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勇者の記憶と力を封印された少年、「神に造られし者」の孤児に転生し悪人と再対決する  作者: 元々島の人


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クラビ勝利? コプロサス消滅

3月26日改稿しました。

技名を「勇者の魂・天空の破獄撃」に変更しました。

「うおおお‼」

 クラビの渾身のパンチがコプロサスを吹き飛ばす。

「がああ!」


 コプロサスの顔がひしゃげた。

 誰にも痛みが伝わる程に。


 そしてダウンしたコプロサスにもう一発クラビは食らわせた。

「あう!」


 コプロサスが激しく痛がり、消耗している。

 確かにクラビがさっき天使になった時も押してはいた。


 しかしあの時は皆戸惑いどういう事か把握しきれなかった。

 しかし今は違う。

 純粋にクラビの強さがコプロサスの互角かそれ以上になっているのだ。


 そしてクラビはコプロサスを掴み何発も殴った。

「あ、あうう」

 コプロサスは何とか爪とパンチで反撃したが簡単にかわされた。


 ボジャックは言った。

「クラビは押してるけど、コプロサスは本気なのか?」


 アズロは言った。

「あの慌て方からして、完全に追い詰められている。まだ油断はできんが」

「このまま行けば勝てますか」

「う、うむ」


 ベルスは言った。

「クラビは何で剣を使わないんだ?」

「恐らくだが奴に痛みと恨みを叩き込んでいるのかもしれん」


 そしてクラビはついに剣を使いコプロサスの肩と胸を斜めに切った。

「があうっ!」


 それは血しぶきとなって噴出した。

「コプロサスが血をあんなに!」

「神って血があんのか!」


 コプロサスは遂に怒った。

「ゆ、許さん、私の最後の技を受けろ!」

 急に周囲が黒雲に包まれ始めた。


 マリーディアは言った。

「何て禍々しい瘴気……!」


 ポートサスは言った。

「最後の技だと!」


「受けろ! 冥界獄の嘆き!」

「ぐあ!」


 クラビの体は暗黒の圧でダメージを受けた。

 ボジャックとゾゾは言った。

「かなりダメージ受けてるぞ!」

「クラビさん!」


「次だ! 冥界獄の怒り!」

「ぐあああ!」


 この圧もかなり効いた。

「クラビ……!」

 マリーディアは目を背けた。


「冥界獄の嘲笑!」

「ぐあああ!」


「冥界獄の狂気!」

「ぐあ!」


「はーっはっ! どうだ!」

 マリーディアは涙を流した。

「クラビ……今まで一杯つらい目にあったのに今度はこんな目にまで。も、もう逃げて、負けてもいい」


 ジェイニーは言った。

「ま、マリーディア、目を背けないで、最後まで彼を応援しましょう」

「クラビ、逃げても負けてもいい、ただ生きてほしい。そしていつか夢の続きを聞かせて!」


 これがクラビに聞こえた。

「マリーディア、前も意味分からない事言ってたな。でも俺も負けるわけには行かない! うおおお!」


 クラビはパワーを解放した。

 コプロサスは叫ぶ。

「受けろ! 最後の裁き! 冥界獄の殺意!」

「うおおお!」


 クラビは全身を覆う黒雲を吹き飛ばした。

「何!」

「うおおお!」


 クラビの渾身のパンチがコプロサスの腹を貫いた。

「まだだっ!」

 クラビは構えた。


「最終射出型光剣」

 これがコプロサスの上半身を切った。


「止めだ!」

 クラビは構えた。

「勇者の魂・天空の破獄撃!」


「何だありゃ!」

 凄まじいパワーの光線が二発放たれた。


 コプロサスはこれを避けられなかった。

「あ、ああ」

 コプロサスは遂に消滅した。


「やったのか」

「マジで?」

「クラビ!」


 その時クラビの体に変化が起き苦しみ始めた。

「何だ?」


 スタグラーは言った。

「行かん! クラビが『神に近い存在』であるが故の変化が起き始めているんだ!」


     


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