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その一打  作者: 安坂 祐
9/18

八順目 Re Start

あれから約2カ月の月日が経った。

めぐるめくスピードで過ぎていったあたしの青春。

まるで夢みたい。1年の6分の1を麻雀牌と過ごすなんて・・・・・orz

そう、ここからあたしの『Re Start』が始まる。


千佳は大学への道をとぼとぼ歩いていた。

「あーやっと着いた、何でここはこんなにまで駅から歩くかね・・・」

「だったら、バスで来ればいいだろ」

「あ、藤村さん・・・・自転車なんですね」

 千佳は亮を見渡した。

「ああそうだよ。最近買ったんだ、なかなかCooLだろ」

「そ、そうですね・・・アハハ」

 千佳は苦笑いを見せた。

「井戸端会議はここまでにしてそろそろ行くか」

「そうですね」


部屋には部長と新井が待ち構えていた。

「来たね」

「遅かったじゃない」

「部長たちが早いんでしょ」亮が口を濁す。

「まぁまぁ、こういう日に限って早く来ちゃうんだよね」

「わかりますその気持ち」

「それでは行きましょうか」

「そうだな」




「ジャーン」

「あ、車・・・・」

「部長いつ免許取ったんですか?」

「つい最近だよ。テストも終わった後だったしね」

「これに乗ってどこにいくんだっけ?」

「・・・・・・」皆、口を閉じた。

「あれ、何でかな・・・・いけないこと聞いた私?」

どうやら新井は恐れを知らないらしい。

「それじゃ、みんな乗って」

全員車に乗った。



「ねえねえ千佳ちゃん、どこに行くんだっけ?」

新井が千佳に耳元で囁く。

「えーと、確か『青葉台大学』じゃありませんでしたっけ」

「そうそう、そこよ。名前が浮かばなかったのよね。聞いたこともないところだし」

「最近、出来たばっかりのとこらしいですよ。四年生がまだいないそうです」

「それじゃ、わからないね」

何故か新井は納得していた。

「おい、そろそろ着くぞ」

「見えますかね、右側の方。あれが『国立 青葉台大学』ですよ」

「へえー大きいですね」

「あそこが交流戦の舞台。あたしのスタートライン・・・・」

千佳は走る車内で気持ちが昂ぶっていた。

なんせ、自分にとって始めての大会だ。いつもの面子と楽しく打つなんてことが今回ばかりはまったく無い。実力と実力のぶつかり合いである。

 新たな感覚の到来を千佳は既に予見していた。




ここから、第二部です。

少し時制が進みますが、ここからが長いです。

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