「たわわなメロンとイチャイチャカップル」
放課後、ユカリは一人で歩いていた。早くユイの姿を見たくて早足で校門を通るとそこにはユイが待っていた。仕事中だがユカリが不安になって来てしまったらしい。ユイの格好は恐らく仕事場の制服。茶色のベストに黒のネクタイには花の刺繍が施されていて下は黒のロングスカート。そして一番目立ってしまっているのが本人も気にしているであろう胸の膨らみ。着込んでいても大きく出っ張った巨峰は清楚の喫茶店を如何わしく感じてしまう程で振り向いただけで大きくたゆんと揺れる。
「す、凄い……」
ついまじまじと見てしまう不甲斐なさに恥じるがと言うより私って女の人の胸元見過ぎでは?幼い頃から見慣れてないせいなのかゆいゆいとノアちゃんが単に大きいから尚更なのかな?
「お帰り~ってどこ見てるのかな~?」
目を向けた先に意地悪顔のゆいゆいが嗤っている。私は必死になって誤解を解こうとする。
「ち、違うの!制服がさ!」
「いいのよ別に?見られてるのは慣れてるし」
「そ、そうなの?じゃなくて!私は別に……」
ゆいゆいの表情に胸が痛む、大声で好きと叫んでしまいたいが我慢我慢!
私はあれやこれやと謝罪に四苦八苦しているとゆいゆいが近付き耳元で囁いた。
「触って見る?」
「えっ??」
「仕方ないな~♪どうぞ♪」
甘くて天使のような囁きにユカリは赤面するとユカリの手を掴んで巨峰へ掴まされた。
「○●#♪◆@?△↑□!?」
言葉に出ないほどの状況にユカリは目はぐるぐる。
説明不要、大きくて柔らかい!!
「ユカリちゃんはお姉さんの何処が好き?」
はわはわと思考停止する中ゆいゆいは甘えボイスで囁く。
「顔にスタイルに性格!」
「ほぼ全部じゃない?その中で一番好きなのは?」
「ゆいゆい♪」
「もぉ~お姉さんじゃ答えになってないでしょ~♪」
むにゅむにゅと揉ませるユイは何処かこっぱずかしく頬が赤くなる。
「あ、あの……ユカリちゃん……そろそろ止めない?」
柔らかい極上のバストに目を奪われたユカリは甘えん坊にも胸にスリスリしている。
「ゆ、ユカリちゃん!それ以上はダメ!」
限界が来てしまいユイは蕩けた言葉を断ち切ってユカリを抱き締める。息が荒く頭はいまにも噴火しそうな程赤くなっていた、それに……
「人の視線を気にしないとは、アンタ達完全にデキてるわよね?」
完全に二人の世界に入り浸っていると後方からサナエちゃんの声が聴こえ回りからひそひそ話が聴こえる。今の私達はただのラブラブカップルにしかみえないだろう。
「ご、ごめんねゆいゆい!」
「う、うん!お姉さんも過激になってた……ごめんね」
熱くなっていた私達は熱を冷まそうとするもその手はちゃんと握っていた。その後かな?皆からちやほやと共に私とゆいゆいは付き合ってると勘違いさせるようになったのは。
それでもずっと手を繋いでいたから離れるのが嫌だったんだろうな。