↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/263

1―実家でのんびり1


※10/31…最後、場所移動を追加しました。




「ふわぁ。サクラさん、おはよ」


 ショーマは日が大分高くなってきた頃に起きてきた。サクラはダイニングで裁縫をしている。


「おはよう。夜中どこかに出掛けてた?」


「うん。ちょっと問題が発生して、一時間ばかりシャインレイに」


「大変ね。身体は大丈夫だった?」


「うん。特には。魔法使いまくったから、なんとなく身体に魔力が馴染んできた感じがするかな」


「そう。今はあまり無理をしてはダメよ?」


「はーい。ところで何を作ってるの?」


「ショーマの服よ。身長が伸びて今までの服はズボンの丈が合わなくなったでしょ?これくらい長ければ大丈夫かしら?」


 サクラはショーマにズボンを当てる。


「うん!バッチリだね!ありがと!

 そう言えばさ、卵っていつ孵る予定?」


「うーん。あと半月くらいかしら」


「じゃあ、ソラさん達も間に合うね!

 さて、倉庫の片付けをやってくるかな」


 ショーマはぐいっと一つ伸びをしてやる気を出した。


「別にすぐ片付けなくても良いのに」


「後回しにしたら放置しちゃいそうだからさ。今の内にやっておくよ。荷物もちょっとだし」


「そう。起きているのが辛くなったら部屋に戻るのよ?」


「わかってるってー。ご飯の時間になったら呼んでね」


 ショーマは洞窟の奥にある倉庫に入っていった。




  ◇◇◇




 ショーマは倉庫に転移させた荷物の整理を始めた。


 この教科書は倉庫の本棚に。あ、この本は部屋に持っていこう。魔法の効率的な使い方なんて本もウチには有ったんだね。これをシドさんが昔書いたのか。凄いよな。


 ショーマは幼い頃に女神から貰った本を感慨深げに眺める。

 少ない荷物をさっさと片付けて、ついでに倉庫の掃除も始めた。


 てか、そろそろ本物の剣を持ちたいなー。あの木剣も良いんだけどさ。やっぱ憧れるじゃん?せっかく剣と魔法の世界に来たんだし!この剣とかちょー好み!って重っ!!俺はまだまだ修行が足りないのか。筋トレしなきゃな。

 魔法だったら・・・あ、隠密系の魔法を開発して忍者になるってのも捨てがたいね。修学旅行で行ったなー。京都の忍者屋敷。懐かしいなー。

 この世界ならどっちかって言うとスパイかな?まだダンディーなおじ様には程遠いから、とりあえず不可能にでも挑んでみる?ってか。


 ショーマがいろいろ妄想しながらハタキで掃除をしていると、扉口からサクラがひょっこり顔を覗かせる。


「ショーマ、ご飯よ。って、掃除までしてくれたの?ありがとう」


「えへへ。どうせ身体が本調子になるまで暇だしっ!」


「そう。無理はしないでね」


 ショーマはサクラと昼食を取ると、疲れたのかまた寝てしまった。




 そんな感じでのんびりと過ごしていると、段々と魔力が身体に馴染み、3日も経つ頃に魔力制御を使える様になった。




  ◇◇◇




 ショーマはサクラの手伝いで、ダイニングで栗の皮剥きをしている。渋皮煮を作るらしい。

 サクラはキッチンで先に剥き終わった栗を煮始めている。扱っている鍋はまるで業者になったかの様に巨大だ。


「ただいまー!」


「あら女神様、お帰りなさい」


「おかえりー」


 ショーマは女神を見ると、手元に視線を戻し素っ気なく返す。


「ショーマ君もお帰り!学校は楽しかった?」


「結構楽しめたよ。てかさ、ナタリーさんが熊人族(くまびとぞく)なの言い忘れてたっしょ」


 ショーマは黙々と栗の皮を剥いている。


「あ、ごっめーん!完全に忘れてた!」


「はぁ。いつも思うんだけどさ、キッチリシッカリ説明してから物事を動かしてよね」


 ショーマは女神を一瞥すると、また栗に向き合った。


「だから、ごめんて。今度からは気を付けるよ!」


「ホント頼むよ・・・」


『あぁ、ショーマ帰ってたのか。お帰り』


「あ!ソラさん!ただいま!あと、お帰りなさい!!」


 洞窟にソラが入ってくると、ショーマは栗とナイフを置いて、ソラの元へ駆け寄った。


「私の時と全然対応が違う・・・」


「え?当たり前じゃん。ソラさんは父さんで、女神様は上司だから」


「それはそうだけどー。なんか納得できなーい」


「そんなこと言われても」


『まぁまぁ。女神様、早く帰らなくていいんですか?遅刻しますよ?』


「そうだった!じゃあまたね!」


 女神は慌ただしく帰っていった。




  ◇◇◇




 今日のショーマはサクラと共に近くの村へ向かっている。先日業者のように作った渋皮煮を携え、穀物や野菜の種や手芸品など、ドラコンの縄張りでは入手困難な物と交換する為だ。

 サクラの作る果実の砂糖煮(ジャム、甘露煮など)はソラの仕留めた動物と共にドラコン一家の立派な収入源になっている。




 ショーマは村から戻ると、ソラの元へ向かう。ソラが寝ている事を確認すると、木剣を構えソラに向かって振り下ろした。

 ソラは木剣が当たる前に目を開き、易々と躱した。


「ちぇ。寝てるソラさんなら一撃入ると思ったのに」


『ショーマ、悪戯で人の寝込みは襲ってはいけないよ?それとお帰り』


「ただいま!早速だけど、剣の稽古しよ!」


『あぁいいよ。ちゃんと向こうで練習してたか確認だね』


 そう言うと、二人は広場へ移動した。


 広場へ着くと、ソラは人化してショーマと対峙する。




「はぁー。一撃も当たらない」


「それでもちゃんと練習はしてたみたいだね」


「やってたよ!ソラさんに勝ちたいし!」


「そう簡単には負けないよ?」


「わかってるよー。まずはミツキに勝つ!」


「頑張ってね。あ、近々遊びに来るって言ってたな」


「ホント?じゃあ、相手を頼んでみようかな」


「いいんじゃない?」


 二人は喋りながら洞窟へと帰っていった。





朝木  「ショーマ、なんでこの前来てくれなかったの?」

ショーマ「え?寝てたし」

朝木  「女神様も来てくれないし」

女神様 「私に会議を抜けてこいと?」

朝木  「魔法学校編と卒業編が終わったからお祝いしたかったのに!」

ショーマ「そう言われても」

女神様 「終わった事だからね」

朝木  「あの感動を分かち合いたかった!!」


 のんびり、ゆっくり、まったり…そんなほのぼのとした日常をお送りします。たまには良いでしょ?え?いつもだって?

 否定出来ない…(((・・;)



 次回は懐かしいあの人たちが出ます!



 応援して頂けると嬉しいです(^^)

 訪問だけでも大感謝(^^)/



 ブックマーク、頂きました!

 いつも応援ありがとうございます!

 やったあぁぁぁ ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。