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勇者の記憶と力を封印された少年、「神に造られし者」の孤児に転生し悪人と再対決する  作者: 元々島の人


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猛獣人間を襲う

ボート✕→カヌー⚪

巨大な全長三メーターのワニが巨大な口を広げ水面から

から巨大なをカット


三メーター→八メーター

縁→淵

だけ直しました。


 のどかな海の水面は風景として人々の心を癒す。

 若い男女が休日にカヌーを漕いでいた。


「川を行くのも良いが海も良いな、あたり一面広くてさ」

「水がキレイ」


 そう幸せそうに話している時だった。

 突如鋭い爪を持った爬虫類の手がカヌーの淵を掴んだ。


「えっ!」

「何⁉」


 全長八メーターのワニが巨大な口を広げ水面から一気にカヌーの中に上がってこようとした。

「きゃああ!」

「馬鹿な! ここは海だぞ⁉ 淡水の川じゃないのに!」


 と叫び逃げ遅れた二人の前にワニは入ってきた。

「きゃあああ!」


 女は泣き叫ぶ。

「あああ!」

 男もどうしていいか分からず動けない。


「ウ、ウ」

 まるで猛犬の様なうなりを上げたワニは突如半二本足になり女の頭からかみついた。


「やめろ!」

 そして頭を口の中に入れそのまま丸呑みした。


 そして逃げられない男の腕に噛みつき血を吸う様に噛んだままになった。

 血が噴き出す。


 そして腕をもぎ取り、今度は腹に噛みついた。

 通りかかった岸の二人の男性は驚いた。


「な、何だあのワニは! 何で海にいるんだ⁉」

「助けを呼ぼう! まだ岸へはこれまい、あの食われそうな人を助けるには時間がないが」


 ワニは二人に気付き男を食べるのをやめぎろりとにらんだ。

 そして凄まじい速さで岸まで届く長距離の火炎放射をした。


 片方の男は全身を燃やされ火だるまになった。

 隣の男は絶叫した。


 するとワニは何と冷凍光線をもう一人の男に放った。

 これもすさまじいスピードで届き、瞬く間に男は凍らされた。

 満足気な笑みを浮かべてワニは海へ潜った。


 場所は変わり今度は森の中、三十代の父親が五歳程の少年と歩いていた。

 そこにパンダと大きめのウサギがいた。


 子供は喜んだ。

「お父さんパンダだよ」


「か、かわいいな、しかしどうも様子が」

 パンダはこちらを向いた。


 しかし、まるで熊の様に殺意のこもった目でぐるぐる言っている。

「様子がおかしい、逃げるぞ!」


「大丈夫だよ、パンダは人を襲わないもん」

 様子がおかしいのに気づかず子供は不用意にパンダに近づいた。


 その次の瞬間、鋭い爪を持つ腕で子供は切られ弾き飛ばされた。

「ボーン!」


 何が起きたのか分からない父親は本能でボーンを助けに走ろうとした。

 ところが一緒にいたウサギは目から光を放った。


 父親は体がマヒし動けなくなった。

 のしのしとそこへパンダはやってくる。


「あ、あ!」

 パンダは肉食動物の様に肩に噛みついた。


 血が流れる中パンダは肉を引き裂き今度は首に嚙みついた。

「ああああ!」


 男は絶命した。

 その様子をサブラアイムの魔法使いは映写魔法でアンドレイに見せた。

「ふふん、どうだ動物改良計画の威力は。ワニは海を泳ぎ、パンダは肉食の様に人を襲う。草食動物と肉食動物は消化器等も異なるから魔法で作り替えた。これでデュプス国民は次々襲われるだろう。食らいつくせくっくっく」 


 

    

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