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勇者の記憶と力を封印された少年、「神に造られし者」の孤児に転生し悪人と再対決する  作者: 元々島の人


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皆の過去二

 ミッシェルはリーダーっぽく振舞う。

 威張ると言うより「僕は君達より大人なんだよ」とでも言う様な態度が多い。

 実は背伸びでもあるのだが。


 リーダーなのにメンバーで一番童顔なので金髪や洗練された服も含めひときわ目立ち、違和感もあるがそれが逆に強烈な個性となっている。


 ちなみに「女みたいな声、細腕、ちび」等と言われると切れてしまう。

 溜めがなく瞬間湯沸かし機の様だ。


 一番ひょうひょうとしている様で怒る時は凄まじく短絡的である。

 怒ると本当に抑えられる人がいない。


 数々の忍術を猛修行で会得しエネルギー弾の手裏剣、通常手裏剣、恐竜でも一定時間動きをとめる金縛り、凄まじいパンチ力。


 気配を消し超スピードで攻撃、超力結界と言う防御技もある。

 それらは普通の人間の能力を遥かに超えたプロの忍者だ。


 クラビが切れたり記憶を取り戻したりした時以外は他のメンバーと比べ向かう所敵なしだ。

 さらに里の一族との仕事で暗殺や殺人を請け負った事がある。

 悪人の命を取る事にためらいがない。


 クラビは命を奪うのを躊躇する為それを代わりに担う役割も自覚している。

 爆弾に耐える修行もした為物理攻撃以外に対しても凄まじい生命力を持つ。


 ベルスは過去で書かれたが、主要メンバーの中で最もひねくれた性格だった。

 貴族の息子である俺が何故棄てられる? と言うプライドが元だった。


 しかしやがて貴族出身である事を受け入れ貴族の親の元に戻り心を入れ替え勉強と剣の修行をしてデュプス騎士団に入った。


 教会には常に過去悪い事をした禊ぎの気持ちを持つよう言われている。

 昔の暗さやひねくれはない。貴族の息子としての役割を果たす事にしたのだ。


 シヴァは表向き一見普通に振舞っているがまるでコンピュータの様にマークレイの命令に精神が支配されている精神疾患者だ。


 マークレイは彼がそこまで重度だと知らなかった。

 マークレイは「懺悔の洗礼」と言う滝に打たれる修行を改心する為に教会で言った。


 牧師は言った。

「私には邪心が見える。それを振り捨てるまで修行するのだ。勿論修行が終わってもだ。その後は君の天賦の才である戦いの才能を正しい事の為に使うのだ」


 彼は今も皆に頼られるリーダー的存在になり戦いの才を生かす事を決め小さいやっかみは捨てた。

 それは荒れる前十~十二歳まで皆の「リーダー」「ヒーロー」と呼ばれていた頃に対する執着の念だった。


 何故か人に強く頼られる人になりたいのが彼の悲願だ。生まれつきなのかもしれない。

 貴族の父親もたまにしか合わないが一応和解した。


 皆の中心的存在となり行動力でぐいぐい引っ張り戦いの要となり人の気持ちも理解する、それが漠然とした彼の目標だった。

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