週間前に波海ちゃんと食べた。」澪が口にした。「私は一ヶ月ぶり。」純麗が口にした。その時、二ノ宮から電話が来た。「これから、出ます。そちらには一時間後にはつきます。用意しておいて下さい。」の事。「このままでいいよな!」星璃は皆の顔を見た。皆頷いた。でも全員、シャワーを浴びた。星璃はユニクロでブラとパンティも買っていた。新しいものに着替えた。星璃がシャワーを終えた。小春、純麗、澪と続いた。星璃は、リンリンと下着姿で遊んでいた。勝手にドッグフードをあげた。リンリンは、それをバリバリ食べていた。シャワーから出て来た小春がそれを見て怒った。「まだ、ご飯の時間じゃない早すぎると」星璃の目を見た。「どうせ、だれもいなくなっちまうからいいじゃないか!」星璃は、逆に怒った。「そうか?逆に有り難う。」小春は、星璃の目を見て謝った。皆、シャワーが終わった。ゴルフウェアを着た。出かける準備は終わった。キッチンテーブルの椅子に座っていたら二ノ宮から電話が来た。「下に着きました。宜しくお願い致します。」それを言うと電話を切った。皆部屋を出て最後に小春が出て鍵を締めた。「盗聴器のあんちゃん。どうやって部屋にはいったんだろうと疑問が横切る。」小春は心配になって皆に意見を求めた。「後で二ノ宮に聞いてみる。」星璃が吠えた。マンションの前に黒のアルファードが停まっていた。後部座席のドアが開いていた。全員飛び乗った。「お待ちどうさま。」澪が二ノ宮の後で言葉にした。「それではまいりましょう。」二ノ宮が後部座席の皆を見た。「懐石料理たのんでありますが食べたいものあればご自由に!お酒もご自由に。」二ノ宮は、言葉にした。「私、あなた達を余り信用しておりませんでした。すいません。誤ります。でも、仕事は鮮やかでした。感心しました。お見事でした。あかりさん。なんで1キロ先から撃たれた銃弾が来るってわかったんですか?」二ノ宮が尋ねた。「あれか!かんたん。4人はいつもシンクロしてるからだ。R&Bのリズムで銃弾が来るのがわかる。今回は、キーシャ・コールのラブと言う曲でリズムをとっていたんだよ。澪はサビのドラムのタイミングで撃って来るからドラムのタイミングを計っていればわかるってからくりだ。」星璃は言葉にし、スマホでキーシャ・コールのラブをかけた。「この曲ですか?良い曲ですね。」「ドラムのリズムをハンドルで刻んでみな。ドラムの拍の間に銃弾が飛んでくるんだよ。」星璃が言葉にした。「これね。二ノ宮さん別れの曲なんだ。私の元からいなくならないでって歌ってんだよ。」星璃が語り始めた。「澪さん。本当にオリンピック考えてくださいね。前回大会のようにはさせませんから。私達政府の人間が約束しますから。」二ノ宮は澪に約束をした。「政府の人間が約束守るってか!冗談じゃありませんよ。って一般の人なら言いかねないな!でも私達は信用する。澪をオリンピックチャンピオンにしてあげてくれ!」星璃は二ノ宮に念を押した。「ところで今日はkは来るのか?」星璃は尋ねた。「あの方は、あなた達に顔は見せられないと言う事で来ません。宜しく伝えてくれの事でした。すいません。」二ノ宮は、言葉にした。そうこう話をしているうちに料亭に着いた。全員車を降りた。二ノ宮を先頭に店に入った。「いらっしゃいませ!二ノ宮様お待ちしておりました。今晩はずいぶん若いお嬢さん達をお連れですこと。」女将が二ノ宮の顔を見て微笑んだ。星璃達は「こんばんは!」と一人ずつ女将に声をかけた。「今晩は宜しくお願いします。」星璃が女将の目をみて微笑んだ。女将を先頭に部屋に案内された。もう、御膳に懐石料理が並んでいた。「お飲み物はあちらから好きな物をお取りください。」女将が手で示した所にビール、日本酒、ワイン、酎ハイ、ジュース、ウーロン茶などが並べてあった。「二ノ宮さん。一番最初はビールですか?」星璃が伺いを立てた。「はい。ビールでお願い致します。」二ノ宮は星璃の目を見て、微笑んだ。星璃はビールの栓を3本抜いた。「皆もビールでいいよな!」星璃は、一人一人の目を見て微笑んだ。「澪こっちに来なさい。二ノ宮さんにお酌をしてお前押しなんだからお願い。」星璃は澪の目を見て微笑んだ。星璃は、こういう席は、島で慣れていた。会合のたびに呼ばれるからだった。星璃は姉妹にお酌をした。星璃の所には澪がお酌に来た。女将が部屋に入って来て手紙のような物を二ノ宮に渡した。「二ノ宮様、電報が来ておりました。どうぞ!」女将が二ノ宮に手紙を渡した。「皆さん。乾杯の前にk先輩から電報が届いております。」二ノ宮は皆の顔を見た。「読み上げます。皆さんの今回の活躍嬉しく思います。君達なら期待を裏切らないのは充分承知です。片付けが大変ですがクリーナー部隊に任せます。今日は有り難う御座いました。楽しく食べて飲んでください。顔を出せなく申し訳ありません。お許しのほど。それでは、お元気でご活躍下さい。後の連絡は二ノ宮がします。二ノ宮を宜しく。澪さんのオリンピックは私が責任を持ちます。kでした。」以上。「それでは乾杯しましょう。プロージットでしたよね。私が音頭をとります。」二ノ宮が皆の顔を見た。「プロージット!」「プロージット!」で祝勝会は始まった。皆、ビールを一気に飲み干した。その後は好きな物を飲んだ。「その後は手酌酒でお願い致します。」小春が宣言した。星璃はワインを飲んでいた。懐石料理を食べ尽くしご飯も2膳食べてうな重が食べたい度言い始めた。二ノ宮さんが中居を呼んでくれた。「うな重4つ.!」二ノ宮が頼んだ。「皆さん食べますね。」二ノ宮は皆の顔を見た。星璃はだいぶ酔っていた。スカートを履いているのを忘れ足を広げたままだった。素早く足を閉じたが二ノ宮がそれを見て目をかくして「星璃さん。パンツ見えてます。」二ノ宮は、星璃の顔を見た。「このパンツ今日買ったやつで履きおろし。シミついてないからセーフ!」星璃は、同様してわけのわからない事をいった。「今度から窓口は二ノ宮さんなるんですか?」星璃が二ノ宮の目を見て微笑んだ。「そうなる。宜しく頼んだ。」二ノ宮も星璃の目を見て微笑んだ。「俺は、kさんみないな大物じゃないけど。小物でもない。中間管理職って所だ。」二ノ宮は皆の顔を見て微笑んだ。kさんの仕事全部引き継ぐ。」そこへうな重が運ばれて来た。皆蓋を開けて声が出た。「うわあ!美味しそう。」皆お箸をとって一口食べた。「う!最高!」星璃が唸った。「俺も食べたいがやめておく!」二ノ宮は、皆の食べっぷりに笑った。この祝勝会は24時を過ぎても終わらなかった。




