納得させるためにファフニール倒すためにやること
「は……?」
遂に東条君は思考がオーバーヒートしたようで、その場に固まってしまった。
「えっと、それで熱気対策って何か考えてるの?」
「いや、優斗……東条君のこと気にかけてあげようよ」
俺が無理やり話を戻そうとすると、愛理が呆れつつもそう言ってくる。でも彼が戻ってくるのを待って、変に騒がれるよりはさらっと流したほうがいいのではないだろうか。
「とりあえず……東条ちゃんはしばらくすれば元に戻ると思うから、熱気対策の話をしましょう」
柴口さんはそう言って、手元のタブレットでダンジョンハッカー向けのwikiを表示させてテーブルに置く。そのタイミングでポテトが到着したので、俺たちはそれをフォークでつまみながら話を聞くことにする。
「熱風の温度は約三〇〇度、我慢してどうにかなる温度じゃないわ。風が無ければなんとか出来そうではあるけど、翼があってしかも跳び回るファフニール相手に、無風状態を想定して考えるなんて、あり得ないわよね。そこで、このボスモンスターよ」
言いながら画面をタップして、あるダンジョンのボスモンスターを表示する。その姿は、なんというか涼しげというか寒そうというか、雪女とか妖精を思わせる優美な姿で、名称の部分には「ユキテンゲ」と書かれていた。
「氷属性を操るこの子なら、ファフニールの熱気攻撃にも耐えられるはずよ。このボスがいるダンジョンは――」
「ちょ、ちょっと待った! 柴口さん。このモンスターとファフニールをどうやってぶつけるつもりなの?」
いくらユキテンゲがファフニールメタみたいな性能していようとも、ダンジョンの外にモンスターを出せるはずもない。ワープでもさせるつもりなのか?
「そんなの決まってるじゃない。モブ君が頑張るのよ」
「え、俺……?」
一体どうすればボスモンスターを移動できるのか、全く想像がつかない。もしかしてユキテンゲがめっちゃ小さくて、気絶か何かさせている間にダンジョンを移動するとかだろうか?
「えー……でもそれ、どれくらいかかるか分かんないですよね?」
「うーん、ユキテンゲ……倒すだけでもちょっと大変かもしれないけど、頑張るしかないよね」
「二人とも、どうやるか目星は付いてるの……?」
どうやって運ぶかではなく、その先の懸念を始めた二人に、俺は思わず問いかける。すると二人はさも当然であるとでも言うような顔で、俺の方を指差した。
「だって優斗、ボスモンスターテイムできるじゃない」
「そうですよ、マンダさんもテイムできたんだから大丈夫ですって」
「……」
これは大変なことになったぞ。俺はそう思った。
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