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あいつのこと

なかの2

3月8日

 健三とかいうやつが来るまでに、いろんな人がきた。友達に、同僚に、まぁいろいろだ。なんやかんやあって、職場への復帰は3日後らしい。

19:34

様子を見に来ていた母が、帰ろうと、ドアを開けた。

そのときちょうど、母以外の足音がなった。

健三「調子はどう?僕のこと、思い出してくれた?」

そいつは、近くのスーパーで買ったであろう苺を持ってきていた。

健三「好きでしょ?苺。それとももう、忘れちゃった?」

少し悲しそうだ。わたしの表情から、まだあまり思い出せていないことがばれたのだろうか。

健三「別に僕のことなんて忘れてもいいけど、少しくらい、思い出してくれてもいいんじゃない?別にいいけどね?」

 忘れているはずなのに、懐かしさは感じる。別に嫌いではなかったのだが、やはり、変なしゃべり方だ。そんなことを思いつつ、話をきく。

 それから、いろいろと話をした。前は5分くらいで帰ったのに、今回はやたらと長く居座っていた。

 もう時計の針が9をぬかしそうになっていた。

健三「そろそろ帰るよ。もう遅いし、預けていた子たちも見に行かないと行けないし。いつまでも君のお母さんに頼らせてもらうのは夫として申し訳ないからね。」

そう言うと、白い扉を開けていなくなった。

次に来るのはいつだろうか。

なかの2でした

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