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~ドアを与え続けるショートショート~
いつも通りの朝、いつも通りの駅の改札を出る。
皆、慌ただしく歩く。汗を拭うサラリーマン、スマホを見ながら歩く女子高生。
そんな中、大学へと向かう途中、自分も友人に話しかけられる。
「なぁなぁ、聞いてよ、昨日曲がり角でぶつかった人、中学の頃の元カノだったんだよ!」
「えっ、そんな事ある?」
ーなんてこと…ありません?
我々の歩いてる道や過ごしている所には、常にドアがあるんです。
何も無くそのまま事が進むドア…。
予期せぬ事が起きて、突然崖に立たされるドア…。
何も難しい事は無いです。
驚くほど早く過ぎ去っていく短編たち。
私は、後者のドアを皆さんに与えるだけです。




