鳥になりたかった少女

（あらすじにはネタバレが含まれます）

夏休み、日本とイタリアのハーフの少年・青羽ルナは、友人の面倒臭がり久慈道宰緒らと母の実家イタリアへ帰省する。そこで出会ったのは、危険な廃墟の世界・違界から来たという少女・椎だった。椎と出会うことでルナの日常は一変する。
危険な場所から来たとは思えない平和な椎の捜し人を求め、友人達を巻き込んでいく。その友人の一人、黒葉は自身も違界から来たと言う。ルナの知らない所で知らない世界が連鎖していく。
違界から椎を殺そうと狙う者も現れ、それぞれの過去と感情が絡み合っていく。
街を破壊し駆け、ルナを守るために椎は重傷を負う。その中で椎は、敵の一人に覚えがあることに気づく。敵に対話を持ち掛けるが、ルナ達を容赦なく瓦礫の下敷きにされてしまい、我を失ってしまう。殺したくなかったのに、殺してしまった。だがそのことは、椎の記憶には残っていなかった。


※この作品は2013年にpixivに投稿したものを誤字脱字修正したものです。