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縛りプレイ

『ユキテンゲってあんな小さいんだ』

『なんだよ見たことなかったのかよ』

『俺も見たことないな、強さの割に素材がそんなに高く売れないからみんな進んでは狩らないって聞くし』


 そんな言葉が仮面の内側で流れていく。俺たちは上空から降り注ぐ氷の刃や、地面を這うように突き出す氷柱を避けつつも、攻撃を何とかユキテンゲにあてようと躍起になっている。


「ドラゴンブレス!」


 ねこまが後方から火属性魔法を唱えるが、それは氷の刃で生成した盾で防がれてしまう。攻撃の激しさにもだが、防御の鉄壁さにも感心してしまう。確かにこの動きなら、ファフニール相手でも対抗しうるかもしれない。


「クルルゥ」

「うわっ!?」


 しかし感心してばかりもいられない。相手は小さく、一見して儚げだが、動きも攻撃範囲も対多数を想定したような動きをしている。俺もうかうかしていては氷漬けになりかねない。


「グゥオオオォ」


 マンダはそもそもの体温が高いようで、熱気を吐き出す事はないものの、攻撃は全て鱗よりも内側へ入っていっていないようだった。彼が緩慢な動きで炎を吐き出すと、冷気が少しだけおさまる。


 弱まったとしても一時的なものだ。だから俺は何とか弱まった瞬間に槍を突きこんだりもしているのだが、それらはことごとく躱され、代わりに凍てつくような突風で俺を吹き飛ばしていく。なんとかそこで踏ん張って体勢を立て直したところで、ちくわと二号が飛び出して、ユキテンゲに食らいつく。


「はっ!!」

「……!!」


 ちくわと二号も即席ながら双剣と大剣のコンビネーションで攻撃を与えているが、刃が直撃するような攻撃は出来ていないようだった。


『今の惜しかった!』

『がんばれちくわちゃん!』

『ていうかモブモビのASAブラストで攻撃すればすぐなんじゃねえの?』


 コメントの中で、そんな事を言われて、俺は一瞬手を伸ばそうとして、それを抑えた。


 今の全員で戦っているのは、パーティプレイの練習に戦っているのだ。だから、今ASAブラストを使って一撃で終わらせてしまっては、ファフニールでも同じ方法で戦うことになるし、ましてや「映える戦い」ではなくなってしまう。


 ボスが出てASAブラストを使ってそれで終わり、というのは、自分のスキル上げに関しても悪影響だ。槍のマスタリーレベルを上げるためにも、極力ASAブラストを使わない戦いをするべきだろう。だから――


「グゥオオオオッ」


 マンダが叫び声をあげて、炎を吐き出す。それに合わせて俺はユキテンゲに向かって地面を蹴った。


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