エクストラ2 「少女の悲しき物語」
私は継ぎ接ぎ人間、三歳か四歳の頃だったでしょうか幸せな家庭と大好きな両親を壊され私は研究員さんに拉致監禁されました。初めは右の目玉を抉られました。泣き叫ぶ私を鎮静剤やら何やらで無理矢理意識を奪い傷みを和らぎました。数年監禁された次は四肢を切り裂かれ継ぎ接ぎにと誰かの知らない四肢と結合されました。腕は私のでも指の三本は知らない人の、下半身は後ろ半分は知らない人の、指は知らない人の二本。訳の分からない実験を繰り返されて十数年。十五歳の時にとうとう私が要らなくなったみたいで私の脳味噌を奪われ別の人間の脳味噌を入れられました。
そのせいで記憶が全部あやふやで頭の中が空っぽの廃人になってしまいました。唯一覚えてることは私を助けに来てくれる人が【白馬の王子様】であり私の名前はノアであることだけ。それ以外は何も覚えてません。
家族との思い出さえも何も覚えていません。私が地星の実験室で閉じ込められて餓死しそうな時にユイさんとローグさんに助けられました。私を先に助けてくれたのはローグさんでした。だから私はその人が運命の人だと思い込み恋に落ちてしまいました。
何も解決していませんが私は何もかも失い何者なのかも知りませんが抱いた心は一つ。奴等に復讐すると、ユイさんから聞かされた情報によると親を殺したのは研究員の手下らしいのでユイさんと一緒に共に戦うことにしました。
私の為に、仇の為に。私の身体を元通りにする為にだから私は今を生きている身体を取り戻す為に……辛かった人生は奴等に払わせる。そして私は取り戻すんだ普通の女の子として幸せに生きていくと。
私はユイさんに制服について聞かれるとこう答えました。
【月下美人のような花】が良いと、今の私にはその花がぴったりだと思いました。“色んな意味で”ですよ♪




