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勇者の記憶と力を封印された少年、「神に造られし者」の孤児に転生し悪人と再対決する  作者: 元々島の人


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強化された動物

4月21日に割り込み投稿をしました。

画像は無料の物です。

 その時、モグラが土の中から這い出て来た。

「モグラ!」

 ヨーロッパモグラという種類だ。


(*ヨーロッパモグラ:トンネルの長さは三百メートルにもなる。通常は約十センチ、イギリス、スウェーデンにも住む)


 二匹いるが、大きさは何と一メートル五十はある。

「こんなでかいのがいるのか。こいつも魔力を受けたかしたんだろう」


 クラビは少し油断した。

「モグラって地面堀り進むだけだろ?」

「油断しない方がいい」


「どんな能力があるかわからないから、私が遠距離から行くわ」

 ジェイニーは火炎弾を放った。


 命中すると爆炎を起こしたが、モグラは傷一つ付いていない。

 なんとモグラは目から細い光線を撃ってきた。


「きゃっ!」

 ジェイニーは食らい倒れた。

 かなりの威力だ。


 ボジャックが言った。

「モグラって視力凄く低いぞ。あんな能力があるって事はアンドレイが逆手にとって強化したんだ」


 さらに木の上にメガネグマとレッサーパンダが現れた。

(*メガネグマ:大きさ一メートル五十。木の枝で巣を作る。ヤシや昆虫を食べる。南アメリカに住む)


(*レッサーパンダ:大きさ五十センチ程。単独で一日ほとんど木の上で過ごす。ヒマラヤや中国に住む)


 ゾゾは言った。

「あんまり攻撃的なやつじゃないすね」


 しかしボジャックは言う。

「いや、だからこそ武器が何なのか分かりにくいんだ」

「モグラ一気に接近して叩きますか」


「いや、それも危険だ。よし、俺が盾になるからジェイニーが遠くから攻撃してくれ」

「でも盾を持ってないじゃない」


「いや俺が行く」

「えっ?」


 クラビは突然名乗り出た。 

 クラビは先程の様にアンカーを蜂の巣型にした。

「これでバリアーになる」


 モグラは目から光線を二匹とも撃ってくる。

 その間隔が短い。


 しかしこれをクラビは完全に防いで見せた。

 ジェイニーは火炎弾や稲妻を試す。


 一方メガネグマとレッサーパンダは何と木の上で目から光線をボジャック達に撃ってくる。

「ぐあ!」

「打ち手がない!」


 マリーディアはブレスシールドで光線を撃ち返した。

「いいぞ!」

 そして木から落ちたレッサーパンダを刺して倒した。


 しかしメガネグマは学習能力があるのか警戒して光線を撃たなくなった。

 そこへモグラを倒したクラビが戻ってきた。

 アンカーで木の上のメガネグマを叩き落とし皆で止めを刺した。


 すると今度は地上にテングザルとシシオザルが現れた。

「こいつも光線出してくるかも?」


(*テングザル:オスは約七十センチ、カリマンタン島の湿地林等に住む。泳ぎが上手い)

(*シシオザル、オスはラウドコールという大きな声を出す。大きさは約五十センチ、木の上にいる事が多い。インドの最南端の熱帯雨林にいる)


 しかし二匹とも何もして来ず様子をうかがっている。

 じりじり距離を詰めようとする皆。 

      

 するとじわじわ動いていた二頭が凄い速さで突如飛びかかって来た。

 二匹はマリーディアとボジャックに飛びかかるなり首を絞めて来た。


 凄い握力だった。

「ぐあ! こいつらゴリラかよ!」

 二人が息も出来なくなる程だった。


 ゾゾとクラビが剣でサルを攻撃したが皮膚が妙に硬い。

 二人とも助けるのに必死だった。

「くそ、くそ、くそ!」


「はあ!」

 マリーディアは何とサルを巴投げした。

 当たるため攻撃を止めていたジェイニーは火炎弾を投げられたサルに食らわせた。

 ボジャックはボディにパンチを超怪力スキルでたたき込み、離れた所をゾゾとに二人で仕留めた。


 


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