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始まり


騎士は愛馬の背に乗り共に白い霧に包まれ・・・・


 白いレンガの道を進む・・・・・・


 「今日で終わりか・・・・」


 不思議な騎士は気分を味わっている・・・・・


 喜ぶべきだと思うのだが・・・・・


 念術で作られた白い結界・・・・・


 もうこれで見納めとなると・・・・・


 寂しいと・・・・・ 


 「そういえば木はどうなるのだろう」


 人より少し大きいふにゃんな木・・・・


 緑の葉を生い茂らせる木・・・・・・


 そして白いスライム群・・・・


 すべてこの先の町の領主ヴァイス・チシリュウ・ウツリギの作・・・・


 愛馬は歩く・・・・・・


 騎士はただ白い霧の光景を脳裏に収め・・・・


 愛馬はのんびりと歩んでいく・・・・・ 



お読み頂き有難う御座います。

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