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素材が渋い

『おっさすがモブ、レア素材手に入れてるな』

『今調べたけど雪天花の~ってボス素材、全部レアドロップ判定なんだな』

『作るのめっちゃめんどくさいだろうけど、氷属性武器は貴重だからなぁ……まあこの系統のダンジョン採取素材で作っちゃう奴が大多数だけど』


 リスナーたちはそんな反応をしている。どうやら俺がレアドロップ素材を引いたことで騒いでいるらしい。


「あー……いっそのこと、そっちの作成も狙っちゃう?」

「私は別に殴ったりはしないからなくてもいいんだけど、確かにユキテンゲ武器は氷属性武器としてはほとんど一番上の性能だよねえ」


 ちくわとねこまがそんな事を語って、ちらりと俺の方を見る。狙うかどうかは俺次第、みたいな意味だろうか。


「……どっちにしても」


 俺は小さくため息を吐く。そんなに話を振る必要もないだろうに。


「テイムできるまで倒すんだ。レア素材だろうとそっちが溜まるのが早いだろう」

「確かに~」


 ねこまがそう言って、二号とちくわも頷く。


「じゃあ、あと二回、頑張ってたおそっか」


『頑張れー』

『てかテイムは本当に出来るのかね?』

『まーモブの豪運なら何とかなるでしょ』


 ちくわがそう宣言して、リスナーたちもそれに同調するようにコメントが流れていった。



――



 雪天花の振袖×7

 雪天花の爪×4

 雪天花の頭殻×2

 雪華晶×1


 以上がユキテンゲ武器の素材である。そして、俺が三回の討伐で手に入れた素材はというと――


 雪解け水×60

 雪天花の振袖×3


 お察しの通り、三回ともドロップは全く同じものである。倒し方自体はルーチン化できて、安定もするようになってきていたのだが、この調子では最良の結果を引き寄せ続けたとしてもあと十一回の討伐が必要で、そうなると後四日、いや間違いなくそれ以上かかる計算だった。


「まー今日はここまでだね。飼い主殿たち今日は配信見に来てくれてありがとー! 高評価とチャンネル登録お願いねっ!」

「私のチャンネルも、しっかりチェックしてねー!」


『おつー』

『ユキテンゲ相手でも安定して戦えるんだな、それにしても素材は渋いが』

『ていうか振袖ってレア素材じゃねえの? 今チェックしたら買取可能なんだけど』


 リスナーたちの反応をある程度見終わった後で、配信を終了する。


「……よし、おつかれー! 始めて四人でパーティ組んだけど良かったね!」

「うんうん、東条さんも、意外としっかりダンジョンハッカーやってるじゃん! ……って、あれ?」


 愛里たちが東条君にねぎらいの言葉を掛けると、彼は無反応だった。


「東条君? 大丈夫?」


 不安に思って、俺が声を掛けようと彼に近づく。


「……?」


 そこで気付いた。彼は小刻みにプルプルと震えていた。というか仮面の下に伝うほどの涙を流していた。


「え、だ、だいじょ――」

「……パーティを組んで配信をした」


 困惑しつつも声を掛けると、彼は絞り出すように呟いた。


「え?」

「も、モブさんと――パーティを組んだ――!! うおおおおおおおおおおおおおお!!!」


 俺を含めた全員の困惑をよそに、その絶叫はボス部屋全体を揺るがすほど響いた。

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[良い点] ガチファンやんけw [一言] なんなら君いっしょに温泉入ったからね?
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