恋し
音沙汰なくやってくるさよならを 僕ら どう越えようか
後ろ髪ひかれる夜の波間 きみの唇はどう動いたろう
優しさだけじゃ 息苦しいから
思ってもない言葉で傷つけてみたりもするのさ
蹴飛ばした小石が弧を描いた
放物線は濁った水へ消えた
このまま 明日を待ってみようか
もしかしたら 背中 追ってこないかな
脈絡なく訪れる理不尽も いつか 僕が蒔いた種
後悔に潰れることもできず 僕の掌はまだ震えたまま
易しさだけじゃ味気ないから
願ってもない未来を引き寄せてみたりもしたけど
振り切ってたどり着いた場所に
寄り添ってくれる人はいなくて
蹴飛ばした小石を待ってみようか
濁った水は流れないが
蹴飛ばした小石が弧を描いた
放物線は彼方へ消えていった
濁った水が流れはじめた
もう一度 追いかけてみてもいいかな
ありがとうございました。