キャラクター紹介
2024年1月15日マークレイの部分を改稿しました。
ここでおさらいとして序盤のキャラクター紹介をします。また初めて読む方もどんなキャラクターが出るのかわかります。
まだ本編を読んでいない人はネタバレ注意!
・女神
天の上から地上を見守る女神。ただし、神には能力、経験によって位があり、まだ若い為知らない事も多くあり万能ではない。クラビの元に来たのも上司の指示である。
記憶の一部を戻す能力はある。戦闘力は普通の女性が格闘技をやったくらいですごく強いわけではなく、神だが人間臭い。
しかしスキルと万能アンカーの使い方は熟知しており、なくてはならないナビゲーターである。
普段は小型化して瓶の中にいる。
・ボジャック
クラビと同い年の孤児院時代からの仲間。別の屋敷で使用人をしていた。実は割と裕福な家の出で、その後孤児になり苦労した。そのため最初は金銭感覚等に生まれつき孤児の人にずれがあった。
昔はクラビを少し変わったやつと見ていて仲良くなったのはもっと後である。集団のなかでリーダーシップを握り信頼される人間になりたいと子供の頃から思っていた。
中途半端な存在でいるのがかなり嫌い。「目立つ、目立たない」の白黒はっきりした存在でいたい、が力関係でもっと強い人が多くいて中々出来なかった。孤児院での力関係に苦悩した。
マークレイにサッカーの試合に勝つことにライバル意識を持ちクラビに協力を申し出た。
また少し流されやすい性格を気にしていて、他者と自分を比べる事が多くやっかむ事も多かった。そんな自分が嫌で黙々と剣の修行に打ち込む様になり、またリーダーにはどう言う能力、人格が必要かを深く考える様になり十七歳までに大きく成長し、戦い慣れしていないクラビの代わりにリーダー的存在になる。
「悪い事は悪い」「嫌な事は嫌」と妥協せず強く言える人間になろうと自分を追い込んで努力し続け、リーダーシップ、行動力、状況判断力の優れた人間になる事が出来た。甘えている人は嫌い。甘えに気づいてない人も嫌い。
剣の腕は初期はクラビよりはるかに強く、サーベルタイガーや敵国兵士を一蹴してしまう程。女の子を一度泣かせると関係修復が苦手。
・ゾゾ
クラビより一つ下の十六歳、先輩に気を使いあまり多くをしゃべらない。幼い頃尊敬する兄が死に孤児院に来たがそのショックもあり上手くなじめなかった。
またクラビの事も「年下にへこへこしている」と感じ堂々として男らしかった兄と反対なので軽蔑していた。しかしクラビが陰で自分を心配してくれている事を知ってからは、似てはいないがクラビに兄の面影を見る様になり絶対的に尊敬するようになる。
戦闘中は言葉使いが変わる事があり、特にクラビがピンチの時は身を捨ててでも助けようとする。ボジャックとよく剣の修練をするが腕はわずかに劣る位である。自分にも守る者がほしいと良く考えている。
・ジェイニー
貴族パルマ―の娘、他のメンバーと違いあまり苦労なく育った。しかしボジャックに「足手まとい」と言われ激怒する気の強さの持ち主。しかし実は繊細で自室にこもり泣く事も結構多い。
昔学校のキャンプで遭難した際生活力の無さから皆の役に立てず「足手まとい」と言われた事がかなりのトラウマになっている。それからはなるべく自活力を上げる努力をし他人に何も言わせたくなかった。「何も出来ない」は禁句に近いほど怒る言葉である。
しっかりしてはいるものの計画が少し苦手で後先考えない戦いをする事もある。最初は心配をしてくれたクラビに好感を持っていたが後にボジャックに惹かれるようになる。
・マリーディア
ヒロイン、孤児院の出身だが親が見つかり家に帰ったあと同じ孤児院の職員になった。親が良い人なのでひねくれていない。
いつも笑顔で人が嫌がる事や悪口を言ったりせず、皆からは聖女の様に慕われていて、剣の腕もボジャックに匹敵する。クラビは思いを寄せていたが高嶺の花なので一旦身を引いた。しかし本人はクラビの事をまんざらではないと思っていた。
クラビの寝言で彼の気持ちを知り旅に同行する事を決する。
悪い点は殆どないが喧嘩を止める為「自害する!」と言ったり、許せない相手には人が変わり命を奪っても構わないと言う程切れてしまう事があり、切れた時の怖さは皆に知られている。
弱点は血を見ると怖がる事で大量出血等を見ると本当に怖がる。好きな動物はうさぎ。暇な時は花瓶を見て花の絵を書く。好きな飲み物は冷水。
好きなフルーツはレモンとぶどう。ぐっと拳を握り人を応援するポーズを取る事が多い。服は白を基調とした物が好きでそこに水色を合わせる。
・マークレイ
孤児院を卒業した後、サブラアイムに住み、最初は鉱山で働いていたが農民に転職した。アンドレイ王の圧政に苦しんでいる。
孤児院で子供の頃は明るく運動神経も素晴らしく、リーダーシップがあり力も強く弱い者に優しい為友人は多く最も人気があった。その頃からマリーディアに気があった。
リーダーとして弱味をあまり見せたくないのが信条で時にはクールに、時には余裕を見せ振る舞うが格好つけていると受け止められてしまうことも。
勉強はあまりできないが野球、サッカー、格闘技全てこなしトップクラス。目立つのが好きなので役者になりたかった。皆の前で激しく自己表現をしたかった為平和になれば役者が第一志望である。演技がずば抜けて上手いわけではないが表現や表情に存在感があり強い印象を与える。
しかし孤児である事の辛さから次第に心は荒み始め、窃盗団の孤児院サブリーダーになり街で暴れ、クラビに恐喝を強要する程変わってしまった。元々親が「父さん母さんは貧乏でお前を育てられない」と置手紙を残して捨てられた為親の気持ちを理解していたが、実は親は貴族で「勉強が苦手そうだから捨てた」と言う真実を知り怒りそれも荒む原因となった。
実は生みの親と育ての親が違うのを本人は知らない。
リーダーのミッシェルがあまりに強すぎて逆らえない為コンプレックスになっており、自分には弱い部分もある事も認めたくないが知っている。
教会に引き取られてからは罪を悔やんで反省し真面目に生きる事を決意し農業の傍ら狩りをして力を溜めている。
マリーディアの事が孤児院時代から大好きで何とか仲良くなろうとよく積極的に働きかけていた。想いが通じず狂うほど苦しみ寝られなかったり、敵にばれていてつけこまれる。
かなりヤキモチ焼きで猜疑心が強く、好きな人とあの男は何してたのか等、気にして聞いたりして嫌がられるが、自分はそう言う面がある事を認められない辛さがある。
悪い事をしたのを反省して二度としない約束を神様にして禊をするまでは弱音を吐かず戦う、また好きな女の子にも照れくさくストレートに愛情を表現できない感じ。
ミッシェルに諭され過去に迷惑を皆にかけた事は既に忘れ強くかつクールに生きようと振舞うがマリーディアは心と反対の事を言っている様に気づかれていた。
そしてクラビをマリーディアの事で憎みそうになりながらも卑少になりそうな自分を責め、自制してクラビと友であり続けたい、そういうリーダーでありたいと悩み葛藤しながら生き、ある意味リーダーの座で皆に認められる事が自己のアイデンティティーになっている。孤児で何もないためそれを誇りにする。
かなり目立ちたがり屋で自己アピールと仕切るのが得意で段取りが良い。シリアスな状況で嫌みのないユーモアも言う一方ナィーブな部分もかなりあり、作中最も明暗、陽陰の落差が激しい人物かもしれない。「戦いの天才」として女神に力をもらったが「勇者」には選ばれていない。
これも「何故クラビだけが」と葛藤を生む理由になった。勿論男性の友人達を守りたいと思っているが、マリーディアの前で格好いい所を見せたい気持ちもあり自分では半分気づいているが何となく憎めない印象を与える。
・ミッシェル
孤児院に後から入りマークレイを倒して新リーダーになった。実は忍者の末裔で修行して育ち一般人よりはるかに強い。童顔でなよっとした美少年で舐められやすいためトラブルが多くなよっとしている、と言われると切れる。それが我慢出来ない。そのため少し男らしく老けた顔の変装用覆面を付ける様になった。威張るより、
怒ると怖いのでかなり緊張感を周囲に与える。そのため緩和させるため「マークレイちゃ~ん」等と飄々とした態度を取る。しかし体に常に重りを着けて鍛えている。勉強は出来ない。実は忍者の使命でサブラアイムと戦う為孤児院に送られアンドレイを倒すため修行をしているが一方若者らしく自由にしたいと思う事も。
それが高まると喧嘩をして暴れてストレス解消したいと思う時があり、忍者としてふさわしくないと思われたりする。
この時代にはないが速い乗り物が欲しいと思っている。
またリーダーとして上から目線で人を子供扱いするがどこか憎めない。いつもより速く重いパンチを身に付けたいと思っている。
分析エッセイです。
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