Dragon Night
え?
クリスマスのこんな時間に、なんで小説家になろうを見ているんですか、皆さま。
え? え? え?
皆様、何してるの?(純粋無垢)
さて、特大のブーメランをぶん投げて始まりました、毎年恒例のクリスマス企画。
NiOさん、今年も暇なんだよ。
そんなわけで、今年は歌詞解説とか、してきたいと考えております。
最初は、皆様もご存じ、通称ドラゲナイから始めて行きましょう。
メジャーソングからですね。
それでは、クリスマスなど忘れて、盛り上がりましょう!!
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さて。
名曲ドラゲナイですが、最初の歌詞数行のみで、あんまりにも救われない世界を描くということに成功しております。
ー100万年に1度しか夜が来ない世界ー
これはひどい。
恐らく周囲の恒星や惑星が、全て太陽レベルの星なのでしょう。
そして太陽の数は3個や4個ではききません、そのくらいなら多分数年単位で夜が来ますからね。
100万年に一度となると、それはもう。
太陽が8個か9個くらいはある世界になります。
地球で例えると、水金火木土天海が全部太陽になったような恐ろしい状態。
なんでこんな星に生命が生まれちゃったかなあ。
赤道周囲は生き物が住めません。
生命が住めるのは北極と南極の2極点と、その周囲にかろうじて、という感じになると思われます。
となるとこの世界で起こっている戦争は、極点に住む部族と、その周囲に住む部族との闘いになるでしょう。
食料が豊富な極点に住む部族と、その周囲の痩せた土地に住む部族の戦争。
悲惨極まります。
どちらも、負ければ隷属か族滅。
食料戦争で、生存戦争。
さらに言うと、歌詞の内容から宗教とかもあるっぽいので、極点という聖地奪還の宗教戦争も呈しております。
しかも、この世界には夜が無い。
地球であれば、1日の半分は闇に包まれているので、戦争であっても強制的に戦いを辞めざるを得ないのですが、この世界には、それがない。
そんな、まさに『終わりの来ないような戦い』である、どうしようもない恐ろしい戦争のというのが、Doragon Nightの歌の背景にはあります。
さて、お話を進めましょう。
こんな世界にドラゲナイがやってきます。
100万年に1度。
まともな書物があるかも怪しい文明レベルなので、恐らく宗教による口伝とかだとは思いますが。
100万年に一度、夜が来る。
恐らくこの世界で夜を体験した人は一人もおりません。
ということは、分かっていても、皆、恐ろしいはずです。
だから、全員で焚火を焚いて、酒を飲んで、恐怖を消すために笑って踊るお祭りをするのでしょう。
見たこともない自然現象(月とか、星とか、ファイヤーバード(?)とか)の美しさに怯えながら、敵も一緒にその恐怖を乗り越えようとするんですね。
恐ろしい夜を乗り越えるという呉越同舟の状態になって、ようやく相手を見ることができるようになり、初めて敵にも敵の正義があることを理解する。
そして、『僕たちの戦いは終わるんだ!』と、どちらの陣営からともなく声が上げられるんですね。
……さて、皆さんは、どう思いますか?
本当に、僕たちの戦いは、終わるんでしょうか?
NiOさんは、そうは思いません。
これは、部族が滅亡するか否かの戦争であり、食料戦争であり、宗教戦争です。
どちらかが勝利するまでは、この戦争は終わらないでしょう。
それどころか、戦う相手にも戦う理由があると理解したことで、戦争はより悲惨になっていくと思われます。
それでも。
そんな悲惨な戦争の中に。
一瞬だけ生まれた『Doragon Night』という奇跡の夜が。
とても美しく感じることが、できるのかと、思われます。
酒の酩酊と、焚火の熱と、そして何より。
私たちがみんな知っていて、そして彼らが初めて味わったであろう。
夜の全能感が。
……きっと、彼らに、『僕たちの戦いは終わるんだ!』と、叫ばせたのかと、思われます。




