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5―家族が増えた日2

※12/7…メルカまでの時間を修正しました。




 ショーマとソラは3時間程歩いてメルカの入り口に着いた。


 街は木の塀で囲われ、入り口の門の上には物見櫓が付いている。交易の中継地の為そこそこ大きく、人の往来は比較的多い。(他の良く行く街に比べてね/byショーマ)


 ショーマとソラは入り口で簡易通行証を発効してもらい、街の中へ足を踏み入れた。


「じゃあウィスは先にフランツさんの店へ行ってて。この肉を売って、買い物をしたら行くから」


「はーい!」


 ソラは肉屋へ卸しに行き、ショーマは一人酒屋へ向かった。


 実はこの街のオバサマ方はショーマにメロメロ。孫や息子扱いならまだしも、アイドル的な立ち位置だったりする。道中で住人達に次々と声を掛けられては、いろいろな物を持たされるのが常だ。


「フランツおじさん。こんにちはー」


 ショーマは酒屋へ着くと店主へ声を掛ける。


「おぉウィス坊!久し振りじゃねぇか。これまたいろいろ持たされてるな。今日は親父と一緒じゃねぇのか?」


「父さんは今肉屋に行ってるよ。他の買い物が済んだらこっちに来るって」


「そうかそうか。今日は何が必要だ?」


「今日はね、弟の誕生日だから贅沢するの!だから、上等なワインとジュースが欲しいな」


 ショーマはにっこりと欲しいものを言う。フランツはビックリして動きを止めた。


「弟だってぇ!?いくつになるんだ?」


「3歳だよ」


「3歳になるのか!ちょっと待ってな。おーい、エリー!」


 フランツは店の奥へ声を掛けつつ床下へ降りていく。奥からエリーが出てきた。


「なんだい大きな声で呼んで。って、ウィスじゃないか!久し振りだねぇ」


「エリーおばさん、こんにちは!」


「見ない間に背が伸びたね」


「でしょー!!」


「エリー、ウィス坊の弟が3歳になるんだとよ!」


 フランツは床下でワインを吟味しながら声を掛ける。


「本当かい!?チェリーさんが全然来ないと思ったらそう言うことか」


「あはははは」


 実際、俺が変装魔法を開発してからは俺とソラさんの二人で街に行くから、サクラさんが行かなくても良かったって話だけど。そう言えば、最近は卵を置いて行けないからソラさんだけが来てたんだって。

 家を出る時にちょうど3年くらいメルカに行ってないってサクラさんが言ってた。


「でね、誕生日のお祝いの飲み物を買いに来たんだ!」


「そうなのかい。おめでとう!」


「ありがとー!」


 フランツは床下から上がって来ると、持ってきた物を机に下ろす。


「どっこらせっと。ワインはこれがいい。チェリーさんの好きなヤツだからなぁ。あとこれもだな。ジュースは弟も飲むだろうからこれがいいな。あんまり酸っぺぇと弟は飲めねぇだろ」


「それで良いと思う!」


 フランツは瓶が割れないように縄で括って持ち易くしてくれた。


「そういや、スカイさん遅せぇな」


「今日は贅沢するためにちょっと多めに狩ったからね。買い取りで時間が掛かってるのかな?」


「なるほどなぁ」


「そう言えば、ここのところスカイさんばっかりでウィスは来なかったけど、何をしてたんだい?」


「俺?魔法学校行ってた!」


「え!?ウィスは魔法が使えるのかい!?」


「簡単なやつだけね。ほら、これが杖!そんで、ライト!」


 ショーマは得意気に杖を取り出すと、ライトを唱えた。


「ほぉー、杖が光ってらぁ!」

「ほんとだねぇ!」


「へへー!すごいでしょ!」


「あぁ、すげぇや!俺ら平民は貴族様と違って魔法が使えないからな」


「俺も平民だけどね?たまに使える人もいるらしいよ。クラスメイトもみんな平民だったし」


「それにしてもすごい事だよ?ねぇ」


「うんうん。ウィス坊が出世してもウチの酒屋を贔屓にしてくれよな」


「あはは。こんな初期魔法じゃ出世なんて出来ないよー。ほら、こんな事も出来るよ!」


 ショーマは色々な魔法を見せて、その度にフランツとエリーは驚嘆していた。


「こんにちは。お久し振りです」


 ソラが酒屋へやってきた。手には野菜や加工肉などいろいろと持っている。こちらはショーマと違い、きちんと購入したものだ。


「おぉ、スカイさん。いらっしゃい」


「ちょっとスカイさん!ウィスから聞いたよ!もう一人の息子が3歳なんだって?どうして今まで教えてくれなかったのさ!!」


 エリーはソラに詰め寄って問い質す。ソラは用意していた理由を伝えた。


「すいません。僕らの村では3歳まで外界から隠す仕来たりなもので」


「そういや、そんな村もあるって聞いたことがあるねぇ」


 エリーは心当たりがあったのか、納得した様だ。


「そのうち連れて来ますよ」


「あぁ、待ってるよ。チェリーさんにもよろしく言っておくれよ」


「わかりました。伝えます」


「スカイさん、ウィス坊からワインとジュースって言われて用意したが、これで足りるかい?」


「そうですねー、ワインをあと2本ほど頂けますか?銘柄はお任せします」


「あいよ。ちょっと待ってな」


 フランツは追加で2本ワインを用意して、更にジュースを1本おまけにくれた。


「ありがとうございます」


「いいってことよ!また来てくれよな!」


「またねー!」


 ショーマとソラは洞窟へと帰って行った。




  ◇◇◇




 ショーマとソラが洞窟へ帰ると、ミツキが一人でヒスイの子守りをしていた。


「ただいまー。って、うわぁー、ミツキが大変な事になってる」


 ミツキはヒスイに尻尾を持たれたまま耳も引っ張られている。見るからにすごく痛そうだ。彼は若干涙目になっている。


『ソラ殿、主、助けてくれっ』


「あれ?サクラと女神様は?」


 ソラは荷物をテーブルに置くと、ヒスイをミツキから外しながら聞く。ミツキは尻尾の毛並みを整えながら答えた。


『二人は果物を取りに外に出掛けた』


「そうか。ショーマ、ヒスイの面倒をみてくれる?」


「いいよ。夕食までに戻れば良い?」


「そうだね、サクラには言っておくから。ヒスイ、お兄ちゃんと遊んでおいで。ミツキは手伝って」


「はーい!にーちゃんいこー!!」


「うん!じゃ行ってきます!」


 ショーマとヒスイは森へ向かった。





朝木  「うわぁー!やってしまったー!!」

ショーマ「どうした!?」

朝木  「ウルシとルリの子をアオイって名前にしたでしょ?」

ショーマ「そうだね」

朝木  「葵色って紫色だったの!ずっと青だと思ってた…」

ショーマ「今から名前変える?」

朝木  「いや、アオイちゃんって名前可愛いからそのままにする」

ショーマ「そっか…ボソッ(だったら言わなきゃいいのに)」

朝木  「聞こえてますよー!!」


 葵色、ずっと青系だと思ってました( ´△`)

 シッカリ確認しないとダメですね。



 メルカ、今後重要になる予定かな?

 断言はしません!

 すぐ予定が何処かへ行ってしまうから。

 …自分のせいなんですけどね(ー_ー;)



 次回、ショーマが兄ちゃん!です。笑

 兄弟仲良し(///ω///)♪



 応援して頂けると嬉しいです(^^)

 訪問だけでも大感謝(^^)/



 ブックマーク増えました!

 記念すべき20人目です!

 応援ありがとうございます♪ヽ(´▽`)/


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