『小説家になろう』の全作品の週別ユニークユーザ数を集計して分析してみた シリーズ
『小説家になろう』の全作品の週別ユニークユーザ数を集計して分析してみた(2019年10月8日時点)【省エネ版】
『週別ユニークユーザ数(全体合計)』、週単位でどれくらい変化しているか疑問に思ったことありませんか? 今回は2018年05月29日~2019年10月08日の71週間分の期間です。
やっと一週間遅れまで追い付きました。あと一歩でオンスケに戻ります。
週別ユニークユーザ数(以降、WU数と表記)、それは悩ましい数字。
気になる皆さん、お待たせしました。
『2018年05月29日版』(※)から71週間が経過して、新しい集計値が取得できるようになったので、2018年05月29日から2019年10月08日までの週毎のWU数変化を見てみましょう。
今回も『省エネ版』と称している通り、WU数:100未満については『2018年05月29日版』の際の調査結果を元に、推定で算出していますが、ご了承ください。(調査時間短縮のため)
なお、書籍化作品予備群は独断で、『一般作品の中で、WU数が10000を超える作品』としています。
今週の合計WU数は-10万ですが、自然増減の範囲でしょう。とても安定しています。
次は、連載中の作品群で、前回と状態変化があったものについて図を見てみましょう。先週の反動なのか、連載再開、連載停止どちらも大きく減少しました。こうして上がった後に反動がくるのを見ると、投稿者を集団としてみた場合、新たな参加者と、筆をおく者のバランスが取れていることが推測できますね。自分の中にある執筆意欲の源泉が尽きてしまうのか、情熱を傾けられる期間には限りがあるのか……。
では、今週は新作はどの程度、投稿されたのか見てみましょう。少し増加傾向が出てきて安心しました。昨年に比べると少し勢いが弱いのが気になるところですね。
という訳で、変化に焦点を当てた内容なので、今回はここまで。
投稿作品のジャンル別の比率や、WU数と作品数の内訳など詳細については、『2018年05月29日版』をご覧になってください。WU数:100未満まで全投稿作品の件数を数えているので、参考になると思います。
※『小説家になろう』の全作品の週別ユニークユーザ数を集計して分析してみた(2018年05月29日時点)
では、作者の皆様、今後も良い執筆ライフを。
読者の皆様、書籍化作品以外にも多くの素敵な作品がありますので、検索時に除外指定「書籍化」か「書籍」を使ってみてください。良い作品と巡り合えますように。
「書籍化」より「書籍」のほうがうまく除外できる気がします。
それと2018年12月04日に改定された検索機能の詳細指定機能をぜひ活用しましょう。「除外条件の指定」でチェックできる3点「長期連載停止中の小説」「ブックマークしている小説」「評価をつけた小説」を指定するだけでも、かなり新作(継続連載中)と効率よく出会えるようになりますよ。
どんな人気作品も、最初は一般作品から始まるのです。ちょっと読んでみようか、という読者の皆さんの行動があればこその人気作品化ですので、お暇な時にはぜひ一般作品群へも足を伸ばしてみてください。
合計WU数は高値安定、連載を抱えている投稿者層はあまり変化がなく、しかし新規作品投稿ペースは昨年より鈍い感じ……といったところでしょうか。合計WU数増に合わせて投稿者数も増える、というのが健全な伸び方と思うので少し心配です。
<補足>
毎週のデータは集計してあるんですが、結果は見てないので、上の感想は先の変化を知らずに書いています。だいぶ投稿時期がズレてしまったので、ペースアップしていって、9月中旬頃……は無理だったので、10月中旬頃までには、その週に投稿できる状態に戻したいと思ってます。のんびりお付き合いください。