四順目 想い
「今回はありがとうございました。見学のはずだったのに麻雀まで打たせてもらってしまって」
「いいや、気にしなくていいですよ。暇があったらまたきて下さいね」
「そういえば、村山さん。サークル加入の仕方分かります?」
新井が千佳に問う。
「はい、大丈夫です。大学側に加入届を書けばいいんですよね」
「その通りです」
「それじゃ、香魚行こう」
「う、うん」
「今日はありがとうございました!!」
2人は気分良く部屋を出て行った。
「いい娘だったね」
「そうですか?自分はただの見学だけと思っていましたが」
「あいかわらずキミは厳しいね」
「前々からそうです」
「あのさ、あのさ藤村はさぁ、村山さんみたいな娘どうなのよ?」
新井が熱い目線で亮を見る
「どういうことだ?」
「その・・・・タイプかってこと」
「まだ、会ったばかりなのにそんなことが言えるわけ無いだろ」
「そりゃ、そうだけどさ・・・・」
「さっ、この話はおしまいおしまい。俺もう帰りますから。それじゃ、お先に」
「あっ、逃げるのか!ずるいぞ!」
「気をつけてね、藤村君」
そうして亮もテッテと帰ってしまった。
「これからどうする千佳?」
「アタシの家来る?」
「えっ、いいの?行く・行く!」
「・・・・そんなに喜ばなくも」
そうして2人は千佳の家に向かうことになった。
「おじゃましまーす」
「ちょっと、狭いかもしれないけどくつろいで」
「へぇ・・・・ここが千佳の家か」
「アタシもついに独り暮らしよ、結構淋しいもんなんだから」
「それで千佳このアパートどうしたの?」
「親戚のツテでね。叔父さんが不動産業をやっているから安く譲ってもらったの」
「ねぇねぇ、私にも安くどっか譲ってくれないかな」
「分からないよ。でも今度会ったら行っておくわ」
「ところでさ、アンタ男の予定ないの?」
「無い」
「ぇぇ、だってせっかく自分の住処があるわけよ、実家じゃできないことたくさん
できるじゃない」
「それって、ここに彼氏を連れてくるってこと?」
「その通り」
「はぁ・・・・アタシもいい人いたらとっくにつれてきてるよ」
「あの、美形の彼は?」
「いや、だってまだ会ったばかりじゃない。それにね・・・・・」
「あれっ、これは図星かな」
「ぁぁもう、いいでしょその話は!」
「はいはい・・・・」
「まだ、それにあそこに入るとは決めたわけじゃないしね」
「それ、その話なんだけどアタシ麻雀同好会入ることにしようと思うの」
「えっ・・・」
「何かアタシ、あそこならうまくいけそうな気がするの」
「何を根拠に?」
「特にそういうのはないけど・・・・・まぁ要はフィーリングね」
「あっそうなら止めないわ。だけど、私はパスね」
「そっ、そう・・・・残念」




