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ヴァルテンブルクの末裔  作者: 銀月
0.序
1/27

1.ある古い物語より

古い、古い物語を語りましょう。




昔々、世界が混沌と暗黒に包まれていた時代、

己が慢心にまみれた力ある魔術師が、

奈落(アビス)の底より“力ある存在(デーモンロード)”を呼び出しました。


世界を包む混沌と暗黒に紛れ、

魔術師と“力ある存在(デーモンロード)”は多くの魔物を従え、

自らの喜びのために大地を血と暗黒で染めあげていきました。

毎日襲い来る死の恐怖に脅え、

人々は絶望に打ちのめされていたのです。


しかし、光宿す者が立ち上がり、

魔術師と“力ある存在(デーモンロード)”へ戦いを挑んだ時、

神々の奇跡と古い魔法と秘密の技によって、

ひとふりの剣が鍛えあげられました。


光宿す者は、長い、長い戦いの末に、

いつしか“英雄”と呼ばれるようになり、

“英雄”の掲げたひとふりの剣は魔術師を打ち倒し、

力ある存在(デーモンロード)”を奈落(アビス)の底へ追い返したのです。


血と闇と嘆きは大地から払われ、

人々が己の影に潜むものを恐れることも無くなり、

再び世界は光を取り戻しました。





 そして物語は唐突に終わりを告げる。


 誰も“英雄”の行く末を知らず、彼を助けた3人の仲間についても、物語には語られていない。


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