キャラクター設定
【1. 緋色希】※主人公
立場:高校生・主人公
性格:
内向的で感受性が強い
「愛せない自分」に苦しみ続けている
自分の価値を極端に低く見積もってしまう
特徴:
精神疾患を抱えている(具体名は明示されていないが、鬱症状に近い)
他人と関わることに罪悪感を持ちやすい
猫のミケに心を癒されていた
役割:
物語の主軸となる「壊れている自分と、愛せない罪」の象徴
周囲の“愛”に応えられず、最終的に自ら命を絶つ
象徴:不在の愛・自己否定・喪失感
【2. 朱音 類】
立場:緋色の恋人(同級生)
性格:
温厚で不器用、誠実
口数は多くないが、感情を強く持っている
緋色を本気で想っているが、その“重さ”がすれ違いの一因となってしまう
特徴:
創作活動をしており、小説を投稿している
緋色の心に寄り添いたいと思っているが、結果的に彼女を追い詰めてしまう
役割:
緋色が「愛せなかった存在」
本当は彼女を助けたいと思っていたが、救いきれなかった“もうひとつの被害者”
象徴:届かなかった愛・支えたかった存在
【3. ラベンダー】
立場:SNS上での相談相手(後に実際に会っている)
性格:
やさしく、共感力が高い
相手の立場に寄り添う言葉を選べる
少しだけ臆病だが、行動力も持っている
特徴:
ハンドルネームは「ラベンダー」
緋色とは深夜のメッセージのやりとりが多かった
最後に緋色の家を訪れ、彼女の死を知る
役割:
緋色の“最後の支え”だった存在
読者の視点に最も近いポジションで、エピローグを語る
象徴:やさしい共感・届かなかった手・生者としての証言者
【4. 篠原先生】
立場:緋色の通院先の精神科医
性格:
冷淡・ドライ・事務的
患者の内面に寄り添う気持ちがほとんどない
特徴:
緋色に「君は治る気があるのか?」と突き放す
最後には「普通の子ならもっと上手くやれる」と発言し、決定的な絶望を与える
役割:
社会的支援の“不在”を象徴する存在
緋色が自己否定を深める大きな原因のひとつ
象徴:医療の冷たさ・社会的理解の欠如
【5. ミケ】
立場:学校の裏庭にいた三毛猫
性格:
無言でそばにいてくれる存在
緋色の心のよりどころ
特徴:
名前は勝手に緋色がつけたもの(実際には名前はない)
緋色の心の空白を一時的に埋めていたが、事故死(暗示)によって姿を消す
役割:
条件付きの人間関係では得られなかった“無条件の癒し
喪失によって、緋色の心が限界を迎える
象徴:癒し・無垢な存在・失われるもの




