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その一打  作者: 安坂 祐
18/18

十七順目 弱点を見つけだせ!!

〜東三局〜

ついに東場も終盤に差し掛かった。

親は前回準優勝の三橋夕菜となった。

「あの子、誰だ」

「おいお前知らないのかよ、前回の交流戦で女帝と死闘を繰り広げた三橋夕菜だよ」

といろいろ後ろから声が漏れていた。

この三橋という女、実力もさることながら頭脳明晰、スタイル・ルックスともに抜群。

眼鏡をかけたその姿はまさに天女のようと勝手に噂が広まってしまっていた。

そんな彼女を千佳も見ていたが特に何も無く終わった。流局である。


そんな状態が、続き序盤の一回戦はあまり見所も無く幕を閉じた。

最初を除き誰もあがれない―ということは実力がある程度拮抗していることをあらわす。

4人で読みあっているため自然と全員同じような待ちになったのだ。

「ふぅ・・・これじゃつまらないわ」

さすがの女帝もそう漏らしてしまうほど、陰湿な対局になった。

そして場面が大きく変わったのが2回戦目の終盤、南三局だった


〜南三局〜

「リーチです」

そういって点棒を出したのは例の三橋だった。

三橋はこのとき親―つまり当たれば取り返しのつかないことになる。

誰もあがっていないのだ、ここで大物手でもあがられたら溜まったもんじゃない。

『普通』なら降りて当然なのかもしれない。

だが、ここにいるものはそんな思考は無かった。

三橋がリーチがして少し経ってから、「リーチ」部長がリーチをかけた。

追っかけリーチといわれるこの瞬間。リスクを冒してまでも勝ちに行く漢の決断だった。

三橋と部長どちらに女神が微笑むのか、見ていた亮と千佳も背筋が凍った。

そして

「ロン」

牌を倒したのは部長だった。

「意外だな、アナタから出るなんて」予想外にも放銃したのは綾だった。

「三面待ち・・・やってくれるわね」

「まぁ、アナタなら出してくれると思ってましたけど」

「どういうことっ」

「見つけたんですよ、弱点を」

そういうと部長はニコッとして牌を崩した。


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