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勇者の記憶と力を封印された少年、「神に造られし者」の孤児に転生し悪人と再対決する  作者: 元々島の人


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163/223

レベルアップ

2023年11月4日に改稿しました。

 相当強力な魔法で詠唱に時間がかかる。

 凄まじい力が周囲に波及する。


 しかし、クラビは逃げなかった。

 皆がはらはらし見守る

 

 そしてジェイニーはためらいを吹っ切り放った。

「はっ‼」


 それは火炎魔法の最大級だった。

 特大火炎弾は発射された。

 

 クラビの体に特大火炎弾が命中すると瞬く間に激しい炎に包まれる。

「う、ぐああああ!」


 クラビは逃げなかったが苦しみを口に出した。

 急速冷却を使っていたがそれでも抑えきれない凄まじすぎる温度なのだ。

「くっ、上級のドラゴンが吐く火をさらに軽く上回ってる!」


 ジェイニーは果たして出してよかったのか後悔する気持ちもあった。

「う、うぐぐ」

 

 もう一分半クラビは火の中でもがいている。

「うおお!」


 皆はらはらする。

 そして遂にクラビは火を内側から吹き飛ばした。

「はあ、はああ!」


 ところが更に言った。

「もう一発、今度は別の魔法を!」

「む、無理よ!」


「頼む!」

 かなり躊躇いながらジェイニーは今度は雷の最大級魔法を出した。

 今度は凄まじい雷撃がクラビを襲う。


 アイムが名乗り出た。

「私もやるわ」

「え?」


「一日一回位しか出せないけど」

 と言い大きな光の玉を作り投げつけた。


 二つの攻撃がクラビを襲う。

「ぐおおお!」


 クラビは苦しんだ。

 もがいた。

 これに耐えなければ強くなれない!


 そして三分近く苦しみついにクラビは二つを吹き飛ばした。

「はあ、はあ!」


 クラビのレベルはこれで一気に五上がった。

 しかし立て続けに今度はボジャックに言う


「さらに来てくれ」

「わ、分かった」

 

 戸惑いながらも気持ちを受け止めたボジャックは地剣爆斬強化版を放った。

「ぐうう!」


 クラビは苦しみながらこれに耐えた。

 ボロボロで体力は限界近い。

 しかしこれで更にレベルは二上がった。


 まだクラビは言う。

「よし今度は『ダメージ経験五百五十アップ』だ!」

 

 アイムは言った。

「無茶よ!」


「いやそれくらいしなければ駄目だ、やらせてくれ!」

「分かった」

 

 シヴァはクールに答えた。

「行くぞ」


 シヴァは勇者の魂を集めボール状にした。

 さらにそれが電気を発している。


「何あのボール」

 アイムが説明する。


「勇者の魂をボール状に固めさらに電気を帯びさせてる。あれシヴァしか出来ないわ」

「行くぞ」


 シヴァは渾身の力でボールを蹴り込んだ。

「勇者の魂・蹴球弾」


 凄まじいスピード、およそ百八十キロ近いスピードで蹴られた弾がクラビに向かった。 


「プロのストライカーみたいなキックだ!」

 そしてクラビは打撃衝撃だけでなく電気ショックも同時に受けてしまった。

 クラビの体が焦げる。


 しかし苦しみながらまだ立った。

「もう一発!」

「よし」


「これを!」

 シヴァは手に刃がない柄だけの剣を握った。

「何をする気だ」


「うおお」

 激しい電気型の勇者の魂がのこぎりのような形で刃となり伸びたそれがジグザグで全く読めない様な軌道で糸の様に長く伸びてそしてクラビに向かった。

「何あの技」


 シヴァは答えた。

「ジグザグ雷撃剣」


「凄そうだけどどうゆうネーミングセンスだよ変えた方が」

 そして雷撃剣は軌道を激しく描きクラビに遂に命中し大爆発を起こした。

「き、効いた、ジグザグ雷撃剣」

「勇者の魂・ライトニングスラッシュにすれば?」


 クラビはレベルが三上がった。

 そして移動日程を含めた為遂にモンスターキャッスル向けて出発する時が来た。


 またアンドレイから手紙が来た。

「道中に手下は配置していない。モンスターキャッスルで幹部達だけが待つ。楽しみにしておけ」 


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