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退屈な日常1

西暦20XX年。江戸妖緋はとても退屈な高校生だ。

彼は本当に平凡でありきたりなどこにでもいる高校生。

退屈な毎日を只々過ごしていた。

毎日毎日訪れる平和な日々。

誰も殺されず、餓死せず、流行病もないそんな平凡な日常。

学校の成績も悪くない、スポーツも人並みにできる。

多くはないが本音を話せる友人もいる。

スクールカーストは低め。

できるだけ目立たないように周囲から妬まれないように、孤立しないように、空気を読み、退屈だが至って平和で平凡な日常を過ごしていた。

彼はいつも考えていた。

退屈な人生だと。

自分にはもっとできることがあるんんだと。

実は隠れた才能があって、それが開花し、突然プロ野球にスカウトされたり、勉強が急激にできるようになって、日本一の大学に進学できたり、自分が超絶美形だということが周囲から認められ、芸能界にスカウトされたり、きっとそんな日々が来るんだと思っていた。

絶対にあり得ない、でもそんな時がいつか自分にも起きるんではないかと。

そんな日々を妄想するただの中二病を引きずった高校生だった。

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