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白い天井
はつ
20xx年3月4日 3時59分 黒咲 六羽 起床
上をみると、いや、前を見ると、そこは見知らぬ天井だった。なんてのはよくある話なのかもしれない。
それは、白かった。そして、暗かった。
起きて早々、消毒液の匂いを吸って、何とも言えない気持ちになる。
誰もいないし、誰も来ない。と、思っていたのに、ドアが開いた。
そこには、見知らぬ男が立っていた。
男「え、おきてる。」
まるでこちらを知っているかのような男は、どんどん大きくなっていく。
目の前まで来ると、まるでこちらが何かをしたかのようなめで見てきた。まだ喋ってもいないのに。
男「もしかして、記憶喪失?」
はつでした