マリーディア逆上 孤児院の師匠登場
ジェイニー達は森を皆で探索しクラビ達を探していた。
そして先程落ちたボジャックを発見した。
ジェイニーは寄り添った。
マリーディアは良かったと言う気持ちと、ではクラビはどこへと言う不安が募った。
そして良かったのか悪かったのか、マリーディアは落ちたクラビを発見した。
「クラビ!」
大急ぎで駆け寄り何度も呼んだ。
しかし答えはなかった。
それでもマリーディアは呼びかける。
ジェイニーは言う。
「命はある。早く連れ帰って助けましょう」
マリーディアはクラビを背負った。
こんなになるまで……
しかし引き返そうとした瞬間声が聞こえた。
「待て!」
「え?」
それはサブラアイムの捜索隊だった。
「勇者はまだ死んでない様だな。力ずくでも奪い取ってやるぜ」
相手は十二人いた。
ジェイニーは前に出た。
「ここは森の中だから火炎は危険、それ以外の魔法で」
と氷魔法を出した。
強力な氷魔法で3人を氷漬けにした。
「くっ! あの抱きかかえている女を狙え!」
兵がマリーディアに襲い掛かった。
しかし次の瞬間、兵は胸から血しぶきを上げ倒れた。
「え?」
マリーディアは目が座っていた。
「ああ、マリーディアさん久々に切れた!」
「自制出来るの?」
しかし彼らの声は聞こえず、凄まじい憎しみをたぎらせマリーディアはこつこつ兵に向かった。
剣から血が流れている。
「やっちまえ!」
と言った兵の視界からマリーディアはいなくなっていた。
「え?」
マリーディアは大ジャンプし着地ざま振り下ろし兵を真っ二つにした。
「ひえええ!」
「こ、こいつ大人しそうなのに」
「う、うわあ‼」
マリーディアは逆上し他の兵に襲い掛かった。
次々に兵は残虐な切られ方で血を吹き出し殺されて行く。
二人、三人、四人。
兵の一人は特攻したがカウンターで刺された。
マリーディアは殆ど動かない。
しかし一人残った魔法使いは大きな火の弾をマリーディアに撃った。
その時男がマリーディアの前に立ち剣で火炎を防いだ。
「え?」
それはポートサスが呼んでおいた、孤児院時代の皆の師、剣豪アズロだった。




