8-01-03 番外編 設定紹介3 太平洋に現れた新島
これは、本小説執筆にあたり作成された設定です。
お休み期間中、設定資料の公開をさせて頂いています。
太平洋の公海上に新島は出来ました。
できたと言うか、実際には慎二たちが検討して、そこに摩導シートを沈めて、そしてゆっくりと膨らませたのですが...
そこは太平洋プレートと呼ばれる、地球の内部にある巨大なプレートの上に有ります。
ところで地球にある大陸は、海面の高さで水平にカットされた線が、海岸線として見えているだけであり、もし海水の量が異なれば、見える地形は全く異なった物となってきます。
異次元の地球において、大地の形が異なっているのは、海水の量が異なる事が大きく関係しています。
次元によって、北極海の氷がすべて溶けた世界であったり、逆に海水が北極に集まり、巨大な山になっている事で、同じ地球ですが平均海水面が異なる事により地形の違いが発生します。
海水は地球の内部に流れ込まないのでしょうかね?
それとも、すでに地球内部はすでに水に満たされており、マントルは流体の中で動いているのでしょうか?
自分たちが知っている大地の形が異なると、同じ地球であるとは気が付かなかったようです。
さて、その島ですが、発見当時の小さな砂浜と小高い小山の時の設定図は以下の物です。
海水面にもこの後、隆起する砂浜が延々続いているため、超遠浅の浜であり、船では座礁するので、船外機付きのゴムボートで近づくことになる。
ゴムボートと言っても、レジャーで使うようなものではなく、インフレータブルボートと呼ばれるボートで、実際にはゴムではなく高強度の樹脂で作られており、軍隊や沿岸警備などでも使われている物だ。
この時は、なるべく諸外国の興味を持たさない状態の小さな島として出現させた。
実際には考えづらいが、たまたま砂が堆積した砂浜のみという島を出現させてみたわけだ。
なぜ考えづらいかと言うと、この周囲には火山帯はない。
その為に、海面ギリギリまで隆起している海底火山はなく、海面近くに砂の堆積が出来ないからだ。
まあ、謎だらけの地球なので、解らないことは、学者の先生が勝手に理屈をつけてくれると思っている。
実際、慎二の計画通り世の中は流れていったようである。
そしてその場所は場所は日本の東側である。
縦の青い線は地球の時差を24等分に引かれた線であるので、カノ島とは時差で2時間ほど異なることが判る。
また、カノ島の左下にマークが有るが、ここは南鳥島であり日本の領土である。
カノ島の週に赤い枠が有るが、これはカノ国のEEZの範囲を示している。
EEZはかなり広い範囲を排他的経済水域として主張ができる事に成る。
ちなみに、その南鳥島のEEZとカノ島のEEZの範囲が重なることは無い。
こうしてみると、日本と並べてみると、以外と日本に近く見える。
こうしてみると、日本は海洋に対してかなり大きな範囲を占めている事である。
太平洋として見た場合のカノ島は以下のような場所となる。
カノ島太平洋位置
太平洋も、中間に特別な島がないと広く感じるが、カノ島がここにできると、カノ島とハワイで、太平洋もいがいと狭いのかもしれない。




