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勇者の記憶と力を封印された少年、「神に造られし者」の孤児に転生し悪人と再対決する  作者: 元々島の人


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次のギルドクエスト

 クラビは町の病院で休み一日が経った。

「武器や食べ物を買いに行こう」


「あとこの町のギルドも探そう」

 クラビ達はさらに上級の剣を買った。


 ボジャック


 力八十三 体力七十九 頑丈さ八十七 素早さ七十九 魔法七十六 魔法耐性六十七


 ゾゾ


 力八十一 体力七十四 頑丈さ七十八 素早さ九十 魔法七十八 魔法耐性七十六


 剣の攻撃力は五十二である。

 そしてギルドへ行き新しい仕事を探した。

 すると一際目を引く物があった。


『猛毒モンスターコンビ討伐・ギャラは百二十万』

「おお、これいいじゃん!」

「でもこのまえのドラゴンより強いって事」


「やるしかないよ」

「本当変わったなクラビ」


 そしてクエストの舞台の平原に行った。

「猛毒のモンスターなんだろうな、名前通り」


 とそこへ待っていたかのようなモンスターが二体現れた。いずれも三~四メートルはある毒蜘蛛とカメレオンの怪物だった。


 マリーディアは図鑑を見た。

「猛毒カメレオンは舌を出す時に猛毒ガスを出してくる。毒蜘蛛はガスは吐かないけど毒針と糸があるって」

 

 と説明の間もなくカメレオンが毒ガスを吐いた。

「ぐあああ!」

「マスクでもしてくりゃ良かった!」


 あたり一面を毒ガスが襲う。

「がっがう」

 

 ハンカチなどで押さえるのが精いっぱいだった。

 皆倒れ込んでしまった。


 さらに毒蜘蛛は糸を吐いてジェイニーとマリーディアをがんじがらめにした。

「まずい、ここから毒針を撃ってくるぞ!」


 クラビ達は女性陣の前に出た。

「しやべると肺に毒がはいるぞ!」


「まだよ‼️」

 ジェイニーは力を振り絞り火炎弾を放った。毒蜘蛛は苦しんだ。


 クラビはアンカーをカメレオンの下腹部狙いで射出した。

 するとカメレオンは息が詰まり毒ガスが吐けなくなった。


 ゾゾとボジャックはジェイニーの援護を受け毒蜘蛛に突撃し切った。

 クラビは冷気をカメレオンに浴びせ脱出したマリーディアが切った。


 しかし毒蜘蛛は最後の力でジェイニーに毒針を命中させた。

「きゃあ!」

「早く毒を抜かないと!」


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