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「詩のボクシング」

作者: 葉月太一

   「詩のボクシング」


            作  葉月太一


 みなさーん、こんばんはー!

今回は、私は夜です。いつもは、朝九時から、録音金魚鉢の中

から話しかけるだけなんんですけど、今回は、私のプライベート

な理由から夜一〇時になってしまいました。

だから、今日はたった一人です。ひとりで作り上げるんです。

凄く大変です。大変なんてもんじゃないですね。

「録音・校正・編集」そして「テーマソングの挿入」を一人で

やるんです。いわゆる技術的な事が要るんですね。いつもは僕

を入れて、少なくとも三人なんです。

ボクは読むだけ、そしてほかの仲間が、録音やら校正やら編集

をやるんです。「生」でない時は、始まってからの再編集も

「あり」ですよ。ですから、やたら時間がかかる時もあります。

その点ひとりだと、、、、、多少の妥協もあったりで、、、、

スイスイいくことが多いんです。

はたして、今日の出来栄えはどうだったかな、、、?

では、始めましょう!



 タイトルは、「詩のボクシング」?


「詩のボクシング」って聞いたことありますか?

「し」は言偏に寺です。英語ではポエムです。

ボクシングは、スポーツのボクシングです。

文学とスポーツの融合のようですね。

新しいジャンルのようですが、、、、。


1997年からエンターテイメントのカテゴリーに参入して

きました。1997年、、、かなり前からですね。


「詩のボクシング」について日本朗読ボクシング協会の書き物を

読んでみました。

ところで、「日本朗読ボクシング協会」? 

こんな協会が存在するんですね。


「詩のボクシング」は、ボクシングリングに見立てたステージ上

で、二人の朗読ボクサーが交互に自分の作品を、自分の身体全身

を使って朗読し、どちらの声と言葉が「より観客=他者に届いた

か」を、ジャッジが判定するのです。

だから、「声と言葉のスポーツ」、「声と言葉の格闘技」とも

呼ばれています。


映像作家で音声詩人の楠かつのりが、1997年10月に

日本朗読ボクシング協会を発足させて、「詩のボクシング」と

銘を打ち、二人の朗読ボクサーが交互に10ラウンド朗読して

闘うタイトルマッチが行われました。それが始まりです。

(今は、1ラウンドで決勝時が即興ラウンドを入れて2ランドです)


1999年7月には、楠かつのりが、独自のルールと判定方法

を考案し、日本朗読ボクシング協会のオリジナル企画として

一般参加の「詩のボクシング」トーナメント戦を始めました。

この一般参加の「詩のボクシング」トーナメント戦が、全国各地で

行われるようになり、今では「詩のボクシング」として広く認知さ

れています。


協会はこのように言ってますが、僕は、まだ「知る人ぞ知る」の

世界のように感じます。また、人によっては、詩の創作活動から

言えば、「まさに邪道!」と切り捨てる人もいます。

特に、即興戦を切り捨てています。

僕は、多くの人から「詩が愛される」様になるなら喜ばしい事と

思っています。


更に協会が言うには、朗読ボクサーの年齢も幅広く、10代から

80代までの老若男女が、自分の言葉を声にすることを楽しんで

います。

(「詩のボクシング」「声と言葉のボクシング」とは?を参照)


「詩のボクシング」の実践とは、、、。

遡ること20年の1997年10月、発足と同時に、第1回

「世界ライト級王座決定戦」が行われました。最後に残ったのは、

詩人で作家のねじめ正一さんと女性詩人の阿賀猥さんでした。

結果は、ねじめ正一さんが阿賀猥さんを判定で破り、

初代チャンピオンとなりました。

第2回大会では、そのねじめさんに谷川俊太郎さんが挑戦しました。

結果は谷川さんが勝利して、2代目チャンピオンとなりました。

この時、NHKは、それまではBS放送だったものを総合テレビの

2時間特番でこの大会を取り上げました。

おかげで脚光を浴びましたが、楠は活字のプロだけの朗読では限界

があると感じ出していました。そこで、1999年からは一般参加

のトーナメント戦をするようになりました。

そして、この「一般参加」の「トーナメント方式」の「対戦イベント」

が、メデイア受けして、全国に広まっていきました。


地方予選のルールと全国大会(16名)のルールは違いますが、

スポーツのボクシングと同じで、1ラウンドは3分です。

そして第2ラウンドは「即興詩」で、これも3分です。

でも、この即興詩の時間は、お題を出されて、考える時間も入れて

の3分です。これが一番の拝聴どころでしょうね。

(即興詩は邪道と批判する人は、うっちゃっておきましょう)

そして、その場で優劣が決まる判定の瞬間は、二人の朗読ボクサーは

勿論のこと、観客も聴衆も全てみんなの緊張の極みの時でしょうね。

全国大会は、この前は北海道でもありました。

いずれはあなたの県にも来るでしょう。


 自分を変えるために 

 ひとりからの出発のために

自分の言葉を声にしよう!

自分の「詩を肉声に」しよう!

         

あなたの町に来た、その時は、

是非臨場感あふれる生の「詩のボクシング」に参加したいですね。


「詩を肉声に」しよう!



           葉月太一でした。






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「詩を肉声に」!

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